果断: 隠蔽捜査2

著者 :
  • 新潮社
4.14
  • (182)
  • (204)
  • (106)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 1010
感想 : 163
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002529

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白い。
    正しい事を正しい、間違いは間違いだとはっきり言える
    変わり者のキャリアの竜崎。
    すごいぞ竜崎。

  • スネオオススメの本、第二弾。相変わらず内容については薄め。なのでさくさく読める。
    刑事の所轄と、本庁との権利抗争とそれに対し抗う主人公。正義感を貫く、といった姿勢が物語を勝手にすすめていくので「楽しませられている」感が強い。さくさく読めるが、心揺さぶられるものは少ない。TVドラマを眺めるように、何も考えなくてもどんどん読める。
    何も考えたくない、移動時間の合間などにはおすすめ。そういうシーン向き。

  • 再読。
    1巻よりこちらの方がおもしろかった!
    だんだんと竜崎が好きになってくるw

  • 2でさらに竜崎の世界が全開!
    面白い!
    竜崎と小田切監察官のやり取りはよかった、様々な場所に色々なプロフェッショナルがいる。
    どこにいっても変わらない竜崎だが偏屈一辺倒なわけではない、でも家族との関わりは少し変わったかな。
    さあ、3を読もう。

  • シリーズ物の第二弾。第一作を読まずとも、十分に主人公の背景などが理解できるし、くどい説明もないので、初めて読んでも、2作目として読んでも問題無い。
    主人公が意思を貫くことで、その意思の強さで物事が解決していく感じ。ありきたりと言えばその通りだが、モヤモヤせずにすみ、読みやすい。

  • ぶれない信念

  • 1の「隠蔽捜査」のその後、降格人事で大森署の署長になってのちの話。
    ここにきても、全く変わらず自分を持っている。惑わされない。
    竜崎のその考えが羨ましい。
    自分はどうしても人の目を気にするし、自分の考えに自信が持てない。
    「迷ったときに、原則を大切にしようと努力しているだけだ」
    というセリフがあるけれども、落ち着いて原則を思い出し判断できるようにはなかなか・・・

    一気読みでした。本当に面白かった。
    続いて3を読みます。とても楽しみ!!

  • 警察キャリアの竜崎伸也シリーズ。竜崎が署長を務める大森署管内で立てこもり事件が発生。犯人はSATに射殺されるが、その対応をめぐって責任の所在を問う声が。
    今野らしく、まあまあ面白い。安心して読める。

  • シリーズ2作目。すっかり竜崎ファンになってしまった。戸高のキャラがいいなー!SITの下平とコンビ組む話が読みたい。半沢直樹にちょっと通じるもんがある、あんなに力んだキャラじゃないが、その枠でドラマ化して欲しいもんだ。言いたい事が言えない、こんな世の中じゃ♪ ラストすっきり。楽しかった。

  • 再読なので、今回はストーリーよりも、もうちょっと細かい部分を楽しみました。
    ▼普段だったら、拳銃の種類の部分なんて読み飛ばしなのに、
    ベレッタってどんな拳銃?トカレフとかマグナムとか聞いたことあるけど・・・と気になり、Wikipediaで調べてみると、
    刑事ドラマの『西部警察(2004)』で徳重聡さんが、
    『ゴリラ・警視庁捜査第8班』で神田正輝さんが使ってるのかぁ。
    わぁ石原軍団懐かしいなぁと感じてみたり、
    大森署と現場の大森北五丁目の位置関係を地図で確認したりルート検索してみたり・・・ちょっと遊んでしまいました。
    ▼SITとSATの違いも、よくわかんないけど違う組織なんだ・・・
    くらいの認識だったけど、今回はちゃんと覚えました。
    SITは「捜査一課特殊班」のローマ字略なのか。
    ▼立場のエライ人がお互いの組織のパイプ役になって、
    折り合いをつけてくれて、責任は自分が取るから心配するなと
    ドーンと構えている、合理的で男気のある竜崎さん。
    ステキな上司だと思います。
    ▼”一瞬、何を言われたのか、わからなかった。
    脳の中にある類似の記憶がないために参照できないのだ”
    →いかにも竜崎さんらしい言葉の選び方だと思って、
    プッとなってしまいました。
    ▼奥さんに家のこと安心して任せられるっていうことは
    有り難いこと。今後は奥さんを大事にしてくださいね。
    そしてさらにバリバリいい仕事してください、竜崎さん。

全163件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今野敏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×