ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅱ (新潮文庫)

著者 :
制作 : ポールオースター 
  • 新潮社
3.60
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本棚登録 : 454
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102451120

感想・レビュー・書評

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  • なんとシンプルな企画でこれほどまで効果を挙げたものだ。特に最後の「瞑想」カテゴリーの秀逸さはまさに玄人はだしの領域に達す。ひとつひとつ密度や出来栄えや深さに差こそあるものの完成度はすばらしく高い。翻って此岸のたとえば新聞投書欄、たとえばブログのテキストなどの貧しさ乏しさ狭さを思うに、寂莫たるものを禁じえない。

  • 事実は小説よりも奇なりという使い古された表現は使いたくなかったけど、そうとしか言いようがない草の根レベルのアメリカが見えた。

  • 偶然か必然かなんてこと。

著者プロフィール

1954年生まれ。東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著書に『アメリカン・ナルシス』、訳書にジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エリック・マコーマック『雲』など。講談社エッセイ賞、サントリー学芸賞、日本翻訳文化賞、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』日本語版責任編集、英語版編集。

「2023年 『ブルーノの問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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