派遣ちゃん

  • 106人登録
  • 2.53評価
    • (0)
    • (6)
    • (21)
    • (15)
    • (7)
  • 18レビュー
著者 : 宮崎誉子
  • 新潮社 (2009年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103008521

派遣ちゃんの感想・レビュー・書評

  • 派遣という仕事の実態、いじましい派遣職場の人間模様、体験した者ならではの視点で描出。息遣いまでもが聞こえそうな近さで体感できた。いつまでもモラトリアムを求めようとする弱さと低いハードル。自分にも共鳴するものがあり、胸が詰まるような切実さをもって読んだ。他方、現実をしっかり肯定し、大地に決然と屹立する主人公も潔く清々しい。「辞める人が多いので、キツイところは単発が穴を埋める使い捨てが当然の職場を私は嫌いじゃない。何故なら世の中の綺麗事を忘れさせてくれるからだ。改善なんてされようがない現実を肌で知るのが生きる事だと笑うしかないと教えてくれたのだから拍手したいぐらいだ」

  • リアルで容赦ない。文章も会話ばかり。でも読ませる。

  • 著者自身の派遣体験から描かれているので、エントリーの仕方や、体験労働や派遣先での虐げられた状態については、良く描かれている
    たくさんの派遣会社に登録して、電話で面接の問い合わせがあり、会社訪問や事前研修ののちその会社で派遣で働き、
    派遣と社員とパートの派閥の中で色々とトラブルや戦いやいじめや駆け引きがあるというのが大変リアルに描かれている

  • 2話収録されています。2話目はコールセンターの話で、わたし自身コールセンターで働いた経験があるので体験とリンクしておもしろかったです。マンガのようにサクサクとたのしく読めるのは良いです。が、派遣で働く人の本当のところの苦しみなどは笑いに紛れてしまって伝わりにくいところもあったのかなと思いました。どこか甘いところがあるような・・・

  • なんかあんまり登場人物に好感が持てなさ過ぎて、あまり入り込めなかった…。テレオペの派遣って大変そうだなぁと。

  • 派遣社員が主人公の話が2篇。
    (青瓢箪)
    やっと家電の品質管理の仕事にありついたみゆきは,
    作家志望と言っているだけで何もしない兄が家にいることが許せない。

    若い派遣社員の現実が特に主義主張なくリアルに描かれる。
    ややだらだらした文体が好きになれない。

  • 青瓢箪

    わかる!わかる!
    派遣、つか日雇いってこんな感じだった。
    兄弟で差別されんのはムカつくわ。


    欠落

    悪口が日常会話の女関係って嫌だよね。

  • 「派遣」がテーマの中篇2作品。前から気になっていたけれど、今回図書館で見つけて迷わず借りたのは、自分も今、初めての「派遣」生活真っ只中だからである。
    う〜ん、正直「小説」としては肩すかし。ストーリー的にちょっと、入り込めなかった。特に一作目の「青瓢箪」。自称小説家志望のニートな兄、兄をやたらと擁護する母が不快であった。二作目「欠落」。仕事内容が、今の自分の職場に近いものがあるので、共感できる面もあるにはあったのだが…この人物、必要?と思える場面も多く、何を言いたいのかわからないところもあり。だからといって「面白くない」とも言い切れない、何だか不思議な一冊だった。
    2作品の主人公に共通する、かったるさと真面目さのバランスが独特で。で、時々そのバランスが崩れて毒を吐くときがまた痛快で。そして何より、著者自身も派遣で働いている身だからこそのリアルな台詞が、やったら印象的なんである。
    「全身全霊で麻痺しろ!」「向いてるのか考えなければ続けられるかもね」「改善なんてされようがない現実を肌で知るのが生きる事だと笑うしかない」
    ぎょえ〜と思うが、それが現実だよね。思っていたような派遣小説ではなかったものの、むしろリアルさが際立ち、まぁ読んでよかったかなとは思う。「おわりに」のなんてことない一文がすごく好きで。
    「悪口言って仲良くなるより、私はくだらない冗談や微妙に似ていない物真似で仲良くなる方が好きです。」
    なんだかこのユルさに救われるな〜。

  • 図書館で何気なく手に取ったので、読んでみました。
    うーん・・・
    さすが現職の派遣さんだけあって、派遣の登録の仕方や面接の仕方などは、なるほど~と思いましたが、登場人物に共感できませんでした。
    なんだか、派遣は大変だという意識が全面的に出ている内容に感じられましたが、働いている人は正社員だろうが、派遣だろうが、みんな頑張ってるんだ!派遣だけが辛いんじゃないんだぞ!と思いました。

  • けっこう「不思議」系な本だったな。
    というのが感想。
    1冊に2話派遣に関する話が入っています。
    「青瓢箪」という話は主人公も毒があり、話のテンポもよく割合好きですが、もうひとつの「欠落」は正直まったく情景がわかず「???」というままだった。

    あとは台本みたいに会話が多いのが難点・・・。

  • さらっと読めた
    何も考えたくない時にいいかも
    我家の愚姉の存在を思い出す
    ニートではないだけマシだけど

  • 文藝(2009夏)にレビューされていた本

    新潮2009年5月号書評より

  • 派遣社員として働くみゆきや太一が、ニートのお兄ちゃんやヤクマルを見て(見下して?)自分のプライドを保っているように、
    わたしもこれを読んで、今つらくっても絶対に仕事を辞めたらいけないな、って思ってしまった。

  • 帯に『働く僕らのリアルを描く』とあったけど、リアル?どこが?と読んでいてひどく脱力する小説だった。そもそもこれは小説なのか?会話文ばかりで情景が全く浮かんで来なかった。

  • 派遣社員の生活、男女それぞれ1篇づつ。家と会社と友達、交際相手。4コママンガ集みたいなブツ切れのエピソード。唐突な時間経過。小説ではない何か。

  • 朝日新聞の書評の信頼度がまた下がったなぁ。

  • 私はずーと正社員なので、その立場から派遣の人を見ると、そうだろうなあと思う話が載っている。じゃあなんで正社員にならないのか、という問いに対しての回答は載っていない。昔からそこが知りたいのです。なりたくてもなれなかったという、立場の人ばかりでない気がするのです。

  • 最低。
    asahi.comの書評を信じて買ったあたしがバカだった。
    なんでこれでプロの作家なの???
    というか、アタシは絶対に携帯小説は読めない、と解りました。

全18件中 1 - 18件を表示

派遣ちゃんを本棚に「読みたい」で登録しているひと

派遣ちゃんを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

派遣ちゃんを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

派遣ちゃんの作品紹介

面接されて登録され、派遣されて仕事する、働く僕らのリアルを描く新世代のプロレタリア文学。

ツイートする