素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)

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制作 : Philip Roth  中野 好夫  常盤 新平 
  • 新潮社 (2016年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (697ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102200414

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素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 終始野球の話のようでいて、ほとんど野球の話ではないともいえるのだが、原題は「偉大なアメリカ小説」、なるほどね。
    膨大な風刺、言葉遊びやパロディ、アメリカの社会や米国文壇を笑え、という志向。荒唐無稽すぎて、野球に興味がなくても感心しながら読めたものの、その「ノリ」はいまいち面白がれなかった。

  • 『素晴らしいアメリカ野球』は、解説の井上ひさしが「馬鹿のバイブル、爆笑の爆弾」と表現したような、めちゃくちゃな長編小説だ。あるいは、本書の帯にある「米文学史上最凶の悪ふざけ!」とのキャッチコピーがまさにふさわしい、やはりとにかくめちゃくちゃな小説だ。

    この小説は、アメリカの偉大さ、強さ、正しさへの幕引きを図った物語ということだが、正面切って「その理念は本当に正しいのか?」などと、真面目に異議申し立てをしているわけではない。一見すると、ナンセンスと悪ふざけにあふれた小説のように見える。

    だから、どのあたりがパロディであり、悪ふざけであるのかを完全に把握し、理解しているのかと問われると、そのあたりはまったく自信がない。同時に何を告発し、何を暗示しているのかということだって、想像や推測の範囲を出ない。

    だからこそ、ナンセンスと悪ふざけの濁流に身を任せて、一気に読むことをお勧めする。背景や元ネタを知らなくても、そこから教訓や変化や成長を読み取らなくても、過剰に押し寄せてくるナンセンスと悪ふざけの濁流にただ身を任せることでしか得られない類の読後感というものがあるはずだからだ。

  • 大学でアメリカ文学勉強している人にオススメ。
    モビーディックや緋文字やヘミングウェイなどとにかく巨匠のパロが目白押し。
    最高に面白かった。

  • 翻訳では「素晴らしいアメリカ野球」だけれど、原題は「素晴らしいアメリカ小説」。そのくらい翻訳の難しい話だし、虚構の塊だし(一応、最後の最後で野球ではなく小説と言えるようになるけれど、ほぼ全編、アメリカ野球の話)、この小説、アメリカでどのくらいの人が読んだんだろう。同じようにメルヴィルの「白鯨」をアメリカでどのくらいの人が読んだんだろう。まして日本で「白鯨」を読み終えた人の数は知れていると思う。
    それにしても読むのが困難な文章ってあるんですね。いやはや。

  • 架空の野球チームの物語ってことで「ユニヴァーサル野球協会」を思い出したりもしたんだけど、読んでる最中に思い出したのは「愉楽」かな。障碍者の扱いがひどくて「怒られるだろコレ」という点で。野球好きとしては「おもしろいけど、もう野球関係なくね?」という部分の不満は伊坂の「あるキング」を思い出したり。送りバントをせずにエンドラン多用理論は「マネーボール」より先に行ってるな、とも思った。あれはある種の定説なんかな?
    ということで何かもう一つハマれず。荒唐無稽過ぎる?いや、荒唐無稽でもええねんけど何やろな…
    あと、井上ひさし解説。井上ひさしって吉里吉里人くらいしか読んでないけど、この解説は高橋源ちゃんっぽかった。いや、高橋源ちゃんが井上ひさしっぽいのか?

  • 偉大なるはちゃめちゃ?
    アメリカの巨大なカリカチュア?
    んー、あまり乗れなかった、、、
    村上柴田の推薦がなければ読まなかったな。

  • 問題のある選手たちで構成される放浪球団のお話。とにかく話がどんどん広がり続けていく。面白い部分もあるし、だれてくる部分もある。
    アメリカ文学についてよく知っていればもっと楽しめる作品だろうなぁ…と思う。
    あと柴田元幸が注釈。

  • 「悪ふざけ」と評sれているけれども、悪趣味とのぎりぎりの線まで行ってしまうところがアメリカらしいということだろか。その一方できちんとっ文学的んい評価されているところが凄い。日本では小林信彦とか筒井康隆なんかがやっているけれども、お遊びという評価にとどまっているところが悲しい。

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素晴らしいアメリカ野球 (新潮文庫)の作品紹介

偉大なるアメリカ小説、そいつを俺は書いてやる! 老スポーツ記者が語る、ジプシー球団マンディーズの放浪記。アル中の一塁手や片脚の捕手、最年長52歳の三塁手など、弱小ナインが次々と珍記録を樹立し、あげく反米スパイ事件の汚名を着せられて……。アメリカの夢と神話を痛快に笑い飛ばしたアメリカ文学史上、最凶の大問題作が、村上柴田翻訳堂シリーズで禁断の復刊!

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