- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102407011
感想・レビュー・書評
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次も、と思ったが作者が亡くなったのは残念。
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もっとお堅い内容かと思っていたのだけど、とても読みやすく、そして思った以上に赤裸々だった 。アルとのベッドでのアレコレとか、いわゆるBL小説と変わりなくてちょっと衝撃だった。比喩なんかもちょっとふざけた感じというか、クスッと笑ってしまうような表現とかもあって面白かった。「ほかの誰もが問題だと思わなきゃ問題になんてならないのに」うん、確かにそうだ。世の中には問題にしなければならないことはたくさんあるが、同性愛に関してはやいのやいのしない世の中であってほしい。
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ベトナム戦争前夜の60年代後期、まだ同性愛が精神病扱いされていた米国。女の子との付き合い方に違和感を覚えるぼくが初めて恋を自覚したのは、大統領選挙のボランティアで出会った大学生の青年だった…。当時の風俗と政治が描かれる中で恋をして身も心も結ばれていく少年たちが初々しく、その一方で同性愛への不理解と悲劇も匂わされる。米国ゲイ文学黎明期の一作とのことだけど、時代性を考えながら読めば、今でも十分いける作品じゃないかな。
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何だって上手くできそうで、何一つ上手くいかない16歳の夏。ニューヨークのハイスクールに通うビリーは倦怠感に苛まれていた。真面目一辺倒の教師達、始終セックスしているアホなクラスメイト。命令と質問しかできない疲れた両親。でも、年上の大学生アルフレッドだけは煌めいて見えた……。夏の匂いと、高まる皮膚感覚の中、同性愛という"至高の関係〟を始めた二人の少年を描く。
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ゲイ小説なんやけど、ドロッとした感じはなく清々しいのはやはりアメリカ文学特有のブロークンな口調と文体によるものなのやろか。
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とらえどころがない感じがしました。描写でいいなあと思うところがいくつか。