流れ星が消えないうちに

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著者 : 橋本紡
  • 新潮社 (2006年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103007517

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流れ星が消えないうちにの感想・レビュー・書評

  • ”ビブリオバトル inn 文教 2016”にてチャンプ本に選ばれました。


    文教大学図書館の所蔵情報はこちらです: https://opac.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=370261&test=t

  • 恋人の加地を海外で失ってしまった奈緒子。そんな奈緒子と付き合い始めた加地の親友、巧。お互いに加地のことを忘れようとすればするほどふたりのなかで加地の存在は大きくなっていく……

    そんな20歳のふたりの物語を40歳の僕が見ていると感情移入するより、素直に応援したくなる気持ちがわいてきました。

    「世の中には動かなきゃ見えてこないものがあるんだよ。俺はそういうのをずっと避けてきたんだ。でも、これからはできるだけ動こうと思ってる。たとえ状況自体は変わらなくても、見る目が変わるはずなんだ」

    ほんとそうやな!

  • 4-10-300751-6 281p 2006・10・20 11刷

  • ストーリー ★★★★★
    恋愛度   ★★★★★
    切ない度  ★★★★★

    ある日から、奈緒子は玄関でしか眠れなくなった。
    自分の部屋は、彼との思い出が溢れ過ぎているから…
    彼はもう、この世にはいない。

    現在と過去が交錯して描かれるラブストーリー。
    切ないんだけど、心が温まるエンディングでした。
    どんな過去も、どんな事実も、なかったことにして目を背け続けることはできないんですよね。

  • 図書館で見かけるたびに、半月の人と作者の名前が似てるなあ、などと思っていたのですが、似てるんじゃなくて同じだった。同一人物だった。
    読み始めて、玄関で寝ていたりボクシングしてたりの辺りで、あっこれ間違いなく同一人物だ、とわかりました。懐かしい。
    加地くんと巧くんの友情がとても良いなあ。父と母の関係も上手くいくことを願いたい。

  • 橋本紡さんを知ったきっかけ。

    物語のはじまり。
    玄関に布団、のくだりがせつなかった。

    ありあまる優しさは少しずるい。

    真夜中に静かな音楽をかけながら
    もう一度読みたい。

  • 初めての作家さん。
    装幀の綺麗さに惹かれて手に取る。
    軽めの文体でさらさら読める。でも読み終わった後になんだか少し前向きな気持ちになれる。そんな1冊。

    両親のいざこざのくだりで
    ー確かのこれは浮気なんかよりも厄介だった。生き方そのものの問題だ。(中略)決まった価値観の中でお父さんとお母さんは生きてきた。その中でなら同じ言葉で気持ちは通じた。たくさん話す必要もなかった。だけど、いざ外に出ようとすると違う言葉が必要になってくるー
    価値観の違いでー。よく聞く理由だけれども、つきつめていくときっとそうなのだろう。
    家族というのはよくも悪くも運命共同体。その中で価値観を共有し続けるというのはとても難しい。同じように変化していく必要がある。そのずれをいざ軌道修正をするのは腹をくくる必要があるのだろう。

    家族を軸に同じ喪失の痛みを抱える二人の壁を乗り越えるお話。

  • 最初はちょっと、、、


    と思いましたが、読んでいる間とても幸せでした。三角関係なんだけど、お互いを思い合う三角関係。加地くんは上からどういう想いで見てるのだろう。


    加地くんの内にこもる熱い思いも
    巧くんの不器用なまっすぐさも

    お父さんとお母さんのことも
    考えさせられたなー、
    巧くんのお姉さんもすき

    加地くんの学祭プラネタリウムでの告白は、
    自分の星座に置き換えたいくらい素敵
    でしたよ!

  • "ふっ切れた"というより、やっと"受け入れられた"という感じかな。単刀直入な山崎先輩の瑞穂への思いの方が流星めいて好きだな♪。

  • 文体の違いはあるけれど、今はなき恋人が主軸になっているところが、よしもとばななの作品を思い起こさせた。
    主人公を取り巻く家族や友人は人間味があり優しくて、温かさが伝わってくる作品。高校の学園祭の時の普段と違ったハイな感じとかは上手く書けてるなと思った。

    巧君の存在は奈緒子にとってとても貴重で、だからこそ本当ならば、まだ心の整理が出来ていないうちに付き合うべきではなかったよねと思いつつ、お互いそれも分かった上でのことだろうから、まあいいかと。
    巧君のことを加治君と言うフィルターなしで評価して、彼のいいところをいっぱいいっぱい好きになって、迷いなく一番好きと言える様になればいいなと、書かれていない未来のふたりの関係に思いを託す。

  • NAVERまとめで取り上げられていた一冊で、加地くんの死と向き合う奈緒子と巧、自分の夢と現実を天秤にかける奈緒子の父親、母と父の間に挟まれ悩む妹とそれぞれが悩みを抱える登場人物と時おり出てくる鮮やかな情景のコントラストに惹き込まれて一気に読んでしまいました。

    登場人物が経験を経て考えを変え成長していく姿の描かれ方は上手いなと感じました。
    激しいスパーリングや甘い恋愛観のある高低差もよかったですが、巧の姉のキャラも映えるなって感じました。
    ずるしてすき焼き肉当たる場面のところも好きでした。
    それぞれが流れ星に願いを託す場面で終わったところもは凄く好感もありました。

