龍神の雨

著者 :
  • 新潮社
3.58
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本棚登録 : 1849
感想 : 339
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103003335

作品紹介・あらすじ

人は、やむにやまれぬ犯罪に対し、どこまで償いを負わねばならないのだろう。そして今、未曾有の台風が二組の家族を襲う。最注目の新鋭が描く、慟哭と贖罪の最新長編。

感想・レビュー・書評

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  • 哀しいボタンの掛け違い.
    ただ,「終わり,これ!?」と色々気になる最後だった.一方で,ちゃんと最後まで書かれると蛇足な感じもするので難しい.

  • 好きな作家はと問われれば一人は著者を挙げるであろうくらい好きなんである。と言ってしまうのは今読んだからであって来週には違うことを言うかもしれんが。
    というわけでドロドロしたこの展開はやはり痺れる。猟奇的な彼女ってのが昔あって、いや実は中身は知らんのだけど、やっぱ猟奇的と言ったらこれくらいじゃないと。金持ちの変態というのはやや古典的ではあるけど、であるからこその伝統美としての良さもあるということで。
    どいつもこいつも登場人物が不幸を背負いまくってるけど、最後の救いは読者の想像やら妄想に任されるのもまた良し。

  • やっぱりラットマンみたいだ。

    どんでん返しするしかないみたいな。
    ミスディレクションしたいみたいな。

    ビルでの対決シーンが陳腐だ。

  • 悲哀の中に人の温かさを感じる作品。
    タイトルに雨が付いているように、終始物悲しい雰囲気の中でストーリーが進行する。人によっては中盤まで読むのが辛いかもしれない。が、ぜひ最後まで読み切ってほしいと思い、記載させていただき。
    思い込みが一つのテーマになっており、狭い視野で物事を捉えていないか、内省する機会をいただいた。
    しかし、道尾作品の小学生は大人びているなぁ

  • 息するのも忘れるぐらい面白かったぁ…。題材も相まって途中まで「はいはい。青の炎、青の炎」ってどこかで思いながら読んでた自分を更生施設に送りたい。

  • おもしろかった!
    あ!という驚きもありつつ、さくさく読めた。

  • 2022/12/17

  • 結末は最後まで分からず面白かった

  • 両親を亡くして血の繋がらない義父と暮らす兄妹と、同じく両親を亡くして血の繋がらない義母と暮らす兄弟。どう愛したら良いのかわからずに傷つける兄弟と、性的虐待を疑い殺そうと計る兄妹。雨の日にこの2組の兄弟が関わり事件に巻き込まれていくサスペンス小説。

    犯人が!肝心の犯人というか首謀者が物語の中盤あたりでわかってしまったのが残念。お話は面白かったのだけれど。何点かの疑問も、「辰也はなぜ楓の体操服を持っていた?」とか「兄弟の母親の死の真相は?」とか。

  • なんかモヤっとする読後

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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