- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103002567
作品紹介・あらすじ
大森署署長・竜崎伸也、今度の相手は「要人誘拐」そして「縄張り」――。大森署管内で国会議員が失踪した。やがて発見された運転手の遺体、犯人と名乗る男からの脅迫電話。舞台は横須賀へ移り、警視庁の“宿敵”神奈川県警との合同捜査を竜崎が指揮することに。県警との確執、迷走する捜査、そして家庭でも予期せぬトラブルが……全ての成否は竜崎の決断が握る! 白熱度沸点の超人気シリーズ最新長篇。
感想・レビュー・書評
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大森署管内で国会議員が失踪した。議員の運転手が遺体で発見され「要人誘拐」事件へと切り替わり警視庁と神奈川県警の合同捜査が始まる。警察同士の縄張り意識や思惑がうごめく中、竜崎さんの一貫した姿勢が気持ちよい。今作はスピード感もありテンポが良かった。
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今野敏の隠蔽捜査5宰領を読みました。
大森署管内で参議院議員が誘拐され、竜崎所長は伊丹に言われて神奈川県警に設置された前線捜査本部で指揮をとることになりました。
警視庁と神奈川県警は仲が良くなく、竜崎は苦労しますが持ち前の判断力で乗り越えて犯人を突き止めます。
今回も面白くて一気に読んでしまいました。 -
緊迫の5巻である。
ある政治家の誘拐事件が発生、竜崎は対応に追われるが。
家庭のトラブルと現場でのトラブルに冷静に対応する竜崎が素晴らしい。そして何と言ってもひねりの効いた展開が良い。タフでハード、ドライに魅せる警察小説だ。 -
このシリーズは、ホントに好きです。
主人公と幼なじみ(?)ので会話のテンポが気持ち良い。また、キーマン(今回は一課長)が、分からずや、でも最後は分かり合える。
息子さんの受験も事件の裏で進行していて、ヤキモキしました。 -
自分の職業とは異なりますが、竜崎署長の言葉や行動からは学ぶべきことが沢山あります。フィクションであることを忘れそうになります。
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相変わらず面白い。
マンネリ化してきた感があるが、嫌な感じでは無い。
上司のそのまた上で赴任してこないだろうか。
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最後の伊丹が、もはや可愛い
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相変わらず、竜崎の所にこれでもかってくらい仕事が舞い込んできます。(国会議員の誘拐事件や、自分の息子の受験やら)
神奈川県警と警視庁とのやり取りがもどかしい。そのやり取りをスムーズにするために、竜崎も頑張ります。
たまに家族に声掛けする竜崎がすごく良かったです。(言葉に重みがあるのです) -
<啼>
2021年8月7日。どこにも行く予定の無い夏の連休/お盆休み始まりの日に読了。今年の僕の夏休みは10連休。色々あってそういう結果になった。前述の様にコロナバイラス禍津の為にどこにも出かけられはしない。今日昼に長男とその彼女がうちに来て一緒に外でヒルメシを食ったが,僕は一人暮らしなのでエアコンの効いた涼しい部屋で思う存分読書できると思うとワクワクする。あ,すまぬ。
で,いやはや これは何と面白い本なのだろうか。意識して強い決意で一旦ページを閉じなければ昨夜はたやすく徹夜になってしまうところだった。やはり今野敏乃介は只者ではない! ってお前が言わなくってもいいって。そりゃそうです。すまぬ。
後半部分でまたもや感動して涙腺が緩んでしまった。まあ本格ミステリーではないのでこういう感動部分があってOKではあるが,それにしても例えば大沢兄いの書く別のキャリア降格者物語では泣いたりはしなかったなぁ。いや別に大沢兄いの作品が良いとか悪いとか言っているわけではない。だた今野敏覧の作品は人の『快感原則』という部分を上手くついたところがあって,これに遣られるのだ。このことは第4作を文庫で読んでその解説者の関口苑生(ミステリ評論家)の解説から知った。
本作は単行本を読んだので解説は無い。解説だけを読むために本書の文庫版を手に入れようか。いやそこまではしないな。たぶんここ書き終わったらほとんど忘れるし。すまぬ。