シェルタリング・スカイ (新潮文庫)

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制作 : 大久保 康雄 
  • 新潮社 (1991年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102338018

シェルタリング・スカイ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  •  ベルナルド・ベルトリッチ監督の同名映画の原作です。
     アメリカを捨て、北アフリカに自分探しのために旅立ったポートとキット夫妻。ふたりに同行する、知人のターナー。倦怠期にはいったふたりの関係を立て直そうとモロッコ、砂漠を旅します。しかし夫はパスポートを盗まれたあげくチフスにかかってしまいます。妻は夫の死後、砂漠へ迷い込み、アラブ人の隊商に拾われ、男の家に捕われの身となる。あらゆることがかみあわず、北アフリカの地に翻弄されるふたり。ふたりのルーツとなるアメリカ文明は、圧倒的な砂漠の自然とそこに生きる人々の前では何の意味もなさない…。砂漠の美しさ、現地の人々の強烈な存在感、小説の好みはわかれるでしょうが、独特の輝きをはなつモロッコ、タンジールの魅力は、誰もが認めるでしょう。

  • 文体が好きなので、好きな作家とゆう風に意識し手に入れた一冊。
    しかし、なかなか出だしがとっつきにくく、読み出すのに何度かチャレンジが必要であった。

    いざ読み出すとほぼ一気に読み終えるコトが出来た。

    しかし、この結末はいただけない。
    読後のブルーな気分で、北アフリカに行きたいと前半を読んでいるウチは興味津々であったが、読後は嫌悪の方が強くなってしまった。

    映画も気になるが、
    同じ結末なら考えものだ。

    ただ、ハッピーエンドが物足りないと感じる時期には、それなりに読み応えはあって、良いのかもしれない。

  • ロバート・ハリスがよく名前を挙げているイメージのあるポール・ボウルズ。古本屋さんで100円で売っているのを見つけて買った。

  • やはり難解。と言うか、訳の問題。翻訳本に多い、そのまま訳されているので日本人にはわかりづらい表現ばかりでつらい。
    北サハラに飲み込まれ主人公もその妻も悲惨な最期を遂げる。救いがない。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    一緒に暮すことに限界を感じ、また人生の生甲斐をも見出せないポートとキットは、故国アメリカを捨て、本来の姿を取り戻そうという希望を抱いて、北アフリカへ旅立つ。夫婦と同行者タナーを待ち受ける時のない世界、サハラの砂漠は、彼らをそれぞれの苛酷な運命へと導いてゆく。圧倒的な自然の前に、脆くも崩壊する現代文明への鋭い批判に満ちた、戦後アメリカ文学の代表作。


    Amazon.com
    American novelist and short-story writer, poet, translator, classical music composer, and filmscorer Paul Bowles has lived as an expatriate for more than 40 years in the North African nation of Morocco, a country that reaches into the vast and inhospitable Sahara Desert. The desert is itself a character in The Sheltering Sky, the most famous of Bowles' books, which is about three young Americans of the postwar generation who go on a walkabout into Northern Africa's own arid heart of darkness. In the process, the veneer of their lives is peeled back under the author's psychological inquiry.
    --このテキストは、ペーパーバック版に関連付けられています。

  • 第1部 サハラのお茶
    第2部 大地の鋭利な稜線
    第3部 空
    あとがき
    解説 四方田犬彦
    (目次より)

  • 後半が特にいい。

  • 難しい、観念的な表現が多いので。

  • 青空は、閉じ込められてる感じがするから嫌いだ、と言ったら、
    この話を教えてくれた人がいた。

  • 失われた夢を取り戻すためにやってきたはずのアフリカで、愛を見失って彷徨うアメリカ人夫婦がしだいに切り離されてそれぞれの孤独な内面を露わにしてゆく姿を描く。

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シェルタリング・スカイ (新潮文庫)の作品紹介

一緒に暮すことに限界を感じ、また人生の生甲斐をも見出せないポートとキットは、故国アメリカを捨て、本来の姿を取り戻そうという希望を抱いて、北アフリカへ旅立つ。夫婦と同行者タナーを待ち受ける時のない世界、サハラの砂漠は、彼らをそれぞれの苛酷な運命へと導いてゆく。圧倒的な自然の前に、脆くも崩壊する現代文明への鋭い批判に満ちた、戦後アメリカ文学の代表作。

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