小公女 (新潮文庫)

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制作 : Frances Hodgson Burnett  畔柳 和代 
  • 新潮社 (2014年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102214039

小公女 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 新訳の「秘密の花園」が面白かったので、
    こちらも買って読んでみた。

    持っている本は、伊藤整先生の翻訳!

    そうそうたるメンバーで児童文学も翻訳していて
    昔は気合い入っていたんだな、なんて思ったけれど、

    もしかして昔は翻訳する人の数が少なかったのかしらん?
    (今で言う一流の人しかいなかったの?)

    伊藤整先生の翻訳ではとても丁寧な言葉遣いのベッキィちゃんは
    畔柳さんの翻訳では乱暴な言葉を使うベッキーちゃん、だった!
    (でも多分それが原文に忠実なのでしょうね)

    意地悪ラヴィニアは同じくらい意地悪、
    でもその仲良しのジェッシィは新訳では
    ラヴィニアのお追従はしているけれど時々賛同しかねたり、
    皮肉を言ったり、そんなに悪い子じゃない、
    と言うのがわかった。

    ベッキィちゃんが誕生日プレゼントをくれるところと、
    セーラがパン屋さんへ行くところと、
    隣の家へ行ったセーラを捕まえに
    ミンチン先生が乗り込んできてギャフンと言わされるところなど、
    好きなシーンは他にもいっぱい。

    小学校3・4年の頃、楽しく「小公女」を読んでいたら、
    母親があらわれて「あんた、小公女みたくベッキィちゃんに
    お布団とか食べ物分けてあげられるの!?」と言われ、
    ギョッとなって「う~、どうだろう?」としばらく悩んだ。
    (うちの母親は何かと説教を絡めてくる癖があるのだね)

    今や私も吃驚するほど大人になり、経験を積み(自分比)
    はっきり言えます、
    こんなに仲良しのベッキィちゃんでしょ?
    わけてあげられますとも!

    でも、ベッキィちゃんは偉いわ。
    過酷な環境でもひねくれず、一心に慕ってくれる…
    ベッキィちゃんがいなかったら、とっくに駄目だったわ…
    (と、急に勝手にセーラの気持ち)

    同じ本でも、訳す人によってとても変わるよね。

    「高慢と偏見」の翻訳読み比べが趣味の私、
    新潮版も新訳になってるのを知っていたけれど
    あまりにも家にありすぎるからちょっと保留にしていたけれど、
    やっぱり買って読むかな?

    同じ振り付けでも、
    吉永小百合さんが躍るのと、夏木マリさんが躍るのじゃ、
    全然違うダンスになるものね。
    (この例えはあっているのかな)

  • 子供ながらに考え方、礼節もしっかりしてるセーラ。どんな逆境だって、持ち前の妄想力もとい空想力で自分を見失わないようにしてて本当に強い子。私もリトル・ミセスを見習わなければ。

  • 心優しい主人公・セーラのことが大好きでした。 
    『小公女』以外にも『秘密の花園』『赤毛のアン』『若草物語』といった
    少年少女向けのお話をよく読んでいました。
    そして壁にぶつかった時「あの作品の主人公は、こうやって悩みを乗り越えて
    いたよね」と物語が私の支えになってくれました。

  • もう何回読んだかわからない、大好きな作品。いろいろな人の翻訳と挿絵で幼い頃からずっと読んできました。辛い時や苦しい時に思い出したり読み返したりしながら一緒に育ってきた親友のような存在の作品です。
    今回のこの本も丁寧に訳されていて好きです。

  •  言わずとしれた海外児童文学の名作。酒井駒子さんの表紙に魅かれて購入。
     
     訳者あとがきによると、旧来の訳が子どもに向けたなだらかな訳だったのに対し、今回は大人が読む『小公女』を意識したのだとか。私には翻訳の良し悪しは分からないけど、翻訳作品独特のクセや、古めかしい表現がなくて違和感なく読めた。

     人名や展開にところどころ覚えがあって、懐かしさとともに昔読んだ記憶が蘇ってきた。話の筋が分かっているから、いつセーラが孤児になってしまうのか、逆にハラハラしながら読んだ。 
     
     セーラは子どもとは思えないほど人間として完成されていて、虐げられても優しさや誇りを失わない。でも、ミンチン先生のことが好きではないことや、飢えている時に拾った硬貨を届ける時の葛藤がちゃんと描かれていて、セーラも聖人君子ではない、一人の少女なのだということが伝わってきた。

     大人になってから読むと、新たな発見があっておもしろい。

  • 暗い冬の日、ひとりの少女が父親と霧の立ちこめるロンドンの寄宿制女学校にたどり着いた。少女セーラは最愛の父親と離れることを悲しむが、校長のミス・ミンチンは裕福な子女の入学を手放しで喜ぶ。ある日、父親が全財産を失い亡くなったという知らせが入る。孤児となったセーラは、召使いとしてこき使われるようになるが…。苦境に負けない少女を描く永遠の名作。

    読むのは小学生以来ですかね、あらすじは知っているけどなぜか引き込まれるし続きを読みたくなる。やっぱり名作は色褪せない輝きを持っています。新訳は無駄にひらがなが多かったりせず大人でも読みやすい感じ。気に入りました。ただベッキーの口調はどうにも乱暴な感じで少し違和感。いくら貧しい身分でもこんな口調なのかなあ?表紙、挿絵が酒井駒子先生でとっても素敵。動物たちや人形のエミリーもかわいい!リトルプリンセスであり続けるセーラの持ち前の気高さ、心根の素晴らしさに胸を打たれた。恵まれている自分の環境に感謝して、自分にできることをやれる人間でありたいなあ。解説も「窓」の物語のくだりなど、今読んで面白かった。

  • 子どもの頃は確かに好きだったのに、読みづらくてしょうがなかった。
    なぜなら→
    http://d.hatena.ne.jp/rolling_avocado/20141201/1417433591

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小公女 (新潮文庫)の作品紹介

暗い冬の日、ひとりの少女が父親と霧の立ちこめるロンドンの寄宿制女学校にたどり着いた。少女セーラは最愛の父親と離れることを悲しむが、校長のミス・ミンチンは裕福な子女の入学を手放しで喜ぶ。ある日、父親が借金を残して亡くなったという知らせが入り、孤児となったセーラは、召使いとしてこき使われるようになるが……。苦境に負けない少女を描く永遠の名作、待望の新訳!

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