正しく生きるとはどういうことか―自分の欲望を上手に解放するための22章 (新潮OH!文庫)

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著者 : 池田清彦
  • 新潮社 (2001年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102901137

正しく生きるとはどういうことか―自分の欲望を上手に解放するための22章 (新潮OH!文庫)の感想・レビュー・書評

  •  つまり、リバタリアニズムについて解説しているらしい。基本姿勢は「人間は好き勝手にやればいい、私の知ったことではない」という感じで痛快でさえあるのだが、しかしこれが書かれたのは1998年ぐらいのようで、その後小泉の登場によって新自由主義が入ってきたお陰で、庶民は手ひどい目にあったのであり、さらにこのたびは貿易に関して再びどうなるのかという感じなのだが、要するに「小さな政府がよい」とは俺も思うのだけれど、しかし欲望の追求を基本とする資本主義経済の人々は、お互いを殺し始めるのではないだろうかという気もする。「つまり自由主義経済とは弱肉強食なのであり、日本が甘っちょろいのである」とも思うんだけど、実際こうなったら大変かもな、と。

  • 「正しく生きるとはどういうことか」3

    著者 池田清彦
    出版 新潮OH!文庫

    p63より引用
    “テレビなど見なくとも人は生きていけるのに
    (実際、私はほとんどテレビを見ない)、なぜ、
    みんなでテレビを買うのだろう。”

    生物学者である著者による、
    より善くより正しく生きる為のアドバイスをまとめた一冊。
    動物にとっての善い生き方から国家についてまで、
    著者独特の考えを交えて書かれています。

    上記の引用は、
    資本主義と欲望に関する項の中の一文。
    著者はこの後、
    他人と差異をつけること他人との差異を埋めることが、
    資本主義の欲望の行き着く先というように書かれています。
    そう言われればそんな気もしますが、
    全部が全部そうでもない気がします。
    他人とだけではなく、
    過去の自分の状態から少し変わる為にも、
    何かを求めてお金を使う事も大いにあるのではないでしょうか。
    過去の自分はすでに他人と変わらないといわれれば、
    それまでですが。
    自分の欲望をより良く開放し、
    他人の欲望と上手く折り合いをつけるためにも、
    足る事を知るということが大事なのではないでしょうか。
    その事の重要性を教えてくれる一冊だと思います。

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