スナップ・ショット (新潮文庫 赤 205-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102205013

感想・レビュー・書評

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  • F15、F16計14機のイスラエル空軍機が、1981年6月7日、シナイ砂漠の基地を飛び立った。標的はイラクの原子炉タムーズ1号。
    作戦は見事に成功する。
    その陰で、一枚のスナップ写真に命を賭けた男がいた。デイブ・マンガー。
    一度はカメラを捨てた天才的戦争写真家が帯びた密命とは……


    デイブ・マンガーがとても魅力的なのです。
    人間誰しも、心に頑丈な囲いを必要とするときは必ずあるし、でも、いつかはそれをこじ開けて現実世界に復帰しなければならない。
    マンガーには7年ほどの歳月がかかりましたが、いったん囲いの外に出たマンガーはまるで別人のように内面的にも充実し、かつ、カメラマンとしての腕前も最高で、危機に瀕したイスラエルのモサドのスパイとして彼以上の人物は考えられません。
    マンガーとルース、ウォールターとの関係もまた微妙で面白く、単なるスパイ小説とは言い切れない、人間の本質に踏み込んでいくストーリーです。

  • 面白かったと思うんだけど、トラウマ抱えたカメラマンが、、どうなるんだっけ(笑

  • ノンフィクション・ノベルだったと知ってびっくり。

  • 熱い男の話です。スパイとなり命をかける戦場カメラマン。
    寡黙な主人公がかっこよすぎました。

    導入が長く、最初は辛かった話も途中一気にスピードアップ。
    一気に読んでしまいました。

  • いい

  • 最初に読んだA.J.クィネルの作品、彼の最高傑作だと私は思っている。女性同士がトイレの中で繰り広げる死闘の描写は映像を見る以上の臨場感を覚えた。これは翻訳者(大熊栄氏)の技巧も大きく寄与していると思われる。FM-NHKでラジオドラマ化された。次は映画化されること強く希望する。
    【参考ウェブサイト】
    A. J. Quinnell - Wikipedia, the free encyclopedia
    http://en.wikipedia.org/wiki/A._J._Quinnell
    作家 A・J・クィネル A. J. Quinnell
    http://www.ne.jp/asahi/kitora/shu/books/j-ajq.htm
    A.J.Quinnell @ Tony Mortlock's Home Page
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell.html
    MY VISIT TO GOZO AND A. J. QUINNELL
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/gozo.html
    A. J. Quinnell - Biography
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell-biography.html
    A.J.クィネルの若かりし頃の映像↓↓
    Philip Nicholson (A. J. Quinnell).wmv
    http://www.youtube.com/watch_popup?v=nxsrnmMTD5s#t=82s&vq=small
    そして、写真など
    Ghajnsielem.com - Philip Nicholson (A. J. Quinnell)http://www.ghajnsielem.com/biographies/index.html
    http://www.ghajnsielem.com/biographies/philipnicholson.html
    http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/
    http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/images/197493/65.jpg

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