連続殺人鬼大久保清の犯罪 (新潮OH!文庫)

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著者 : 筑波昭
  • 新潮社 (2002年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102901649

連続殺人鬼大久保清の犯罪 (新潮OH!文庫)の感想・レビュー・書評

  • 1971年に群馬県で起きた連続婦女暴行殺人事件の犯人、大久保清の生い立ちと事件の流れを追ったルポ。
    筆者が書いた『津山三十人殺し』がとてもよかったので
    これも読みました。
    津山事件の方が緊張感あり、ぞくぞく事件を追いかける
    感じがすごく引き込まれたのだけど。。
    これは取調べの部分が多くて、あんまり引き込まれなかった。
    とにかく、大久保清。ナンパしすぎ!

  • 著者の「津山30人殺し」で有名な著者。事件描写が得意で犯罪ドキュメンタリー作が多い。

    本著は日本犯罪史上有名な事件を警察調書を軸に展開。犯人が捕まってから立件するまでの警察の苦悩を描く。

    警察の調べに対して、「俺をこういう悪事に走らせた社会や身内と対決する」とし頑として話をしない。それをあの手この手でしゃべらせる。

    警察調書から見えてくる犯人の姿が面白い。犯行は自分のせいではなく兄のせい。妻のせいで両親のせい。そして婦女強姦の初犯で刑務所送りになった時の、訴えた女が悪い。と、身勝手、短絡、幼稚な犯人像が浮かび上がる。

    犯人の小学生の頃の通信簿のコメントがあるが、協調性やら何やらの項目に対して、悪の権化のような書き方がしてあったのが印象的。

    知能は普通だったという犯人だが、女性に何十人も声をかけて6割の成功率だったという。ほかの強姦犯罪者にも同じ特徴が見えるが、とにかくしゃべりまくるという特技を持っていたようだ。

    本作全体を通して受ける印象は、「津山三十人殺し」のようなスピード感に欠け、調書のみで書き上げた感がある。もっと犯人の世に対する恨みのひだを克明に描き上げたら名作になっただろうに。

  • 読みやすい。ただ、底が浅い。

  • 古本で購入。

    昭和46年春、群馬県下で起きた連続女性誘拐殺人事件を詳細に描いたノンフィクション。
    犯人・大久保清の生い立ちから犯行、逮捕と取り調べ、そして死刑執行に至るまでを丹念に追う。

    同じ著者の『津山三十人殺し』も以前に読んだけど、どことなく似ている。
    津山事件の都井睦雄にしろ大久保にしろ、保護者の盲愛に包まれて育ち、強い自己顕示欲・自己愛・被害意識を持った人間になった。

    そして自分が世界に受け入れられないと思い違い、他者への身勝手な憎しみを抱いたとき殺人者となる。
    ヒトをつくるのはやはり環境かもしれん。

    人殺しにしたくないなら子供はきちんと育てよう。
    一方的に愛するだけが子供との向き合い方じゃなかろ。

  • 淡々と事実を書いた本

  • 70年万博の前後の大量殺人事件について、ことの経過は淡々と新聞記事のように、感情は少なめで語られスルスル読める。不思議なのは、学も無く、リビドーだけをモチベーションに(他人と関わらず?)生きている男が、リルケの詩を暗誦していたり、インテリのゲバ棒学生と論を交えたり、東西の音楽や絵画について語ったりできたということ。情報の多い現在のほうが、学の格差は広がっているということか。事件自体は裏が無いのであっさり。

  • 気分が悪くなった。 それにしても声を掛けられてホイホイついて行く女性のなんと多いこと!

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