ハチミツ

  • 478人登録
  • 3.50評価
    • (18)
    • (85)
    • (82)
    • (12)
    • (4)
  • 79レビュー
著者 : 橋本紡
  • 新潮社 (2012年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103007548

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ハチミツの感想・レビュー・書評

  • 三七歳の澪、二七歳の環、一七歳の杏。それぞれ母親の違う三姉妹ながら、それなりに仲良くやっている。父の女癖の悪さにも慣れ、度々の家出にも慣れ・・・
    しかし次女、環の望まぬ妊娠(父親も分からない)はそんな姉妹たちにとっても大事件だった。

    それぞれの思いと恋愛の行方は。。。

    マヌカハニー、我が家には常備されてます。
    ちょっとくせがあるけど体に良いらしい。

  • 3姉妹がそれぞれ個性的。

    高校生の末っ子がいい。
    朝食も夕食も用意し、それが手際よく、かつとてもおいしそう。
    姉の妊娠が発覚しても落ち着いている。
    そして相手が定かでないと知り、
    その相手を探しに行く。
    高校生ながらなんとカッコイイことか。
    とはいえ、ひとりわが道をゆくというタイプでもなく、
    頼もしい男の子といっしょだ。
    これがまたいいコンビである。

    一生懸命日々を送る姿が印象に残った。

  • 美人三姉妹のお父さんが家出をするところから物語は始まる。
    いきなり不穏な空気。
    もちろん父親の家出に関係なく時間は流れていく。立ち止まってはいられない。
    それぞれにうまくいかない問題を抱えながらも、その日の最後には一緒に食卓を囲んで美味しいご飯を食べる。
    家族に言えることも言えないことも全部込みでその人だし、吉野家なんだな。
    人間は家族がいるからしぶとくなれるのかも‥なんて考えた。

  • しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏は歳の離れた三姉妹。それぞれ母親が異なり、母親は皆とっくに家を出てしまっているにもかかわらず、料理上手な杏が作ったおいしいものを食べながら、女性関係にだらしないが憎めない、風変わりな父親と姉妹たちは仲良く暮らしていた。しかし父親が家出し、環の妊娠発覚をきっかけに、それぞれの人生に転機が訪れる。

    周りから頼られ、キャリアウーマンとしてばりばり仕事をこなす澪、頭は良いが不器用にしか生きられず、やっと就いた仕事で失敗ばかりしている環、少しずれたような感覚を持つ高校生の杏の三人の視点から、代わる代わる物語が語られる。母親が異なり、その母親もすでに家を去っている三人は通常の家族の形とは違うかもしれないが、姉妹たちはずっと同じ家に暮らしてきて、一番理解し合っている関係である。三人それぞれに日々を送り、職場で、学校でそれぞれに出来事が起こり、それぞれに考え、悩む。家に帰って食卓を囲むが、相手に何かあったのだろうと感じてもただ黙々と食事を続けて、決して踏み込んで尋ねたりしない。それは相手を思いやるが故の距離感で、大切なことはちゃんと話すし話してくれると互いに信頼し合っているのが伝わってくる。

    外で何があっても、家に帰ればおいしいものを囲んで、自分を変わらず受け入れてくれる人がいる。そういう安心感を感じることができれば、どんな形であってもその関係は家族と言えるのだろうと思った。

  • それぞれに母親が違う三姉妹は、父親とともに四人暮らしをしていた。
    ところがある日、父親が家出をしてしまい、さらには次女の妊娠が発覚して……
    ゆるく寄り添いながら生活する家族のお話。

    とても筆者らしい小説。
    年の離れた三姉妹はそれぞれ個性があってわかりやすい。
    傍から見ればいびつなかたちかも知れないけれど、家族の絆は美しい。

  • 姉妹っていいな。この話は3人とも母親が違う姉妹だからちょっと特別なのかもしれないけど。それでも姉妹ってあこがれるな。それから,家に帰ってみんなでご飯食べること。外からいろんな気持ちを持ちかえってくるけど,それでも家族として食べるということを共有できるってなんかほっこりする。
    会話の中にイエモンのjamが出てきたから聴こっかな。本中では,シリアスな場面だったけど。

  • 橋本紡さんって礼儀とかに結構こだわりがあるのかなぁと出てくる描写から感じた。
    今まで読んだのは
    葉桜 と ハチミツ だけだけど、
    どっちも、ちゃんとした人って感じの
    登場人物が多かった。

    橋本さんの作品ってどうしてこんなにも女性が女性らしく思えるんだろう。
    自分は3人の中では
    ドジな環に一番似てるかも。
    本当は杏みたいなしっかり者に
    なりたいんだけどなー。

    最後みんなで集まっちゃってるのには
    びっくりした‥。
    実際あんなホームパーティみたいなんで
    自分の彼氏連れて来たくないかも。
    まぁ最初っから家族の設定は
    ブッとんでたな。

    でも温かくて、優しくて好きな作品。

  • 同じシーンを姉妹、3人の視点で繰り返される箇所が何箇所かあって、面白かった。
    しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏、と紹介されているが、杏もかなりのしっかり者だ。吉野家の食卓を切り盛りしているし、姉2人をいつも静観している。
    悪いけど、環みたいな人が同僚にいたらやっぱり嫌だなー。頭もいいし、美人なのに仕事はイマイチ。しかも、中途入社した会社で妊娠が発覚し、すぐに産休…って。
    3人は姉妹というより、親友同士の様で楽しそうだった。お父さん、いなくてもいいんじゃないかと思ってしまう程。でも3人はそれぞれにお父さんを必要としている。お父さん、幸せだね。

