不思議の国のアリス (新潮文庫)

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制作 : 金子 国義  Lewis Carroll  矢川 澄子 
  • 新潮社 (1994年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102401019

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不思議の国のアリス (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • イギリスで有名な童謡や詩をパロディにしており、元ネタがわからないと当然読み飛ばしてしまうだけなので純粋な意味でこの作品を理解しているとは言えないのかもしれない。
    (理解してなくても楽しむことは出来るけどね!)
    原書では英語での言葉遊びが随所で散りばめられているらしく、この訳書でもなるべく日本語で言葉遊びを表現すべく努力を重ねられている印象はあるが、いまひとつピンと来ない。
    わたしは理解していないが、様々な解釈や読み方の出来るところがこの本のベストセラーたりうる所以なのだろう。

    登場人物は大抵ひねくれていてヒステリックで、相手を傷付けることに長けている。
    逆に文章が良くできているとも言えるのかもしれないが、相手を尊重しない会話のやりとりに微笑ましいというよりは読んでいて苛々した。

    案外子供というのは残酷なことを楽しむもの。
    でたらめで、騒々しくて、気持ちを不安定にさせることが好き。
    そう考えると、無邪気に楽しめない自分は他人を必要以上に鑑みる常識という曇りガラスに隔てられて、もはや子供の心を失ってしまったのかもしれない。

    夢オチなので、最後は比較的温かい気持ちで終えられるのが救いだろうか。

  • 色々な作品のモチーフになっているけど、昔にディズニー映画で見たきりで、まともに原作を読んだことがなかったのでいつか読もうと思っていたものをやっと読みました。
    不思議…っていうかもう、カオスだった(笑)
    アリスが独り言の多いああ言えばこう言う口達者な女の子で面白かった。
    言葉遊びのような部分が、日本語でもちゃんと意味が通じるように訳されててすごい。これが翻訳者の腕の見せ所だろうか。
    そして、谷山浩子さんのアリス歌の元ネタはこれだったのか!そのまんまだ!と今更知る。

  • 保育園児の頃から谷山浩子には親しんできたけれど、アリスを読むのは初めて。
    なんだかもっとおぞましくも小難しい話かと身構えていた(谷山浩子の小説がおぞましくも小難しいものだから)けど、意外とさっくりと読めた。訳者による解説も要点をまとめたシンプルなもの。アリスを元に文学音楽心理学と様々な派生が生まれるのは、これだけ想像に満ちた話でありながら、未だ想像の余地がいくらでも残っているからかな。
    しかしこの言葉遊び、原文や他国の訳ではどうなってるんだ? 翻訳アリスの比較とかやったら面白いかもなあ、もうあるかな。

  • 再読。アリスは気の強くてかしこい少女だった。豚だったら、それなりに見える友だちを考えるところとか、キツいで!って突っ込んでしまう。

  • ものみな金色にかがやく午(ひる)下がり ではじまる詩。 第一章「ウサギ穴をおりると」 姉さんのそばにすわっていたアリス。 白ウサギが「たいへんだたいへんだ遅刻しそうだ」 そして「ぐんぐんぐうん落ちること落ちること」 不思議の世界に入っていく。

  • 原作に忠実なのだとは思うのですが、おじさんの語り口調のせいでアリスの世界に入り込めず。。

  • 『不思議の国のアリス』は、たくさんの翻訳本が出版されています。
    今回は、ALSの友人のために朗読することが目的だったため、話し言葉に近づけて翻訳されている矢川澄子版。朗読には、一番合っているかも。
    もちろん黙読しても、描写が生き生きとしていて、テンポが面白いです。

    挿画は、お洒落で独特な世界観を構築する、金子國義。すべてカラーで収録されているので、文庫だけど絵本のような雰囲気です。

  • 世界で最も有名なファンタジー小説のひとつです。もともとは子ども向けの作品ということもあり、普段読書をしない方でも比較的簡単に読み進めることが出来るかと思います。この本を題材として派生した映画やキャラクター等の作品も非常に多いため、一度はそれらの原点である本書を読んでみるのも良いかもしれません。
    (材料系材料コース M1)

  • 「不思議の国のアリス」は小さい頃に一度読んでいる。
    改めて今回読んでみたのは単純に本屋さんで棚に並んでいるのを見て懐かしいなと手に取ったのがきっかけだ。

    改めて読んでみると思っていたよりも長く、こんな話だったっけと感じた。

    アリスの身体が大きくなったり小さくなったりばかりで、もっと違う変化があっても面白いだろうとは思うけれど、即興でこんな物語を考えるルイス・キャロルは凄い作家だと思う。

    どこか何かを風刺しているようにも感じたが、何をどう風刺しているのかはよくわからないので、考えすぎなのかもしれない。

    翻訳が古いのか、会話にやや古めかしさを感じてしまう。
    何か違うなという思いが最後まである。

    今回「不思議の国のアリス」を読んで「鏡の国のアリス」も読んでみたいと思った。

  • 有名な作品だけど、いまいちストーリーが分からないので読んでみようと思い購入。

    微睡むような会話とスピーディな展開

    アリス以外のキャラクターは皆んな物語に置いてきぼりを喰らいがち。

    マッドハッター、ハートの女王、白兎、グリフォンなど個性的なキャラクター達にきっとモデルがいたんだろうなと思いました!

