シンドラーズ・リスト―1200人のユダヤ人を救ったドイツ人 (新潮文庫)
181人が登録
★3.57
| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
今まで読んだナチスによるユダヤ人虐殺についての話がこれを読んでつながった。
創作要素を加味しても、当時の凶気がありありと伝わってくる。
驚いたのは、作中で表されるユダヤ人の民族感。
歴史上常に迫害されてきたユダヤ民族の諦めというか、そのあまりに慣れたやり過ごし方は、なんとも言えないけど、凄く衝撃的だった。
迫害がなければ、ドイツは戦争に勝てたんじゃないか。
そう思うくらいの力の入れ方は狂気としか言えないし、
何がそうさせたのか、自分なりにしっかり考えを持っておく必要なあるなと思った。
後、作中で晩年のシンドラーに触れるのだが、一言、切ない。
こういう話を読んでいると人が輝くのは本当に人生である一時期に
すぎないとのかなと思うし、自分のそれを思わずにはいられないのでした。
あーまとまらね。
脚色はあります。
ドキュメンタリーじゃありません。
でも、ノンフィクション。
本当にあった、勇気ある人の話です。
【熊本学園大学:P.N.モルト好き】
英雄は必ずしも暴力を伴わないということがわかる。
シンドラーはユダヤ人にとっての「英雄」であるのだが、まるっきり善人というわけではないところが人間味あふれていて興味深い。良いこともすれば悪いこともする。ただ残酷な仕打ちを受けるユダヤ人に対する同情心だけは最後まで持ち続けていた。
なんというか、言ってしまえば普通の人間である。
そういう普通の人間で居続けることが非常に難しかったのが、あの時代のドイツなのかなと思った。
そういうことを知るためにも、この本は読む価値はある。
小説としての描写も、おかしなところはあるのだけど(なんの前触れもなく過去の場面に切り替わったりということがよくある)、全体としてはよかった。
アウシュビッツで離れ離れになった親子が手を振り合うシーンや、ブリンリッツに到着した囚人をシンドラーが迎え入れる場面などは、人が活き活きと描かれていて印象に残った。
英雄は必ずしも暴力を伴わないということがわかる。
シンドラーはユダヤ人にとっての「英雄」であるのだが、まるっきり善人というわけではないところが人間味あふれていて興味深い。良いこともすれば悪いこともする。ただ残酷な仕打ちを受けるユダヤ人に対する同情心だけは最後まで持ち続けていた。
なんというか、言ってしまえば普通の人間である。
そういう普通の人間で居続けることが非常に難しかったのが、あの時代のドイツなのかなと思った。
そういうことを知るためにも、この本は読む価値はある。
小説としての描写も、おかしなところはあるのだけど(なんの前触れもなく過去の場面に切り替わったりということがよくある)、全体としてはよかった。
アウシュビッツで離れ離れになった親子が手を振り合うシーンや、ブリンリッツに到着した囚人をシンドラーが迎え入れる場面などは、人が活き活きと描かれていて印象に残った。
映画でも有名なこの作品、読んでみてまず驚くのはこれがフィクションではないことです。あまりの残虐さと非道さに読んでいて気分が悪くなることもしばしばでした。人を人とも思わないような行動には、信じられないという気持ちと信じたくないという気持ちが絶えず私の中にあった気がします。 そんな世界でシンドラーのとった行動は常識の範囲を大きく踏み外すものでした。今でこそ彼のとった行動は勇敢かつ素晴らし... 続きを読む »
読んだのこれだっけ……?
タイトルがシンドラーのリストだったような気がするんだけど著者名これで新潮文庫なのは確か。
後世に残すべき一冊。シンドラーを神格化せず、一人の人間として客観的に伝えようという姿勢がよかった。
オスカーが正義感に満ちた英雄というだけではなかったことが正直に書かれているからこそ、私たちと変わらない一人の人間がこれだけの命を救った事実がいかにすごいのか ひしひしと感じる。
どうしようもない、けれどもこんな時代があったからこそ今自分たちが生きる時代があるんだと実感する上でも、読む事が出来て良かった。
長かった…
登場人物がドイツやポーランドといった馴染みの薄い所の名前なので余計に混乱して進まなかった。
シンドラーという人はすごい人だと思っていたけれど、ただ単にすごいというだけでなく人間としての悪意も持った人間だったんだと気づいた。
いずれにしても、ユダヤ人という人種だからと言うだけで虐殺をしたドイツは許されざる事をしたと思う。金輪際その様な迫害や戦争が起こらない事を願うしかできない自分がちょっと情けなくなるけれど、きっと多くのドイツ人もそう思っていたと思う。
もう少し時代背景や当時のドイツの情勢・組織について勉強しておけば良かったと思った(歴史でも特に苦だったので)
ドイツ・ナチスのユダヤ人虐殺や強制収容所から、1200人のユダヤ人を救ったオスカー・シンドラー。あの戦争下においても一筋の光があったことが素晴らしい。映画も素晴らしかったです。
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4102277013
── キニーリー/幾野 宏・訳《シンドラーズ・リスト ~ 1200人のユダヤ人を救ったドイツ人 19890125-19940110 新潮文庫》
この本はシンドラーの悪いところもすべて正直に描いていて、彼が聖人のような英雄に見えないよう努力してるのがうかがえます。それはもちろん誰でもシンドラーになれるんだってことを言いたいんだと思います。
「言っておきますが、わたしはユダヤ人です」
「そうか、僕はドイツ人だ。これでおあいこだな」
シンドラーは事実が事実でしかないことをちゃんと知ってた。外見や生まれや制度じゃなくて、人の心が差別を生むんだ。
映画も観たけどだいぶ省略されてたりするので、やっぱり本で読んでおいて良かった。でも映画のラストはすごく心に残ってます。
母が大好きだと言ってた映画の、文庫版を見つけたので読んでみました。シンドラーかっこいい。ユダヤ人を救うって聞いてたから、もっと聖人っぽいのかと思ったら全然そんなことはなくて。シンドラーも、周りの人も、そして人間として扱われてなかったユダヤ人たちもとても人間らしくて。シンドラーが金の指輪を贈られるシーンが好きです。
相当分厚い本なので気合いをいれて読まないと途中で挫折しそうになります。
登場人物も相当複雑。でも時間をかけてでも読む価値はあり。
っていうか、すべての人に読んで欲しい。
シンドラーという人間はユダヤ人を救うためだけに生まれてきたような気がする。 実際ユダヤ人の一大危機が去ると同時に、オスカー=シンドラーの能力が生かせなくなっている。 彼はなんでも大規模で大胆。 本来繊細であるものが1942〜47年にかけてずぼらになる。 それゆえ彼の手腕が最大限に生かされた。 彼はユダヤ人に対しての見方を常に正確に持っていた。あの時代に洗脳されず、自分を持ち続けら... 続きを読む »