    2016.2.24

  • 父親だけの血の繋がりのある、三姉妹の話。
    三方向からの話。

    キャリアウーマンな長女澪、37歳。
    不器用な次女環、20代後半。
    冷静な杏、高校生。

    澪はキャリアウーマンだったけど、仕事ができすぎて左遷。
    環は不器用でふらふらしてたけど、妊娠をきっかけに変わる。
    杏は先生のことが好きだったけど、妻子の姿を見て諦めをつける。

  • おいしそうで、あいかわらずおじょうず。

  • 同居する母親の違う3姉妹、30代の澪、20代の環、10代、高校生の杏。
    大学教授の父は、家出中。
    普通では考え難い、そんな家族、姉妹の物語。

    状況は、かなりドロドロなのでは、というところだけど、ゆったりのんびり物語は進んでいきます。
    年の離れた3姉妹は、まるで同級生のように仲良しで、女同士っていいなと思わされます。
    女の人をとっかえひっかえするというお父さんも、なんだか憎めない感じで、もしかしたらありなのかもと思ってしまったり。

    大きな出来事も、それぞれに起こります。でもそれも必然と思わされるほどで、この家族は、きっとこれからもこうやって過ごしていくんだろうなと感じました。

    3姉妹がそれぞれの彼氏を連れてくるホームパーティーのシーンが何とも微笑ましい。

    『いろいろなことがあっても、ちょっとくらい揉めても、簡単に壊れたりしない。嵐が過ぎてみれば、家族という船はまだ浮かんでいる。やがて、恐る恐る甲板に出た人間が見るのは、いつもと同じ青空なのかもしれなかった。』
    グッときました。

  • 橋本紡の小説を読んでいるといつもつい作者が男性であることを忘れそうになる。本当にこの人女の子を書くの上手い。母親がそれぞれ違う歳の離れた3姉妹。しっかり者の大企業総合職長女、要領の悪い派遣社員の次女、料理上手な高校生の三女。女癖の悪い父親は家にはほとんどいない。3姉妹の日常。それぞれが抱える悩みや日常が交互に語られる。三女・杏ちゃんの恋が可愛いね。いつもは料理上手な男性が出てくるけど、今回は三姉妹の末妹が料理上手なのね。2012/525

  • 久しぶりの橋本さん。

    相変わらず温かくて、柔らかい文章。

    どうも、セリフが今回はクサかったので★みっつ。

  • 父親が違う三姉妹の話。
    なんだかその三姉妹の関係が妙に羨ましく思いながら読み進めました。
    食事の場面がまた美味しそうなのです。
    映画化しそう。しないか。

  • あなたの“大切なもの”って一体なんですか?
    これをよめばきっとわかります。
    「女子」を知りたい男子にもおすすめ!…らしいです(笑)

    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50103375&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 父親は同じだけど、母親がみんな違う
    澪、環、杏の3姉妹。
    次女の環が妊娠したことで、3人の関係が微妙なものに。

    杏の作るご飯、おいしそうだな。

  • おもしろい。
    父親+娘3人、それぞれがシーンごとに主人公になり代わる恋愛?家族?青春?小説。
    皆ひとくせあるにもかかわらず、頭脳明晰な美男美女ってとこが、現実味を薄くしているけれど、それはそれ。小説の中なんだから、美しい方がいいよね。

  • 異母三姉妹の話
    料理の描写が最高でした!
    書き出しが同じそれぞれの物語が面白かった

  • 三人姉妹のはなし

  • 読み始めはなかなか進められないかな、、?と思ったけど、断食道場で一気に読んだ。
    んー、よかった。
    橋本さんって女性なのじゃないのかな?って思うくらい、女性の心の描写がすごいって思う。
    また橋本さんの本読みたいな。

  • 淡々としている印象。
    こちらも淡々と読み進めた。
    でも、実は父親の存在がこの個性的なちょっと壊れている娘たちにかなりの影響を与えていたってこと。
    そんな風に感じた。

  • ふわふわした気分で読んだ。
    みんな愛しい人と出逢えて良かった。
    2014.3.22

  • 母親の違う3姉妹の物語
    おっとりしているキャリアウーマンの長女 澪(みお)
    元気バリバリで人付き合いが苦手な次女 環(たまき)
    料理上手で何でも出来るが空気が読めない三女 杏(あん)
     
    父親の家出、長女の左遷、次女の妊娠、三女の恋

    3姉妹は最後、どうなるのか!!!!!!!!!!!!

      

全79件中 1 - 25件を表示

ハチミツを本棚に登録しているひと

ハチミツを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ハチミツの作品紹介

三七歳の澪、二七歳の環、一七歳の杏。歳の離れた三姉妹だけどそれなりに仲良く暮らしている……はずだった。しかし次女、環の望まぬ妊娠をきっかけに、姉妹に転機が訪れる。やっと大切なものがわかりはじめた三人が選んだ、それぞれの道とは?
女子なら誰でも覚えのある悩みや迷いのあれこれを、暖かく包み込むガールズ長編。

ハチミツに関連するサイト

ハチミツのKindle版

ツイートする