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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
<突然20万ドルの遺産を相続することになったナッシュ。 旅に出た彼は、資産が底に着きそうなった時に一人の男と出会う・・・> 著 ポール・オースター すっごい久しぶりのオースター。 彼もアメリカ現代文学の旗手の一人。 ジョン・アーヴィングが純文学とエンターテイメントの架け橋になった人なら、 オースターは純文学とミステリー&ハードボイルドの架け橋となった人とかどこかで読んだ気が... 続きを読む »
初めてのポール・オースター。すごく好きな感じの小説だった。もっと読みたいと思える小説家と出会えて収穫。
登場人物のキャラが全員すごくおもしろくて魅力的。小説の中ではあまり説明されていないけれど、オースターの中にはそれぞれの登場人物たちのこれまでの人生というか歴史みたいな物語がきっちり出来上がっているのかなと思った。
最後のシーンがイマイチ。終わり方がなんとなく個人的に残念。
読後思わず、「ええ!?これで終わりっ!?」と叫んでしまった。
大金を偶然手にした男の旅の終着点は、同じく偶然宝くじを当てた醜悪な成金の気違い染みた希望で、荒涼とした野原に、高さ6m、全長600mのただの壁を作ることになる。理不尽さのなかにせい然と自らを律する主人公の姿は、誰よりもオースター自身を想像させる。
石を積み上げて壁を作る行為が何のメタファーなのかと、
ずっと考えながら読んだ。
読後は虚脱、脱力した。
安部公房の「砂の女」に相通ずるものが少しある気がした。
読んでて映画みたいな感じがした。ミニシアターのサスペンス映画のような。外部から遮断によって自己の主体が曖昧になっていく作品がオースターの特徴だと思いました。
ムーンパレスの続きのようなストーリー、ハラハラドキドキの青春冒険小説かなと思いきや…。え?という展開。もう一度読まないとな。。
大きなプラスと大きなマイナスの果てにあったのはゼロでは無く。
疑問はそのままに。もの凄い投げ出され感があるが、不快ではない。
消防士の主人公ジム・ナッシュは、父の遺産を手に新車を買い、あてのない旅に出る。金が底をついたところで、ギャンブラーと遭遇。
うまい儲け話など、そんなにない。
せっせと石を積み上げていく後半の話も、じわ~っといい。
以前世田谷パブリックシアターで、身内がフロイド役で出演したときに買った本。ようやく読み終わった。舞台で観たよりも原作の方がやっぱりいいなぁ。
妻に去られた後、三十年以上会っていなかった父の遺産を得たナッシュは、赤いサーブを購入し、すべてを捨てて目的の無い旅に出た。
そして十三ヶ月目に入って三日目、夏の終わりの朝、田園風景の中で痩せっぽちでひどい怪我をした青年・ジャックを拾う。
それは車を走らせ続ける日々の終わりの必然、別の何かがはじまろうとしている予感だった。
しかし、救済を求めながらも墜落へと突き進むナッシュと博打の天才ジャックの偶然の出会いは、彼らを容赦なく理不尽で閉塞的な空間へと追い遣ってゆく──。
動くことをやめ、他人と関わり始めた時、人はどのような選択をし、自分と他人の運命を決めるのか。
『ルル・オン・ザ・ブリッジ』などで著名な八十年代のアメリカ文学の旗手が贈る、明日を望みながら絶望へとひた走る衝動と虚脱感に満ちた男たちの物語。
奇しくも『ムーン・パレス』の続きのような作品だった。ムーン・パレスの終わりは主人公が大金ごと赤い車を盗まれて、偶然の音楽の始まりは主人公の元へ大金が転がり込んできて赤い車で旅に出る。それ以外の物語の構造もふたつはどこか似ている。でも、移動というシチュエーションや偶然というファクターが同じでも、私の中ではムーン・パレスが〈陽〉で偶然の音楽が〈陰〉。どんどんと開けて行くムーンパレスに対して、偶然の音... 続きを読む »
ポール・オースター作品の中で、
ニューヨーク3部作など有名な作品は多々ありますが、
僕は、この『孤独の発明』と『偶然の音楽』が好きです。
ちなみに、ニューヨーク3部作を読んでからの方がいいかも。
何も起こらないことが、起こる小説です。

オースター2作目





