自覚: 隠蔽捜査5.5

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著者 : 今野敏
  • 新潮社 (2014年10月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002574

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自覚: 隠蔽捜査5.5の感想・レビュー・書評

  • 短編集。
    いついかなる時も、どんな状況に陥っても、原理原則を崩すことのない竜崎。
    揺るぎない信念のもとにくだされる判断は、いつもシンプルで誰もが納得できるものだ。
    たとえ相手が警察幹部だろうが上司だろうが、その対応が変わることはない。
    無駄なく、合理的に、成すべきことを淡々とこなしていくだけだ。
    周囲の人たち、とくに大森署の人たちがいつの間にか竜崎の影響を大きく受けていることが面白い。
    上層部の思惑を気にかけて判断を誤ったり、ましてや隠蔽工作に走るような行為を竜崎はけっして見逃さない。

    短編集になるとスピンオフ的な物語が多くなるが、長編とはまた違った読み応えがあった。
    副署長の貝沼、刑事課長の関本をはじめ、これまでよりも一歩踏み込んだ描写があるのはうれしい。
    出来れば次の「隠蔽捜査」は長編を読みたい気がする。

  • 竜崎さん、大好きでとても楽しみにして読みました。
    やっぱりとても面白かったです。
    5.5だからしかたないけれど、もっと登場してほしかったです。

    それとドラマをみてしまったせいで、どうしてもあの俳優さんの姿が浮かんでしまって…。
    大好きな作品が次々と映像化されるのは嬉しいんですが、
    それも微妙な感じで…。
    登場人物に勝手に好きな俳優さんを配役しながら読む癖があるので…。

    だったらドラマみなければいいのに、
    やっぱり見ちゃう。(笑)

  • 今作は、大森署の幹部や各係員を通しての、我らが主人公竜崎像。相変わらずの胸のすく竜崎節に◎。

  • とても面白くて、一気読み。
    竜崎に近しい存在から、彼の人柄をよく知らなかった人まで、バラエティに富んだメンバーによる、7編。
    それぞれの距離感から、竜崎の変人ぶりを描いていて、どの話も楽しい。
    満足度がとても高い。

  • 隠蔽捜査の番外編。今回は、野間崎管理官や、貝沼副署長の話もあり、興味深かったが大体どの人も同じ内容だった。

  • 大好きなシリーズの短編集2冊目。
    長編のおもしろさとはまた違う短編のおもしろさ。
    今回もスカッとさせていただきました♪

    短編が7作品も楽しめます。

    捜査情報が漏れた?
    まだ新聞に載るはずのない事案が、すっぱ抜かれた?
    内部の誰かが情報を??

    しかもその事件、誤認逮捕の可能性が出てきた???

    大慌ての副署長に、何をそんなに慌てているんだ?っと、普通に対応。
    そのやり取りの中で気がつく、何をそんなにあせっていたんだろうっと。
    竜崎署長、さすがです。

    漏洩、訓練、人事、自覚、実地、検挙、送検、
    これが7つのタイトル。
    1篇1篇に、あのキャラクターが、このキャラクターが、
    もったいないお化けが出そう(笑
    1篇に主役が一人、わぉ♪贅沢すぎるー(何か違うか

    竜崎さんも、大森署の署長になってずいぶんたつ。
    変人でキャリア官僚、関係各所では有名人(笑

    大森署は、いい警察署になってるね。

    ”やさぐれ刑事”の戸高さん、相変わらずいいヤツです(笑

    読み飛ばしちゃいけない1冊です♪
    日々持ち込まれる難題を一刀両断する竜崎署長の魅力を堪能しましょう♪

  • 隠蔽捜査シリーズ、七編のスピンオフ。

    「訓練」は竜崎の後輩畠山美奈子の奮闘が描かれる。
    キャリア、女性、語学に堪能......。
    もう嫉妬されるに決まっている人物だ。
    彼女はその有能さゆえにくじけ、落ち込む。
    そして尊敬する先輩、竜崎に相談する。
    答えは、「女を利用せよ」。
    なかなかこの言葉は効いたようだ。
    この言葉で奮起し、結果を出せる畠山がすごいとしか言いようがない。
    よく真意を汲み取ってそれを活かせた。
    きっとこの人は竜崎の元・想い人ではなく、理解者になり友となることだろう。

