孤独なハヤブサの物語 (新潮文庫 カ 26-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102228210

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  • 絵本。童話。動物。
    タイトル通りの物語。
    鳥が主人公の作品としては、リチャード・バック『カモメのジョナサン』が思い出される。
    比較すると、『孤独なハヤブサの物語』の方がシンプルで、温かみを感じる。
    『カモメのジョナサン』は哲学的。
    個人的には、主人公カラの、自分の考えたことを素直に行動に移す姿勢に一番感動した。

  • ある日突然、生命への愛に目覚めたハヤブサの物語です。
    これまで他者の命を奪ってきたことへの罪悪感から
    新しい生き方、他者との接し方を模索するお話です。

    繊細で綺麗な挿絵が時折あり、童話のようなストーリーなので
    大人も子供も読めます。
    この本に書かれているままを突き詰めて読むには物足りなさも残りますので、自分なりの踏み込んだ解釈まで含めれば、
    他者との関わりと、自分の生き方を考えるうえで
    大切なことを気付かせてくれる一冊だと思います。

  •  大人のための絵本らしいので絵本に分類。西洋版よだかの星といったところだろうか。大変美しい話でじーんと来る。
     しかしながら、もともと美しい鳥を、それを更にどこまでも高潔な存在に高めていくという描き方が宮沢賢治とは大きく異なる。ああ、ああ、西洋人らしいなぁと思った。内省的で判官びいきな日本人には、「実にみにくい鳥」だったよだかの方が心情的に合っているかもしれない。

     挿絵及び装丁は大変綺麗なんですが、文章をぶち切って絵が割り込むのはちょっとどうかと思った。

    原題:KARA, The Lonely Falcon

  • この本から何か読み取れることが、あるはずなのだけれど、まだつかめない。
    わかるまで繰り返し読みたい。

  • 父親に勧められて読んでみた本。獲物を狩れなくなった孤独なハヤブサの生き方がとてもココロに染みてきました。じんわりとした感動に包まれる、大人の絵本です。<05.10.04読破>

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