金春屋ゴメス

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著者 : 西條奈加
  • 新潮社 (2005年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103003113

金春屋ゴメスの感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。時代モノかと思ったらファンタジーだったのですね^^
    日本国から独立した“江戸”というのも面白かったです。 このタイトルでどんな話なんだろうとワクワクしました。
    ゴメスってまだまだこんなものじゃない気がしているので、続編も楽しみです^^

  • 現代の日本にある、異様な独立国、江戸。文明の利器を否定し、自然と共に生きることを選び、昔ながらの暮らしを守り続ける人々。そこに、鬼赤痢と呼ばれる疫痢が発生して…。


    本の雑誌の時代小説特集で載っていて、手にとった一冊。
    うーん、面白い設定だとは思うけど、時代小説の中には入れて欲しくないと思った。都合がいいなぁと思うところや、キャラもいまいちたってない感じがして、あまり合わないと感じた。

  • 設定が斬新!文明が発達し、月に人が住む時代。北関東から東北にかけて、「江戸」という独立国家がある。そこには将軍がいて、侍がいて、まさに江戸時代!江戸へ入国できる人数は制限されていて、なんと300倍の競争率。江戸で生まれ、日本で育った辰次郎は、江戸への入国許可が降り、裏金春で働くことになる。時代小説なようで、ファンタジーでSFで。こんな設定を思いつくだけですごい!

  • 「人の歩むべき道を究める純粋な心は、雪の白さよりも白し」六花落々の西條作品に惹かれ、読み始めたファンタジーノベル大賞のこの作品。同じ筆から生まれた作品?暫し茫然、読みは見事に外れ鎮座していた感動が、作品のうねりに合わせて踊り出す。時代物、ファンタジー、バイオテロの大風呂敷の舞台に乗って奇想天外な話は始まる。とにかく面白く愉しい、そしてちょっぴりの涙。金春屋ゴメスの正体は!言葉の限界を超えて描かれたその容姿性格のイメージ像が、文庫本の表紙に居座ってたのにはビックリ。現代文明の利器に声する風刺を感じます。

  •  作品解説(帯より):300倍の難関を潜り抜け、日本から江戸国へ入国を果たした大学生の辰次郎。連れは、元外資系金融勤務の時代劇オタク松吉(NY出身・24歳)&28ヶ国を渡り歩いた海外旅行マニアの奈美(25歳)。身請け先は、容貌魁偉、冷酷無比、極悪非道、厚顔無恥、大盗賊も思わずびびる「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった! ゴメスは、辰次郎に致死率100%の疫病「鬼赤痢」の謎を追えと命じる――。
     第17回 日本ファンタジーノベル大賞 大賞受賞

     宇宙旅行も可能な近未来、日本の属領という位置づけで当時の町並みを再現した、科学も医学も全てが当時のままの「江戸」。鎖国状態のため、日本であって日本ではないという設定は面白いが、あまりにも外界との接点がないため、単なる時代物風ミステリで終わってしまっている。
     人物設定についてもただの記号で終わっている人物が何人かいるが、破天荒さの中に人間味を隠し持っているゴメスが素晴らしく、他を帳消しにしている。
     軽いノリの時代物を読みたい方にオススメ。

  • ゴメスが映像として浮かばない

  • (ネタバレ多数)うーん。まあ突飛な設定でツカミはだいぶよかったけども、なんか奇をてらいすぎているというか。すずちゃんがなあ。ちょっと想像おいつかないね。なぜ女性にする必要があったのか最後までわからなかった。お江戸ものと、科学、サスペンス、融合しているようで完成はしていない、そんなかんじ。まあこれでファンタジーノベル大賞を受賞して作家になった記念すべき1作なんだろうから、素人が書いたといえばそうなんだけどさ。なんか、もともと江戸を舞台に、この赤痢菌に絡んだドラマをおもいついて、でも、応募先の“ファンタジーノベル”という条件に合わせて、突飛な背景に無理やりはめ込んだんじゃないかなあ、そんな気になる。こういうバイオテロサスペンスみたいなの、善人長屋シリーズで描いてほしかったなぁ。なんかとっちらかったストーリーでした。

  • 読みにくい。
    登場人物が分かりにくい。
    江戸ができた背景が弱い。
    ゴメスの人相が想像つきにくい。

  • 珍しい設定だけど、時代小説の上をいく感じ?

  • ファンタジー大賞なら間違いない、と取っておいた一冊。

    ただの時代小説かと思えばそうではなく、今から約30年後の日本。日本の関東から東北一帯に、江戸国という独立国が生まれていた。元江戸国生まれの辰次郎は、江戸へ入国し、長崎奉行こと金春屋ゴメスのもとで雑役として働くことになる。その仕事とは、死率100%の流行病、鬼赤痢とは何かを調べることだった。

    今よりさらに未来なのに江戸という、時代に逆らう生活をした国が舞台という設定がなんとも珍妙で心を惹かれる。ただでさえそれほどの未来だったら便利な生活に慣れている分、辰次郎たちほど自然に溶け込めない気がするものの、その逆に江戸の良さと厳しさを教えてくれる。ただの憧れなんかでは、江戸では生きられない。本気で好きでないと、松吉のように馴染めないだろう。

    江戸に入国したものは、外に出るのはかまわないが再度入国することは叶わない。外に出れば最先端の技術が外にあるというのに、救える命を救わないそれが江戸。救える命を捨ててまで時代に逆らって江戸国を存続させる意味はなんなのか。

    がちがちの時代小説より、ちょっと気楽に読みたい、という方にお勧め。まさしくエンターテイメントである。

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