隠蔽捜査

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 777
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002512

感想・レビュー・書評

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  • 警察庁のエリート官僚の竜崎が事件と家族の問題に立ち向かう話。めっちゃくちゃ堅物で融通の利かない一方、真っ直ぐで筋を通す竜崎のことをいつの間にか応援してしまう。警察内のいざこざに事件にと盛り沢山で面白い。この先の竜崎が気になるからシリーズ読んでいこう!

  • ここまで正と悪を自分の中ではっきりさせ、行動できる人間って強いんだなぁ。と、思いました。

  • 2018.9.17 読了


    時々 こんなtheっぽい話を読んでみたくなる。
    タイトルだけで借りました。

    実際に こんな清廉潔白な人がいたら
    いいのかもしれないけど、
    まあ フィクションだよね。。。

    けど、読みやすく 面白かった。

  • 筆者の作品が売れる理由が分かる。
    冗談抜きに面白い。

  • ★3.5 面白かった。これから楽しみ。

  • 初め、竜崎への心象が非常に悪かったです。東大至上主義のキャリアで融通がきかなそう。絶対友達がいないタイプだなぁと思いました。どちからといえば、まだ伊丹の方が好感を持てます。
    竜崎の正しさの主張が強すぎて、それは建前であって現実は違うのよー!! と心の中で反発してしまう私は汚れた人間なのだなぁと思いました。
    ですが、理想をいえば竜崎のように己のやるべきことを全うする人間が増えれば、組織は正しく機能するのでしょうね。
     最後、綺麗にまとまって読後感も良かったのですが、もやもやが残ってるのは竜崎に気持ちが寄り添えなかったからかなぁ。後半、竜崎の印象は大分盛り返したのですが、ね^^:
    続編を読んでいくと、もっと共感出来る部分が増えるでしょうか。楽しみでもあり、失望が怖くもあり、迷います。

  • 第27回(2006年) 吉川英治文学新人賞受賞

    内容紹介
    竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。

  • 再読。
    ドラマが始まったので、もう一度読んでみようと思って。
    キャリア官僚たちには色々な思惑がうごめいてるんだなぁーと。

  • 警察庁長官官房総務課長の竜崎伸也が、小学校の同級生で警視庁刑事部長の伊丹俊太郎とともに、警察の危機に対応する話。
    今野らしく淡々としたストーリー。主人公の竜崎は変わり者だが筋を通そうとする人物。その生き方が吉と出るのか凶と出るのか。面白い。

  • 警察モノは横山秀夫作品ばかりだったので、
    食指が動いて読んでみた。
    冒頭からいけすかない主人公の性格を、
    読み進めるためにどうにか理解しようとするが、
    やっぱり近くにいてほしくないタイプだった。

    しかし彼も多少なりの変化を経ていく様子もあって、
    終盤にかけてはさくさく読んだ。

    ものすごくいい訳じゃないが、
    ダメでもない、読み易い本。

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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