    なんかすっきりとしたさわやかな読後感があって恋愛小説ですが、人生観も考えさせてくれたりといい作品だと感じました。

  • よく文化祭で手作りのプラネタリウムを見るが、流れ星マシン?は見た事が無いので、ちょっと見てみたい。貧乏旅行で無くなった恋人への思いに一つの解決を見せる物語。ストーリーは単純だけど、巧君のお姉さんが作るホットミルクとか高級松坂肉とかいろんな場面が暖かい

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||H
    資料ID:50501325

  • 死んだ恋人の親友と、新たな恋を始めた奈緒子。
    死んだ加地の親友であった巧と奈緒子の間には
    いつも加地がいて…。というお話。

    死別の悲しみや切なさを乗り越えて、新たに再生してゆく
    心を描いたラブストーリーですが、私は加地くん、生きてても
    別れたと思うのです。

    死んだ時となりにいた見知らぬ女性とキスした。

    その彼女とは加地くんは付き合わなかったかも
    しれませんが。

    揺れたってことは、どこかで奈緒子との関係に
    ヒビを入れたと思うのです。

    だけど。

    死んじゃったから、良かった時間はいっそう綺麗で。

    でも、いない人間なんて、どっちにしろ、時に呑まれる。

    その健康で残酷な事実が、奈緒子と巧には
    救いと知りながら、私は、

    「ああ、なんだかんだ言っても加地くんのことは、
    言っちゃなんだけどどうでも良くなるな。」

    って、綺麗なお話なのに、寂寥と、意地悪さを覚えました。

    加地くんが、他の女とキスをしたのと同じに、
    奈緒子と巧には、加地くんのことがどうでも良くなる日が
    かならず来る。

    おあいこの寂しさを、突然山ほどの質量でぶつけられて
    星にでも渡して、幸せになるほうがいいってことなのだと。

    初めは奈緒子たちがかわいそうだったんですけれど
    圧倒的に勝者は彼らです。かわいそうではないの。

    加地くんに未来はないのですし
    いつまでも若いだけの彼など、
    二人に追い抜かれるに決まっているから。

    おあいこの、ヘビィで綺麗な、恋の勝負。
    そういうふうに、思います。

  • 旅行先で死んだ一人の青年の周りに生きている人の話。青春小説というジャンルの本ですかね。
    読みやすかったので良い本だと思いますが、特に感想はない。
    あ、面白かったです。
    うーん、この本を読んでプラネタリウムを見に行きたいなあとかは思わない。でも、彼らが作成した装置を見てみたいとは思うのです。

  • 「年を取るっていいね…前はわからなかったことが、わかるようになるから」

    最愛の「加地君」を事故で失って以来玄関でしか寝られなくなった奈緒子と、彼女の現在の恋人で加地君の親友だった巧。そして、人生の転機に悩む奈緒子の父と、妹の絵里。

    この小説の登場人物たちは、老若男女みんなそれぞれに、苦しんでもがいてるけど、それも前に進むためのもがきだと思うと、とてもいとおしくなりました。

  • 今までラブストーリーはなんとなく避けていたのですが、もっと早くにこの本に出会いたかった。

  • ここのところ、読む本ハズレない! 

    大切な人を失ってしまったら、もう一度読みたいな

  • まあ、普通。
    理解できない感情がいろいろあるけど、まあ良いのでは。

  • 恋人が異国の地で他の女の子と死んでから一年半。奈緒子は新しい恋をし、日常を取り戻しつつあった。玄関でしか眠れないことを除いては。

    奈緒子のパートも好きだったのですが、巧くんのパートの方が感情移入しやすかったです。奈緒子は同性のせいかもしれません。

    みんな悲しいことや、その人の不在を乗り越えないとと思いがちですが、この本は新たな答えを出してくれました。

  • この人はなんて優しい物語を書くんだろう。玄関に敷いた布団、プラネタリウムなど舞台装置もいい。大切な人、好きな人を忘れる必要はないと思う。みんなが前を向いて歩いていけますように。2011/366

  • 橋本紡氏作品初読了。重いテーマだけど清々しさもあって一気に読んだ!また次の作品読もう!と。

  • 実体験でしょうか?
    私も取り残された立場にいるので、その、残されたものが経験する現在が、なんだかリアル。巧くんみたいに言ってくれる人と出逢いたいな♡

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流れ星が消えないうちにの作品紹介

大好きな人が死んじゃうよりも、世の中にはもっと悲しいことがある…。つらくって一睡も出来なくても、朝は来るし。涙が涸れるほど泣いてても、やっぱりお腹は空くもので。立ち直りたいなんて思ってなくても、時間はいつでも意地悪で、過ぎ去った日々を物語に変えてしまう-。玄関でしか眠れないわたしと、おバカな僕と、優しすぎる彼を繋ぐ「死」という現実。深い慟哭の後に訪れる、静かな愛と赦しの物語。

流れ星が消えないうちにはこんな本です

流れ星が消えないうちにのKindle版

流れ星が消えないうちにの文庫

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