読書する女 (新潮文庫 シ 19-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102298015

感想・レビュー・書評

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  • 「朗読者」との比較がそのままドイツとフランスの違いになりそうな気がする作品。フランスっぽいなぁといった感じの作品だった。フランス的な感性を知るのにいい気がする。これがフランス人を代表しているわけではないにしてもフランスらしいというんじゃないかなと思った作品だった。「朗読者」きっかけではなく小沢章友さんの作品きっかけて手にとった。

  • 結局は欲が勝ちますっつう。男は単純。

  • 精神的に自立した女性の、読書を通じた様々な出会いと奇妙な体験。
    映像化された映画を観たくなった。

  • 出てくる書籍
    モーパッサン 手
    ゾラ 制作
    モーパッサン 首飾り
    エンゲルス 反デューリング論
    ボードレール 悪の華~猫、宝石
    マルクス 経済学批判
    クロード・シモン 実物教育
    モーパッサン ほんとうにあった話
    ルイス・キャロル 不思議の国のアリス
    べレック W
    ポンジュ 物の装い
    アレティーノから法王クレメンス七世宛書簡
    マルキ・ド・サド ソドムの百二十日
    デュ・ペレ 哀惜詩集
    ルーボー ソネット詩

  • なかなか難しい部類の本だと思います。
    リアリティを求める人には「?」となる1冊かもしれません。
    現実が曖昧になっていく展開のため、そのようなものが好みの方にはオススメできるかもしれません。
    誰にでも!というわけにはいかなそうです。

  • 「若い女性がお宅にて本をお読みします。文学書、詩集、ノンフィクション、その他何でも」

    と新聞に広告を載せて本の朗読の仕事を始めたマリー・コンスタンス。
     広告代理店の男にも忠告されるが、こんな広告に反応するのは少々クセのある人達ばかりで、色々と厄介ごとに巻き込まれ……。
     女性が社会で働くのは大変だという意味も込められているのでしょうか、何だかはっきりしない後味の悪い幕切れ。

     状況の設定はうまくできています。色々な物語が生まれそうです。
     カルチャーセンターの小説講座で、マリーが遭遇する出来事を小説にするという課題が出たら、百人百様の物語ができそう。

     具体的には書かれていませんが、どの時代が舞台なのでしょうか。
    「カセット本の時代だというのに、公爵夫人、ロシア女帝、付添い婦人の時代みたいによその家を訪ねて本を読むなんて」
    というフレーズがあります。
     今なら朗読CDの時代だし、オーディオブックというのもありますね。
    (ちなみに私もオーディオブックを利用していて、以下のブログで感想を書いています)
      http://sanshirou.seesaa.net/

     本作品は映画にもなったらしく、帯にはビデオ化のお知らせが。映画のビデオが1万円以上とは時代を感じます。
      
     ネットで検索すると、映画はコメディ映画と評されています。この原作をコメディにするとは、フランス映画とは粋ですね。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180326/p1

  • 廃盤なんでしょうか。現物は見当たらず。

    インパクトに残る映画でした。

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