    「実地」
    地域課と刑事課の意地の張り合い、そして新人の活躍っぷりたるや。
    どこでも新人はもたつくし、見逃すし、へたくそだし.....。
    しかしそこを差し引いてどれだけ素養があるか、どこを伸ばし、どこを克服すべきかを見抜いて育て上げるのが先輩や上司の役割というもの。
    竜崎を間にしたとはいえ、地域課も、刑事課も、どちらの課長もいい上司ではないか。

    「検挙」
    数字ばかりを見て現場を見ないのは上の人の常。
    それに対抗する手段は......。
    これはこれですっきりしたのだが、いわばその手段に使われ、被害にあった市民たちがちょっと置いてけぼりになってはいまいか。
    アフターケアがなされたことを切に願う。

  • またもや唐変木竜崎節炸裂!
    でも彼はやるべきことをやってるだけ!
    なかなかできんね。
    特に「人事」が面白い!完全にやられたって感じ(゚o゚;;

  • 2時間で読めるスピンオフ短編集。意外なキャラを主役に持ってきていて楽しめる。野間崎ww
    本編の続きを早く読みたい。

  • 隠蔽捜査シリーズのスピンオフ。竜崎所長は少ししか登場しないが彼を取り巻く人びとが彼に影響されて今までとは違う思考を持ち始めた。面白い

  • 隠蔽捜査シリーズの短編スピンオフ作品集。周囲のキャラから見た竜崎とは?って内容。
    読みごたえを期待すると失望するが、こういうスピンオフ作品、特に短編はサラりと読めるのが良いと思うので期待外れ感はなし。

    合理主義官僚の徹底した合理主義に、胸のすく思いがする本シリーズ。今回は小粒ながらも7回もすっきりさせてもらって、むしろお得感あったかもなぁ。購入派の人は文庫待ちなら尚一層お得かもです。

  • ☆4
    キャリア警察官僚の竜崎を主人公とする隠蔽捜査シリーズのスピンオフ。竜崎の関係者を各章の主人公とした短編集。竜崎の部下や関係者の内面がわかるので、シリーズを読んでいて人間関係をある程度理解している方は特に楽しめるのではないか。
    短編集なのでサスペンスとしてはとてもライト。どちらかというと事件よりも警察内部の人たちの心情や組織のあり方をメインテーマとしている感じを受ける。ビジネス書にも通じる名言も出てくる。
    全ての章で竜崎のかっこよさが引き立っている。

  • スピンオフだけど、知ってる人ばかりで面白い。畠山の回なんて別小説として一本にもできそうだし、超王道なんだけど、やっぱり普通の小説で唐突にスーパーバイザー竜崎署長と電話とか出来ないから、スピンオフの面白さだよね。戸高視点に期待したけど、今回もなし。使い勝手のいい戸高さん。使えるものはみんな使え、研修は自分のためにある。一般サラリーマンの背中をも押してくれる原則合理主義の竜崎署長。

  • スピンオフ第2弾!
    今度は竜崎を取り巻くいろんな人達。

    む!また出たな!畠山!!
    ・・・そういえば、畠山のような憎き才色兼備はいったい誰が演じているんだ?(検索中)
    ぬぬ!伊藤歩ちゃんではないか!歩ちゃんか~・・・じゃ、ちょっと許しちゃおっかな~(意味不明であるww)
    ふん!甘えたくせに、また活躍しちゃってさ~~っ!!!
    ふーんだ!ふーんだ!ふーんだっ!!!

    戸高、いいねぇ~!私はキミをこれからも応援するよ!!!

