ぼくの美しい人だから (新潮文庫)

著者 : グレン・サヴァン 雨沢泰

• 新潮社 (1990年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[BROSさんの感想 · 2006年3月30日]

グレン・サヴァンの代表作。スーザン・サランドン主演の同名映画の原作でもある。２７歳エリート広告マンと４１歳バーガーショップ店員のラブストーリー。現代版「ロミオとジュリエット」と評されることも。

[chikaさんの感想 · 2006年3月15日]

恋をするのに理屈なんて何にもいらない、本当に心からそう思える本でした。原題は「ホワイト・パレス」ですが、邦題は「ぼくの美しい人だから」となっています。これがとてもキレイな響きで大好きです。もちろん、物語の内容も素敵です。

処女作ということもあって少々、語り口がぎこちなく感じますが、あっという間に読めてしまいます。ラストは感動のあまり、鳥肌が立ちました。いつまでも心に残る、とても素敵な1冊です。

[w181さんの感想 · 2006年3月13日]

アメリカの階級社会を背景に、さらに性差も年齢差も人種も経歴も含めて「格差」の中での恋愛。食べ物や匂い、家具や小物を使った演出でも楽しめる。

[okidokiさんの感想 · 2005年7月29日]

映画もよかったけど、小説のほうが断然オススメ！

[Magnum TAさんの感想 · 2005年4月5日]

「恋に年の差なんて」ていうには軽すぎる。「人を好きになるのは理屈やない」ていうにはあまりにもピュアな一冊。若きエリートと中年娼婦の恋物語に胸をこがしていただきたい。映画もおススメ。

[元ハチコさんの感想 · 2004年11月18日]

映画の原作ですが、映画は観たことないです。27歳エリートな男と41歳ハンバーガー売り子が恋する話。映画ではジェームススペンダーとスーザンサランドンか。納得。年増アバズレ女とハンサムエリート君。甘ったるくなく、サッパリした文章で、マターリしたテンポは好きな感じでした。感動！とか全然なのに、記憶にクッキリ残ってるってことはやっぱ良かったんだろうなぁ。随分昔だぜ、読んだの。

[へ〜たさんの感想 · 2004年11月1日]

新進気鋭の若手エリート弁護士が、自分でも完全にオワッていると思い込んでいる40代女性にハマッてしまう物語。ちょっと個人的な事情もあって(あわわ...)好きな小説。