ガラスの靴 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102200964

作品紹介・あらすじ

まま母と二人の義理の姉にこき使われても明るく暮らす16歳の少女エラ。お城から舞踏会への招待状が届くが、まま母の意地悪でエラは留守番。悲しみに暮れる彼女に、美しい妖精が魔法をかけて――。輝く宝石と煌めくドレス、珍しいご馳走、不思議な道化、無邪気なダンス、極上の砂糖菓子、そして王子のキス。夢のように魅惑的な言葉で紡がれた、ときめきと幸せが溢れだす永遠のシンデレラ物語。

感想・レビュー・書評

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  • おなじみのシンデレラの話に肉付けしたもの。キャラクターも生き生きと描かれ、魔法使いの現れ方や舞踏会での王子様との過ごし方などの演出も嫌らしくなくまとまっている。

  • 主人公のエラが先入観より遥かに幼かったので驚いた。
    恐らく15歳前後だろうか。
    父親の不甲斐なさが嫌に鮮烈で悲しい。
    全てが夢だったと思わせる現実味のない結末で誤魔化された感が否めない。
    所詮は子供向けの御伽噺だと捉えれば問題ないが世界が雲散霧消するエンディングに不満を持ってしまった。

  • 2020.03.05

  • ふたりの姉、アレスーザとアラミンタ、の登場シーンからしてどぎつい。 いやなやつ!みにくい!と思うように描写されている。
    童話と大人向けの話を分けるのは、ひとつにはこういう、わかりやすく読み手を導いているかどうかなんだなぁ。
    シンデレラというお話について解説に書かれていたようなことは初めて知った。ペローのものかと思っていたけど、違うんだ。
    ファージョン版のシンデレラ、エラは私が抱いていたイメージより積極的で、王子様に自ら向かっていくほどの気持ちがある。不遇な境遇を嘆いて卑屈になるのではなくて、日々を楽しもうとしている。
    大事に思っていたものたちが、まま母からエラを助けてくれるところも良かった。

  • いわゆるシンデレラの物語です。グリム童話のシンデレラは最後が怖いけど、ファージョン版は痛快で本当にうっとりときめきます。こっちの方がいいです。

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