    伊丹~!やっぱり出るのか!!ま、これからもせいぜい竜崎の引き立て役となってくれたまえ!
    ホントにこんなんで刑事部長とかやってられんのかな~~??? まったく疑問である。どんどん失墜してく感じw

    さ、残すは「去就」のみ!だけど、いつ来ることやら・・・。

  • 短編第2弾。どれも面白くて、一気に読了。安心して読める。

  • 隠蔽捜査スピンオフ第2弾
    7つの短編はどれもそれなりに面白かったが、「検挙」の戸高!
    もはや惚れるレベルです。

  • 隠蔽捜査シリーズのスピンオフ、2回目
    竜崎さんの周辺の人が主役の短編。
    でもきっちり竜崎さんの原理原則主義でスッキリ解決。
    面白かったです。

  • 隠蔽捜査シリーズのスピンオフ。
    竜崎署長を取り巻く面々を主人公にした7つの短編。
    「それの何が問題なんだ?」と言われると、憑き物が落ちたように悩み事が吹き飛んでしまう爽快感!
    これぞ竜崎節。たまりません(>_<)
    野間崎管理官が竜崎を庇っているところなど、思わずニンマリ。
    もう次が読みたくなってきた。

  • 流石!の竜崎節にほろ酔い。
    今回は竜崎に関係する人々を主人公においた短編集。相変わらず戸坂が食えない奴。
    このシリーズ、思いのほか長く続いてくれて嬉しい。初期のころよりも登場人物に馴染んで驚きは少なくなったが、スピンオフでも、もちろん長編も続いてほしい。

  •  『初陣 隠蔽捜査3.5』に続く、隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集第2弾。前作は全編が警視庁刑事部長の伊丹の視点で描かれ、苦しいときにはつい竜崎に縋る伊丹と、竜崎のそっけない反応という形式の妙で楽しめる作品集だった。

     本作では、全編とも視点人物が異なる。大森署の署員を始め、おなじみの顔から懐かしい顔まで、これまでに登場した様々な人物の視点で描かれる。そういう点では大変興味深いのだが…竜崎は益々スーパー署長になっていたのだった。

     「漏洩」。すっぱ抜き記事に狼狽する大森署副署長の貝沼。事態はさらに悪化…。ところが、竜崎は何が問題だと言い放つ。「訓練」。かつて竜崎が恋した警察庁キャリアの美奈子。弱音を吐いた彼女に、竜崎は問題視されかねない助言をさらっと言い放つ。

     「人事」。第二方面本部に新本部長がやってきた。竜崎とはそりが合わない管理官の野間崎は…。ほっとしたようで納得がいかないのであった。「自覚」。警察官の発砲が大ニュースになる日本という国。守りたいのは治安か、組織か、自分か。

     「実地」。警察官の卵を受け入れる地域課の苦労。刑事課の挑発に黙ってはいられない。本庁の捜査三課も乗り込んできて…結局解決。「検挙」。交通課のノルマというのはよく聞くが…。これを実際にやったら何件訴訟を起こされるのか。

     「送検」。最後に伊丹が登場。伊丹の現場主義は悪いことではないが、裏目に出たという話。しっかりフォローしていた竜崎には、やっぱり敵わない…。

     『転迷 隠蔽捜査4』は、竜崎の采配が万事に見事すぎて、苦笑させられた。本作では、竜崎のスーパー署長ぶりがより顕著である。彼の一言で、悩みは一気に解決してしまう。竜崎の言葉をまとめて自己啓発書でも出したらどうだろう。島耕作より読んでみたいぞ。

     戸高の存在感が際立っている点にも注目したい。素行に問題がある戸高だが、人望は厚い。優秀だが使いにくい人材を使いこなすのもまた、竜崎の手腕と言える。

  • 安定の今野敏さん。
    さらに安定の竜崎さん。
    この、彼のマイペースなんだけど理にかなってて納得させられるところがすごく好きです。

  • スラスラと読みやすい。ぶれない竜崎所長は読んでいて気持ちが良い。。

  • バイプレーヤーによるスピンオフ第二弾

  • 竜崎を認めている人たち、好きになった人たちの短編集。

  • 時折出る隠蔽捜査シリーズの小品集。それなりに面白い。

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自覚: 隠蔽捜査5.5の作品紹介

大森署署長・竜崎伸也はぶれない。どんな時も――誤認逮捕、情報漏洩、部下たちの確執などを一刀両断。鮮烈な魅力が際立つ快作集!

自覚: 隠蔽捜査5.5のKindle版

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