ボトルネック

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著者 : 米澤穂信
  • 新潮社 (2006年8月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103014713

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ボトルネックの感想・レビュー・書評

  • うーん、なんかショックでした。
    まるでゲームのバットエンドみたい…。分岐点があって選択してやるゲームにしたらいいかも。

    兄(ハジメ)、死産で生まれなかった姉(ツユ)、自分(リョウ)

    もう一つの世界では自分の変りにサキ(ツユ)がいて…
    自分の世界とは違い状況が好転している。

    間違い探しの答えが…あんな答えなんて。。。
    (自分探しの旅に出て災難に遭った兄とだぶるし…)

    最後の230ページあたりからは、読んでいて泣きたくなった。
    悲しいを通り越して、あまりの鬱展開に絶句…。
    残酷だな…と。

    名前がリョウってところも悲しすぎる。

    サキの世界視点でもう一回続編みたいな物語を書いてほしいな。

    だけどサキだって、もう一つの世界では自分がツユだと知り、相当自分の存在意義が揺れたんじゃないかな…とか、どっちでもつらいような…。読んだあともアレコレと鬱々と考えてしまった。


    オプティミスト→楽天主義者
    ヒューマニスト→人道主義者
    モラリスト→道徳家
    ニヒリズム→虚無主義者
    ペシミスト→厭世主義者(対・オプティミスト)

    オプティミスト→サキ、ペシミスト→リョウ

    もう一回読めばもっと理解できるのかもしれないけど、これを再読するのはつらいな。。。

  • 自分が生まれなかった世界へ行くパラレルワールドもの。
    自分の不在が、明らかに周りの人間を幸福にしている世界へのバッドトリップ。「間違いは自分」だってことに気づいていく過程がひたすら絶望的。なんという暗黒青春物語。

    ラストに色々な解釈の余地があるのがすごく良かった。

    以下、ラストに対する個人的な解釈(ネタばれ)。
    ※与えられてるものの価値に気づかず受動的に生きるのは、他人に対する冒涜だというメッセージだと思った。
    ※Green Eyed Monsterはノゾミと思う。
    ※お金も両親もいるのに、今もまだ命があるのに、諦念を装って臆病なだけの主人公に対するノゾミの呪い。
    ※最後の電話は死んだツユから。ノゾミが主人公を殺そうとしているのを知って助けようとした。
    ※「自分で決められる気がしなかった。誰かに決めて欲しかった」ところへ母からのあのメールで、やはり主人公は死を選んだと思う。

  • すごく悲しい話。
    の、はずなのに
    あまり悲しいと思えなかった。

    私はこの話をハッピーエンドととったからかも。


    “どうにもならないこと”
    ならすぐ受け入れられる主人公リョウが、
    突然自分がいなかった世界、パラレルワールドに飛ばされる。

    そして、リョウの代わりに存在したサキによって、
    あまりにも自分のいた世界と環境が変わっていることを知る。

    すべて良い方向に。


    生きる気力を失ったリョウがもとの世界に戻った後の顛末は描かれていない。

    が、きっと良い方向にいくと思う。


    しっかり、考えて生きれば、自分を、周りを変えることが出来るかもしれない。
    そう思って前向きな気持ちになれた。

  • 自分の存在理由がひとつずつ消されていく、そんな後味の悪さがありました。

  • パラレルワールド。そして鬱スパイラル。
    自分が存在しない方が世界が少し上手くいくとわかったら。
    それでも生きようという気にはなれないよ…

  • 最後まで救われない。
    親がひどすぎる…

    ただ、やたらと人けがないのが気にはなる。
    もしかしてあそこは死者たちの国って考えすぎ???

  • 生きてくことは、無限に二者択一を続けていく、ってことかな、って思った。ものすごく細かい次元まで。例えば今日の私、お風呂に入るか入らないか。入らないならシャワーを浴びるか浴びないか。シャワー上がりに歯を磨くか磨かないか。磨いた後髪を乾かすか乾かさないか。…例をあげたらきりがない。でも、本当に細かい二者択一の一つが、大きなことに繋がっていくこともある。
    リョウが迷い込んだ世界はリョウが生まれなくて、リョウの世界で生まれることができなかった姉が生まれてた世界。その違いはどこにあったのか。そして二つの世界の違いとは。
    読み始めからものすごく読みやすくて、でも読んでいくうちにとんでもない状況に陥ってた。そして結末…。私はなんだか、まだ結末がうまく飲み込めてない。結末の部分だけ、何度も読んでみたけど、なんだかもやっとする。その「もやっ」も含めて、おもしろい!読んでほしい!それで、結末の意味を、自分も理解した上で、誰かに聞きたい。だから読んでください。

