アリはなぜ、ちゃんと働くのか―管理者なき行動パタンの不思議に迫る (新潮OH!文庫)

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制作 : Deborah M. Gordon  池田 清彦  池田 正子 
  • 新潮社 (2001年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102900963

アリはなぜ、ちゃんと働くのか―管理者なき行動パタンの不思議に迫る (新潮OH!文庫)の感想・レビュー・書評

  • 訳者はテレビのバラエティーでも有名な池田清彦氏。この本自体はそこそこ古く、もう14年も前に刊行されたもの。

    アリがどのようにコロニーを形成するのか、どのように管理されているのか(と言うか、実は「管理されていないにも関わらずなぜ役割分担ができるのか」なのだが)、どのように意思疎通をしているのかについて、「この本を著した時点で」判明したことを厳密な観察をもとに細かく書いています。この観察作業を創造するだけでも、著者がどれだけアリの行動の解明に心血を注いでいるかが分かります。
    また、研究者の著作となると「ある程度、結論が出た状態のもの」であり、分かっていない部分はボカしたりうまく回避したりするものが多いという印象がありますが、この本は割合はっきりと「ここはまだ分からない」と書いてくれてます。そういう正直さはむしろ好きです。

    個人的には、アリが交尾のために巣を旅立つときの神秘性が面白かったです。こういうのを読んでしまうと、ありきたりの表現ながら「自然ってすげぇな」と思ってしまいます。

    この本が出てから14年。著者の研究も進んでいることでしょう。新たに判明したことを再び本に起こしてくれることを期待しています。

  • もう一度読み返そう

  • 図書館から借りました

     学術書。
     アリの生態本。

     筆者はアリゾナ砂漠でアリを追跡している学者さん。
     やることがダイナミック。
     コロニー(巣)の生態を知るために、アリの巣をぶっ壊し、全部のアリを捕まえて数を確認する等々やってのける。結婚飛翔するアリを捕まえるために、二百もの罠を仕掛ける。(ちなみに、飛翔日は人間のしれるところではないので、何週間も罠がベストな状態で作動できるように設置しなきゃならないという)
     巣の年齢が好戦的かどうかを決める手がかりとなるが、アリの世界にカーストはなく、知恵や経験を伝達するわけでもないのに、この差がどうして生まれるのかはわからないまま。
     作者はこの本が書かれたあとも、アリゾナでアリを観察していることだろう。
     地道な観察こそが、真理にたどり着く、という当たり前だが得難い教訓をくれる。

     二年も三年も四年も、じっくりと張り付いてアリの巣を観察するような情熱は何かを生み出せるのだろうな。

  • これもネットで紹介されていて興味が湧いて取り寄せた本。でも、あんまり…文章にひっぱられない、というか、昆虫、野外研究の人にはおもしろいのだろうけど…ってかんじかな(というほど読んでないんだけど。いま確認したら60ページで止まってた。笑)。

  • タイトルは「アリはどう働くのか」の方がいいのかもしれませんね。「なぜ働くのか」に関しては遺伝子の観点から有力な見解が出ていたと思うのですが(半倍数体説・・・という名前だったような気がします)、それについては触れられてなかったように思います。でも、読み物としてはおもしろかったです。呑気なアリの行動にちょっと笑ってしまいました。アリに興味のある方は読んで損はないと思いますよ。

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