空色ヒッチハイカー

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著者 : 橋本紡
  • 新潮社 (2006年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103007524

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空色ヒッチハイカーの感想・レビュー・書評

  • 完璧な「お兄ちゃん」を追う弟・彰二。
    それをひとやすみして旅にでる。
    「お兄ちゃん」の車で。無免許で。
    免許証は「お兄ちゃん」が以前紛失して、再発行してから出てきたもの。
    なぜ再発行したものを使わないのかと思ったけれど
    いつの間にか忘れてしまった。
    本当は大きな意味があったのに。

    「お兄ちゃん」は過去形で登場する。
    それに彰二はどこか悲しそうでもある。
    だから旅の相棒となった杏子ちゃんと同じことを考えた。
    ・・・もういないのだと。

    関東から九州までの間には、いろんな人たちと出会う。
    見知らぬ人が見知らぬ人の車に乗る。
    けれどそこには危うさなど微塵もない。
    わたしも乗ってみたいとすら思う。

    そして旅をしていた理由がわかるあたりで
    ストーリーの空気が変わっていく。
    大事なものを取り戻すために出場したのは「イチゴ飛ばし」。
    苺を口にいれてプッと吹き出すのだ。
    なんと粋な競技の登場だろうか。


    彰二と杏子ちゃんのこれからははじまったばかりだ。

  • ずっと前に読んだので、詳細は覚えていませんが、面白かった記憶があります。また読みたいです。橋本さんの作品の題名が好きです。

  • ロードノベル、やっぱり好きだ。自分も知らない土地にいるような気がしてワクワクする。国道一号と二号の旅だからオイラが知っている土地の登場を期待したけど、残念ながらちょっとだけだった。
    読後は洗車したくなった。オイル交換して少し遠出したくなる。彰二と同様に隣に女の子がいればさらにご機嫌だ。オイラにできるのはオイル交換までだけど……
    『ファンダンゴ』をもう一度観てみよう。

  • 様々な人との出会いと別れをくり返す一冊。
    読んでいるうちに旅がしたくなり、それ以上に映画『ファンダンゴ』を観たくなりました。
    お兄ちゃんの件で展開が読めてしまったのと、ちょくちょく不快なシーンや人物が出てきたのが残念。
    橋本紡は好きですが、この本はあまり合わなかったかな、と。

  • ほぼイメージ通りの青春小説。若干、余計なものはあったけれど、流れていく時間も人の距離もちょうど良い感じでした。

  • 引っ張りに引っ張った兄のことがあっさり過ぎたような

  • 18の夏、憧れ続けた兄貴の背中を追いかけて、僕は何もかもを放りだして街を出た。兄貴の残した年代物のキャデラックに免許証。抜けるような青空。旅の相棒は、謎の美女・杏子ちゃん…。個性溢れるヒッチハイカー達の物語。
    ーーーーーー
    少し昔の時代の空気を感じる物語。
    語り口調が入っているのが呼んでて心地よい。
    現実離れしている内容だけど、ヒッチハイク自体あんまり現実的はないからいいのかな。

  • 爽やか青春小説!
    さまざまなヒッチハイカーと出会い目的地へ。
    夏に読みたい1冊。

  • えーーーーーと思ったのはきっと私だけではないはず。
    2号線に入ってからは、自分の知る地名ばかりでなんだか嬉しくなった。
    よく免許ももたずにこれだけ運転出来たな…。
    途中途中で乗ってくるヒッチハイカーたちもそれぞれ個性が強くて面白かった。一番はやはり杏子ちゃんだけど。

  • アイデアは面白い。
    けど、極度のブラコンがなかなか活かしきれてないかなと。
    ちょっと残念。
    行く先々で出会う人たちはそれぞれの人生を歩んでるなと改めて認識するも、なかなか現実との乖離が激しい。

  • 18歳、受験生

    天才といわれ将来有望も確実だったがそれを捨てた兄を追って、無免許で車を運転して九州をめざした。
    途中であった杏子も一緒に、旅先で出会う人たちとの交流などで得たもの。

    まて。ライトノベル捨て切れてないね。
    設定と展開に無理がある気がする。
    最初兄は消えてしまった言うてるけど最後に実は兄は九州にいたんだっていうのはねちっこくてあからさますぎてキモい。
    終わり方もひどすぎる。卑猥。

    なんとなく期待してなかったけど残念すぎるからとりあえずもう著者のは読まないだろう。
    って批判しちゃったけど流れ星が消えないうちには好きだよ)^o^(

  • 出会いって、やっぱり必然だよなーなんて思ったりする。
    いろんな出来事、流れの中で、この出会いがあったからこそってことがたくさんある。
    小説は作り物かもしれないけど、そんな出会いのありがたさを再確認させてもらえるのはとてもいいと思う。
    兄弟の関係の難しさ、良さも、それはそれでいいものだと思う。

