ホテル・ニューハンプシャー〈上〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102273036

感想・レビュー・書評

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  • 久々にのめり込んだ小説。上下巻通した感想。

    ミステリ小説ばりに人が死んでくね。
    あれだね、周りからみたら滅茶苦茶に悲惨な境遇で、本人もちゃんと悲しんだり嘆いたりしてるのにこのカラッと乾いてる感じがいかにもアメリカ文学。というよりオースターとかと一括りのこういう一派があるのかなぁ。
    「発狂しそうな出来事を淡々とスルーしてスルーして最後はハッピーエンドというには?だけど精神的平穏はゲットしてエンド」って感じのやつ。

    この作品でも、下巻なんて常に互いに早まるなよ生きてろよって言い合い続けてる状態なのにそれがまぁ淡々としてること。

    "わが家の格言は、不幸な結末(アンハッピー・エンド)といえど、生気にあふれた豊かな生活をいささかも侵食するものではないということだった。これはハッピーエンドは存在しないという信念にもとづいていた。"(上巻 310ページより)

    この格言、最強。

  • この本の感想を私の好きな作家さんが書いていて、それを読んだのがきっかけで手にとった本。海外作品は汚い表現や残酷なシーンも多く、うぶな日本女性にはちょっと手ごわいなと。。

  • 第一期ホテルニューハンプシャーの話。姉のフラーニーの早熟ぶりが際立つ。映画ではジュディフォスタが演じているらしい。
    フラニーというと、サリンジャーのグラース家を連想するが、何か意図が?あちらの内面志向とちがってベリー家は皆よくしゃべる。

  • (リリース:多摩やさん)

  • (下)でレビューします☆

  • 家族の話。
    強烈なエピソードばかりで淡々と話は進んでいく。思ったより読みやすかった。
    それぞれのエピソードに痛みを感じる。

  • ソロー頑張り過ぎ。登場人物が消えて行き過ぎです。第二期のウイーンでは、停滞気味な展開で、読むのに苦労した。

  • アーヴィングの作品はやっぱりアメリカ映画を観てるみたく読める。壮大なアメリカを感じられる。特にちょっと古めの作品で新潮文庫で読むのが私的ベスト。

  • (下巻に)

  • 家族の物語。父と母の出会いから第一次ホテルニューハンプシャーの経営と旅立ちまで。
    個性的な登場人物が織りなす少し不思議な感じのするお話し。どこか別の世界の物語のようにも見える。基本的には痛々しい物語なのに読んでいてそんなに嫌な気持ちには鳴らない。
    この作者の小説にはやたらと熊が出てくる気がする。そして、ウィーンの街も。
    下巻が気になる。

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