  • チョッキを着た兎を追いかけると、そこには不思議な世界が広がっていた。主人公アリスは、様々な人物――動物と云うべきか――に出会っていく。永遠に終わらないお茶会の主である帽子屋、癇癪持ちでトランプ姿の女王、不敵な笑みを浮かべる猫……最後は予想していなかった展開だが、”不思議”に完結させることが、この作品の主題なのかもしれない。

  • 表紙や挿し絵が良い感じだったので読んだ。
    つなぎの部分がほとんどなくてポンポン場面が展開する様は、読み終わってから考えると夢の中っぽいね

  • 配置場所:広呉文庫本
    資料ID:93026103
    請求記号:080||S

  • 何度読んでも頭に入らない内容。
    だからこそ何度も楽しめているのだが。

    テニエルの不気味なイラストもすばらしいが、やはり金子国義のイラストは一級品!
    もっともっとイラストがほしい!

    言葉遊びの面は、よくわからず。
    (矢川澄子の訳はいいと思うけど)
    ただびゅんびゅんと流れていくイメージの像を追うのみ。

    アリスは現代においてかなりハイクラスに位置する象徴的キャラクターだけど、何がそれほど人をひきつけるのか。
    たぶん童話と小説の違い。
    童話の主人公はみんな理性的・常識的人物。
    それが歪んだワンダーランドを旅するので、現れるキャラクターやオブジェが純粋に「楽しい」。
    それに比べて現代小説は、主人公が歪んでいる。
    社会からの抑圧であったり、性的抑圧(結局は社会の要請だが)であったり、対人関係であったり。
    単純な楽しみが得られない。

    アリス物語のいいところは、アリスが常識的人物であり、なおかつワンダーランドを比較的容易に受け容れる体質であるところである。
    (冒頭の兎穴や、「わたしをお飲み」など)
    最後の最後で「あんたたちなんて、ただのトランプじゃない!」という台詞が現れるのは、
    物語をカーニバル的に終えるという意味合いもあるが、アリスのこういう微妙な性格を示している場面でもある。

    白紙でもなく、びっしり書き込まれた真っ黒な紙でもなく、可塑性(プラスティック)があるということ。

    「おしまいに姉さんは、この小さな妹が、このさきいちにんまえの大人になったときのことを想像してね」で始まる最後の段落は、
    今回読んで気づいたのだけれど、たぶんキャロル自身の思いでもある。

  • これまでちゃんと読んだことはなかった。
    支離滅裂というか、夢を見ているようなストーリー。
    そして、最後は夢落ちなんだね。
    鏡の国のアリスも一応読んでみたい。

  • 読みたい読みたいと思っていながら、なかなか手をつけられなくてやっと読めた。アリスのように不思議な世界に行ってみたいような気もする。難解なようでいて、童心に帰ったような懐かしい気持ちになった。次はか鏡の国へ。ちなみに英語でも読んでみたい。

  • アリスは訳者によると孤独な少女らしい。わけのわからない生き物や出来事にかこまれ、ひとりで立ち向かっていく(立ち向かう、だと語弊があるかな?)。これからの人生もきっとわけのわからないことだらけだよ、だけどきっとアリスはつよくたくましく生きていくんだろうなあ。ところどころの駄洒落が良い

  • 狭い子ども部屋にいる気分になる。閉塞感がある。

  • 名前だけは有名だから気になって原作を手に取ったが、本当に夢を見ているような曖昧で不思議な世界観が表現されていると感じた。

    深追いせずにただ文字を目でたどり、読み終わった後で、微睡み、夢を見ていたかのように現実に帰る。

    作者の意図があるのか、ただよくわからなかっただけなのか…

  • 少しの時間でサクっと読める短い本、、、で本棚からチョイス。超有名作品だけどちゃんと読んだことなかったな。意味やストーリーを追うと難解なので、何も考えずただ文章に身を任せて読む。即興的にこんなお話しを作れる著者の想像力はすごい。

  • ディズニーのアニメを何度か見たことがあるので話の内容は大体わかっているつもりでしたが、不思議な国のおかしな住人のどこかずれている話やアリスとの全くかみ合わない会話など、言葉遊びも交えた言葉のやり取りに関してはアニメよりも原作を読むほうがより深く楽しむことができるのではないかと思いました。

  • ちゃんと読んだことがなかったので、読んでみた。いわゆる児童文学なんだろうけど、教訓めいたものではなく、本当に不思議の国に行った女の子のお話しを聞いているような感覚。唐突にいろいろなことが起こって、で、それ結局どうなったの?って聞きたくなる。
    よく大人ぶった女の子が、まくしたてる感じで、若干アリスにイライラしてしまった・・・。
    う~ん、ディズニー映画の可愛いアリスの印象が強すぎたのかな?

    もう一回、映画見てみたくなった・・・。

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不思議の国のアリス (新潮文庫)の作品紹介

ある昼下がりのこと、チョッキを着た白ウサギを追いかけて大きな穴にとびこむとそこには…。アリスがたどる奇妙で不思議な冒険の物語は、作者キャロルが幼い三姉妹と出かけたピクニックで、次女のアリス・リデルにせがまれて即興的に作ったお話でした。1865年にイギリスで刊行されて以来、世界中で親しまれている傑作ファンタジーを金子国義のカラー挿画でお届けするオリジナル版。

不思議の国のアリス (新潮文庫)のKindle版

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