  • 主人公は受験勉強に明け暮れてた彰二、18歳。東大B判定。
    余裕で東大に合格し官僚へと続く出世街道を歩いてたはずの兄を持つ。

    物語の冒頭からそんな兄の「不在」が明かされ、そしてなぜか彰二は
    兄所有の年代物のキャデラックを運転して西へ向かう旅へ出る。

    タイトルの通り、旅路の途中で積極的にヒッチハイカーを乗せながら
    車を走らせるうちに、考え方が変わったり疑問が解消したりと
    はっきりとはわかりにくいものの、でも確実に成長していく。
    そして、兄は一体どうなってしまったのか?という、そんな物語。

    うーん、、、読みやすいです。だけど、何かちょっと物足りないかんじ。
    ひとつひとつのエピソードがあっさりしすぎてるからかなぁ~

    なんとなく『グッド・ウィル・ハンティング』を連想したけど、
    はっきりと覚えてないし違うかもなぁ…
    『流れ星が~』よりも評価は下だな。。。


    あ、「受け月」のところはよかったな。
    受け月(三日月。上弦の月の事)に願いをかけると、それを受け止めて
    くれる。やがて月とともに願いへの想いも満ちて、そして願いが叶う。
    そんなエピソード。なるほどね~、今度お願いしてみよ。

    さーて、何を願おうかいなー!?

  • この作品は、いわゆるロードムービー型の成長小説でミステリ要素もある。主人公は大学受験生でもある18歳の高校3年生・彰二。

    彼がなんと兄貴の残していった空色の大型アメリカ車・1950年型キャデラックで、自宅のある神奈川県から九州を目指していくというストーリー。

    高速道路を通らぬ無免許運転の旅は、のんびりなだけに話し相手が欲しい。ということで旅の道連れに、途中で拾うヒッチハイカー達との出会いがサブストーリーとして展開される。

    何よりも魅力的なのは、最初に拾った可愛い女の子・杏子ちゃん。外見はミニスカートにタンクトップというきわどい恰好だけれど身持ちは固く、ヘビースモーカーな上に毒舌。でも、世の中をしっかり見ているせいか真実をつく言葉が人をはっとさせる。

    わくわくどきどきの車旅行が再スタートし、彰二の「お兄ちゃん」をめぐる回想も始まる、、、

  • スラスラ読めたし面白かった。

    ずっと追い続けていたものが突然なくなったら。
    でも結局自分のことは自分で決めなきゃ、選ばなきゃ。ってことなのかな。

  • 単調でした。
    でも、「人生は自分で選ぶもの」。
    それを再認識しました。

  • 爽やか青春小説。
    18才の高3生が無免許でキャデラックで、ヒッチハイカーを乗せながら九州まで。
    最初のヒッチハイカーの杏子同様に騙されましたわ。
    イチゴってそんなに飛ばせるんかなぁ

  • あまり説教くさくないけれど、大事なことを教えてくれるかんじ。まっすぐ進むだけが、人生じゃない。やりたいことをやるのが、人生。

  • 読みやすくはあったけど、最後がなあ。ちょっと下品というか・・・。

  • 完璧だった兄がいなくなり、
    目標を見失った受験生の弟は、夏休みの二週間を使って、兄の残したキャデラックに乗って神奈川から九州を目指す。

    ロードムービー的な、自分のなかのわだかまりに自分でけじめをつける話が、
    いい話じゃないわけない。

    お兄ちゃんみたいなお兄ちゃんは格好いいと思うけど、

    如何せん女子に魅力がないのと、

    兄の心情も弟のわだかまりも薄っぺらい感じであまり心に残らなかったです。

    杏子さんみたいな、美人で悪気なく男を振り回すタイプに苛立ってしょうがない。

    半分の月の里香も9つの物語のゆきなも、やっぱりすきじゃなかったし、このひとのヒロインっぽい女の子が苦手です。

    そこは置いておいても、

    いい話がすべからく心に響くわけではないなと思いました。

    あ、でも、やのくんとの屋上のシーンだけはすきだった。青春ばんざい。

  • 杏子のわがままっぷりというか態度に少しいらつきますが、最後にはいいじゃないかと
    そしてその兄貴は、こんなところにいた!

  • ザ・青春小説。おばちゃんには恥ずかしすぎ。

  • 友達に夏にお勧めの本として紹介され、やっと今読むことができました笑
    確かに夏っぽい。

    旅に行きたい衝動が…

    何か得られるかもしれない、得られないかもしれない、そんな旅を肯定してくれた気がする。

    主人公がちょくちょくいい思いをするのでいらっときたが、おすすめ笑

  • オーソドックス。でもみょうに18歳男子らしいなまなましさがあるのが逆にいいです。

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空色ヒッチハイカーの作品紹介

あれほど憧れ続けた兄貴の背中を追いかけて、18歳の夏休み、僕は何もかも放りだして街を出た。兄貴の残した年代物のキャデラックに免許証。抜けるような夏空。ミニスカートにタンクトップの謎の美女・杏子ちゃんが、旅の相棒。個性あふれるヒッチハイカーたちと一瞬の出会いを繰り返しながら、僕は、ひたすら走り続ける!バカだからこそ、突き進める。真面目だからこそ、迷わない。-究極の青春小説。

空色ヒッチハイカーの文庫

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