ハイ・フィデリティ (新潮文庫)

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制作 : Nick Hornby  森田 義信 
  • 新潮社 (1999年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102202111

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ハイ・フィデリティ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • この文庫、すでに絶版になっていて、ネットで手に入れた。
    同タイトルで映画化もされているんだね。

    小説内に登場する膨大な音楽コレクション(とウンチク)
    ほとんどわからなかったけども、それでも楽しめる。
    古い小説かと思ったけども、ニルヴァーナ(Nirvana)のレコードも出てきたりして、それに反応してしまう自分が面白かった。

    ちなみに、主人公は35歳の音楽ジャンキーで、ロブの一人称小説となっている。
    男の哀しいサガ、ダメダメな人生がずーっと綴られている。

    何となく、ライ麦を思い起こすような純真さも感じる。

    音楽に没頭し、しがないレコード店を営み、常にウンチクを語る・・・
    しかし、人生は自分の思うモノとは解離しており、恋人ローラも逃げていくありさま。
    そのローラに対する想いも、かなりひねくれていて、その有様も惨憺たるもの。

    終盤にかけて、恋人と人生を取り返すような爽快なストーリーになっている。
    今の自分の年齢ともかぶり、感慨深く読むことができた。

    ちなみに『フィデリティー(fidelity)』を辞書で引くと
    1)約束や義務などの厳守。
    2)忠実。忠誠。
    3)迫真性。正確さ。
    4)オーディオ装置で,再生の忠実度。原音を再生する正確さ。

    なるほど!

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    彼女のためにテープを編集したこと、ありますか?彼氏からそんなテープを贈られたこと、ありますか?この本は、そんな貴男とそんな貴女のための小説です。もうからない中古レコード店を営むロブと、出世街道まっしぐらの女性弁護士ローラ。同棲の危機を迎えたふたりは、どんな結末を迎えるのでしょうか。英国だけで百万部を突破した話題のベストセラー、いよいよ日本に上陸です。
    ----------------

  • 名著。
    歳を重ねる毎に面白くなる。

    音楽とみじめさ。
    どっちが最初に存在していたのか。

    名文だと思う。

  • 映画も素晴らしいが小説もまた素晴らしい。
    なんだかいとおしい。

  • 2009.1
    再読。
    8年ぶりに読み返してみた。
    前は人間性よりも感性、という考えとかオタクっぽさに大いに共感してたけど、
    「大切なのはどんなものが好きかではなく、どんな人間であるかだという気がしている」に今では共感している。
    ここでも「気がしている」とまだ言い切れないところが彼の弱さであり愛すべき所だったりして。
    解説をじっくり読んでみるのも面白い。

  • 大好きです。映画を先に見てしまったのだけど、やっぱりニック・ホーンビィの小説はいいなあ、と思う。バカでどうしようもない感じとか。なんか強迫観念っぽいところとか。偏執的なところとか。考え出すと止まらなくなる感じとか。私は知らない名前もとても多かったけど、音楽好きならより楽しめるのかも。好きな人にテープを作りたくなります。

  • Them magazine 2015年春号(通巻第5号)「Out of Nineties」特集で90年代のものを紹介するページで紹介されているのをみて読んだ本。90年代の本・映画・音楽は「うるさいよばかだるいんだよってかお前誰だよ」みたいな空気が各作品に通底する特徴のような気がしていて、それを魅力に感じている。競争を続けることがしんどくなって降りるようなテンションが日本だとゆとり世代につながっていったのかも知れず、90年代カルチャーが未だに古びないのは当時のテンションが今につながっているからのような気がする。この作品はほどよいぬるさが読みやすい。

  • 映画を語る会で原作になった本を先輩からいただいたので
    読んでみた。どうやら絶版で今はどこにも売ってないようです。
    で、早速読んでみた。
    最初なんだこれは!ロブ(主人公)がやたらめったら
    昔の女に対する(歴代彼女たち)ただのストーカー話じゃないか!と。
    もう感想といえば、それだけだったけど
    読んでいくうちに、あぁなんて不器用というか
    なんかどうしようもねぇな!
    でもまぁしょうがねぇな!みたいな謎のあれ。
    ロブが言うベスト5の意味とてもわかる。
    イベントでかける好きなベスト5と
    自分が好きなベスト5は全然違うもの。
    それにしても
    好きな人にカセットテープいいですね、
    貰ったことないけど。
    なんだよ、結局ローラとより戻していい感じじゃないか!と。
    むしろローラがいい女すぎる。私だったら絶対無理。

