合衆国崩壊 4 (新潮文庫 ク 28-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102472101

作品紹介・あらすじ

ほとんど戒厳令下の祖国を守るため、不眠不休の戦いが続く。さらに大統領側近に奥深く潜り込んだ敵の工作員は、ついにライアン暗殺の実行命令を受けとった。エボラ・ウイルスに脅かされる合衆国軍隊に、インドと中国から密かな支援をとり付け、圧倒的な兵力を誇るイスラム連合共和国を倒す力はあるのか。息詰まる戦闘場面、惜しみなく紹介される数数の新兵器-待望の完結編。

感想・レビュー・書評

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  • 合衆国崩壊最終巻。
    インドの首相にライアンがかけた電話。戦争前のライアンがテレビで語った言葉、戦争の克明な記載に戦士たちの気持ち、戦争終結時のライアンの言葉。

    素晴らしかった。

  • 内容 :
    合衆国崩壊(Executive Orders, 1996)
    米国首脳が壊滅し、大統領職を継いだライアンを待ち受けたもの。
    それはイラクを併合したイランによる卑劣な戦争だった。

    著者 :
     トーマス・レオ・クランシー・ジュニア(Thomas Leo Clancy, Jr., 1947年4月12日 - 2013年10月1日)は、アメリカの小説家。
    軍事や諜報活動を扱うテクノスリラー小説を数多く執筆し、また自身の名を冠したテレビゲームの監修も務めた。

  • 戦闘の描写が多く、戦争好きの人にはお勧めの巻と思います。
    たった、1個師団以下(1個旅団)で3軍団(6師団)を粉砕してしまう様は、快感にも通じます。現実的にはどうかと思うけど、お話と思って楽しめます。

  • 文庫本で2,200ページを超える力作の最後は、圧倒的な数的不利をものともしない神がかり的な勝利で締めくくられ、強いアメリカが、再び語られる。

    本書は、強いアメリカを誠実な一般人であるJ.ライアンの決断という形で色濃く描き、結果として、ブッシュ大統領の誕生を強く後押ししたと考えてもおかしくないだろう。(アメリカ国民の1%に及ぶ初版本を売り上げているから強ち、おかしな数字とは言えないと思う)

    ブッシュ政権は、2009年1月 オバマ政権に交代した。オバマ大統領は、ブッシュ政権下9.11以降次々とアメリカに降りかかった厄災の爪あとをこれからどう修復し、アメリカを舵取りすべきか。

    大国アメリカの今後を思う一冊となった。

  • 読み終わったなという
    達成感を味わう最終巻。
    でも、まだ続くんたよな
    という四巻目ですね。

    欲を言えば
    砂漠の戦車戦をもっと詳しく
    書いてくれていたら
    良かったなぁ、なんてな(^_^;)

  •  最後は戦争描写で米国勝利で終わった。もっとスパイどうしのやりとりの記載が必要の気がするが、ハッピーエンドで終わることを期待する米国の読者相手では仕方がないのかもしれない。

  • 最終巻。
    散々痛めつけられたアメリカ合衆国がついにイスラム連合へ怒涛の報復。
    アメリカ軍の誇る最新兵器の数々でイスラム連合のポンコツ兵器を完膚なきまでに叩き潰す!
    アメリカを本気で怒らせてしまったダリアイ涙目。
    アメリカ大好きクランシ-おじさんならではのアメリカ無敵展開。
    ダリアイに正義の鉄槌を食らわす場面は、これまで溜まりに溜まった憂さを晴らさせてくれる。
    アメリカ好きにはたまらないシリーズでした。

  • 戒厳令状況下の祖国を守る為緊張した事態が続く中、スリーパーとして潜入していた大統領側近がライアン暗殺を企てる。
    インドと中国の支援を取り付け米国に対抗するイスラム連合共和国に勝利はあるのか?!
    手に汗握るシリーズの完結編!

  • 4巻に及ぶ大作の完結編。本作でクランシーのながいながいなが〜い導入プロットと後半一気に畳み掛けるように展開してゆくという中華料理のような物語のスタイルが確立する。

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著者プロフィール

Tom Clancy
トム・クランシー
1947年メリーランド州ボルチモア生まれ。1984年『レッド・オクトーバーを追え!』が大ベストセラーとなり、流行作家の仲間入りを果たす。同作の主人公ジャック・ライアンが活躍するシリーズのほか、『オプ・センター』シリーズや『ネットフォース』シリーズ(いずれも共著)など、数々のヒット作を生み、ゲーム制作にも乗り出した。2013年死去。

〈トム・クランシーのオプ・センター〉
謀略の砂塵(上・下)
北朝鮮急襲(上・下)
復讐の大地(上・下)
暗黒地帯(ルビ:ダーク・ゾーン)(上・下)
黙約の凍土(上・下)
ブラック・ワスプ出動指令(上・下)

「2022年 『ブラック・ワスプ出動指令(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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