正しく生きるとはどういうことか: 自分の欲望を上手に解放するための22章 (新潮OH文庫 113)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102901137

感想・レビュー・書評

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  •  つまり、リバタリアニズムについて解説しているらしい。基本姿勢は「人間は好き勝手にやればいい、私の知ったことではない」という感じで痛快でさえあるのだが、しかしこれが書かれたのは1998年ぐらいのようで、その後小泉の登場によって新自由主義が入ってきたお陰で、庶民は手ひどい目にあったのであり、さらにこのたびは貿易に関して再びどうなるのかという感じなのだが、要するに「小さな政府がよい」とは俺も思うのだけれど、しかし欲望の追求を基本とする資本主義経済の人々は、お互いを殺し始めるのではないだろうかという気もする。「つまり自由主義経済とは弱肉強食なのであり、日本が甘っちょろいのである」とも思うんだけど、実際こうなったら大変かもな、と。

著者プロフィール

池田清彦(いけだ・きよひこ) 1947年生まれ。生物学者。

「2020年 『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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