  • 主人公のセンスが異常に良くそれにこだわる。
    センスだけで生きる男という生きかた,それが出来る文化、そして国……
    途中からセンスひけらかし大会になってストーリーにあまり起伏がなくなったのは良くなかったかな

  • ぼくは(敵視されている)A・ガーファンクルもM・ゲイどちらも聞かないですが、それでも主人公の趣味というのはよく分かる。これがヴィンテージ・ヴァイナルの世界ってやつでさあ…新品CDだけ、では築けない世界なんですね。「ベスト5で他人の価値を測る」のはどこかで終わるはずなのに、36歳の今でもそれは変わらない。日本の若者向けにもこんな漫画や小説はたくさんありそうですが、それらよりはるかに優れているのは、ローラの存在ですよ……この複雑な人間性への戸惑い。英国アイロニーを楽しむ、でもいいですしね。

  •  愕然とするほど情けない、音楽オタク三十男の物語。もう全オタク必読の書だとわたしは思っていて、力一杯おすすめします。
     イギリス的露悪趣味に満ちているという意味では英国文学の正統なる後継者であるとも思いますね。翻訳も、一人称小説にふさわしく軽やかで読みやすいです。

  • 男性のダメなところを余すことなく文字に置き換えることができてて、とてもすばらしい作品だと思った。たまに読み返すのだけど、文庫がもう絶版になっているみたいで悲しい。

  • 映画も素晴らしい。
    人を大事にすることの大切さを痛感

  • 俺が読んできた今までの小説の中で、最も主役がどうしようもない奴である小説です。
    ちなみに俺も葬式にかける曲トップ5ぐらいだったら作れる地震がありますし、買った順番に曲を並べることだって出来ます。えー、同類か。

    ローラは良い女ですな。
    俺も勝手にDJイベント企画されてみたい。

  • 歴代の彼女について延々と語る。その不毛さが大好き。
    楽曲リストがそこかしこにちりばめられているんですが、グラムロックが好きな人はどうもニヤニヤするらしい。私はよく分からないけど。昔専門学校に通っていた頃好きだった人もこの本を読んでた。私に彼セレクトのMDを一枚くれたのを覚えてる。今どうしてるんだろう。彼を一緒に思い出す一冊。

  • 思わずニヤリとさせるユーモア満載。ラストは映画のほうが爽快感があったけど。また映画の方を観たくなった。

  • やっと、読み終わった。。。好みの音楽の情報がこれでもかというほど登場するので、いちいちYouTubeに動画探しに行ったりウィキペディア調べに行ったりw。全然進まない本です。
    内容については、主人公ロブのだだ下がり状態に我が身の経験から共感する部分もあるものの、この年になるとそのあたりはひと山もふた山も乗り越えてきているわけで、「まあ、そんなこともあるよね」という感じが正直なところ。ひとえに音楽情報源として有益かつ面白かった。

  • イギリスで中古店を営む元DJのロブは今日、同棲していたローラに、上の階の男と共に去られた。恋をしては捨てられ、だけど次に会う人こそは運命の人なんじゃないかという考えが捨てられない。
    だけど、ストーカーまでして何故か必死に取り戻そうとしていたローラが、あなたといないことに疲れた、と戻ってきたのに、また新たな恋をしそうになった時、繰り返さず、先に進むべきだと気付く。
    音楽知識満載のだめな30男の小説。解説も楽しい。

    50年代生まれ(親世代)の膨大な音楽知識に私は半分も追いつかないけれど、楽しかった。こうやって新しい恋をすることに疲れていくんだな、とちょっとげんなりする部分もあったけど、ロブという人間がとてもよく描かれていて作者の筆力に感じ入る。

  • 文化系男子の鏡になる本。

    感情に沿った語りかけるような文体で親近感が湧く。

    映画を見てからだったので、
    ジョンキューザックで脳内再生されて楽しめた。

  • 大好きな本。音楽好きは必読。映画も良かった。

  • そう言えば本もよかった。

  •  映画は好きなんですけど、原作は初めて読みました。
     なんというか、読んでて音楽が脳内に響いてこないことが残念。なんでだろう、訳のせいか?
     その代わりに女性関係ばかりが際立ってしまって、映画ほどには、音楽ファンとして共感を覚えなかった。

  • 全ての音楽オタクが読むべし。

    何でイギリスのダメ人間はソウルミュージックが好きなんだろう? サザン、フィリー、何でも聴くよね。
    ビートルズは懐かしい玩具みたいなものという一節にとても共感。

    映画ではGot to Get You Off My MindがLet's Get it Onになっていて、まあそれはそれで。

  • 愛する気持ち それは理屈じゃなくて
    正しくもない 100%ナマな感情だと気づかされました。

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