木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)

  • 46人登録
  • 3.94評価
    • (6)
    • (5)
    • (7)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
  • 新潮社 (2001年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102900925

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)の感想・レビュー・書評

  •  法隆寺の宮大工で最後の棟梁西岡常一が残した最後の言葉。数年前の日経新聞のお正月の特集で、その年にお勧めの本として紹介されていた。さっそく入手しておきながら、何年も読まずに放置しておいた。今、入院を機に「天・地・人」とそれぞれ読んでみることにした。

     お寺を造ってもどうして宮大工というのだろうと思っていたが、本書を読んで納得がいった。昔は「宮大工」ではなく「寺社番匠」といったそうで、明治の廃仏毀釈で「寺」の字をとられたということだ。明治政府も罪なことをしたものだ。

     昔ながらの徒弟制で代々続いてきた法隆寺の棟梁も、この西岡常一が最後だそうだ。彼が受け継いできた法隆寺棟梁の技術や口伝を、やさしく分かり易く語っている。口述だけに一般にもわかりやすい。中でも木の扱い方が、弟子の育て方に通じるところがあるというのが印象的だった。宮大工でなくとも、社会一般にも同じことが言えるような気がした。

  • 宮大工棟梁の話。
    法隆寺が世界最古の木造建築物というのは知識としては知っていたが、それが、築1300年ということに驚き!

    「100年住宅かぁ、凄いな」とは次元が違う。

    「木は生育の方位のままに使え」
    成育のいい南側には枝が沢山できるから、南側の柱には節目が多いなんて、言われなきゃ絶対に気が付かないままだな、自分なら。

    今度見る機会があれば、注目してみようと思う。飛鳥時代の匠の経験と知識に想いを馳せながら。

    2013.8.8読了

  • 何度でも読みたい本。
    感動。ずいぶん前に購入して、読むのは2,3回目ですが、年を経たせいか、建築をかじったせいか、以前にも増して、心に響きました。人間や未来について考えさせられます。

全3件中 1 - 3件を表示

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)に関連する談話室の質問

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)の作品紹介

樹齢千年の檜は、大工の技と知恵で、建物になっても千年は持ちますのや-。木を知悉する「最後の宮大工棟梁」が、職人の技術と魂について語り尽くした。

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)はこんな本です

木のいのち木のこころ 天 (新潮OH!文庫)の単行本

ツイートする