  • 単行本で248ページ。
    流れるような文章も相まってあっという間に読み終えました。
    ただ、読み終えてからが長い、というか考え込んでしまいます。
    初めはただ、パラレルワールドに迷い込んでしまった少年の自分を見つめ直す旅、みたいなものかと思っていました。
    甘かった。
    見つめ直すなんてもんじゃない、突きつけられる、それも受け止めきれないかもしれないほどに残酷で鋭く。
    こんなに胸が苦しくなったのに忘れられない、忘れたくない。
    劣等感が強い人ほどこの小説は辛く、同時に劣等感が強い人ほど惹かれるんじゃないかと、劣等感の塊である僕は思ったりしました。

  • 後味は苦い。客観的に自分自身をみることは大切。人から見た自分が知らない自分。
    何かに使えないかな

  • 最初からハンデがあるんだよ。
    だって彼女の方が年上じゃないですか、知識と経験が違うんですよ。同じ場面でも、選択肢が彼女の方が多いのですよ。
    それにしたって残酷です。残酷すぎます。誰にとっても。誰にとっても。

  • (2017.04.09読了)
    自分は不幸だ、周りでは良くないことばかり起きる。そう感じる方にオススメの一冊です⁉︎
    若い感じの軽い文体でなんかイマイチだなぁ、なんて思いながら終盤まで読み進めてしまいました。
    ですが、結構難しい重いテーマを扱っていました。最後の方は二度読みしました。

  • パラレルワールドだが、これまでにないパターンかな。不快になることこの上ない。せめてハッピーエンドにするべきだろう。例えば、ノゾミが東尋坊に行く前に戻って来て、やり直すとか。

  • 救いのないバッドエンド。
    自分がいないパラレルワールドを見せられたことで自分の存在が恋人のノゾミ(と思ってた)を死なせてしまったことや、両親の不仲のきっかけなどを作ってしまうことがわかっていって…。
    少しでもいいから救いが欲しかった。

  • "ぼくも、ぼくなりに生きていた。別にいい加減に生きてるつもりはなかった。しかし、何もかも受け入れるよう努めたことが、何もしなかったことが、こうも何もかもを取り返しがつかなくするなんて。"

    こんな救いのないストーリーを読むのは久しぶり。「絶望の淵に突き落とされる」ってたぶんこういうことを言うんだろうなぁ。

  • 2016年7月16日読了。
    サキのキャラがすばらしくよい。
    そして最後がやはり凄い。ニヤっとしてしまった私は性格悪いか?

  • 面白かった
    バッドエンド

  • 純粋に面白かった。
    「ボトルネック」を使う意味は分からなかったけど・・・

  • ★★想像力がない!難しかった。肝心の終章はほとんど意味がわからない。自分が産まれなかった世界行って、サキに産まれた姉に会う。パラレルワールド。真っ暗な海と、曲がりくねった道。それは失望のままに終わらせるか、絶望しながら続けるかの二者択一。なーんとなく、結末はこうだろうなと思うところはあるけど、はっきりしないし、暗い。

  • 後味がよろしくない(;_;)

  • 懐かしくなんかない。爽やかでもない。
    若さとは、かくも冷徹に痛ましい。
    ただ美しく清々しい青春など、どこにもありはしない——。
    青春ミステリの旗手、最新書き下ろし長編

  • ミステリーでもSFでもない気がする。

  • 8冊目。
    【初版発売日】2006年08月31日
    【初版発行日】2006年08月30日
    あとがき:×
    装画 フジモト・ヒデト
    装幀 新潮社装幀室

    【文庫判発売】2009年10月01日
    【文庫判初版】2009年10月01日
    あとがき:×
    解説――次の一歩を:村上貴史
    カバー装画 笹部紀成
    デザイン 新潮社装幀室

    カバーの欧文タイトル:
    BOTTLENECK

  • 自分がいない世界の方が、よっぽどいい世界という現実を突きつけられる。辛くて切ない。

    結局、最後はどうなったんだろう...。

  • パラレルワールド。
    結構鬱気味な話。
    相変わらず読みやすい。

  • ともかく救いがない話…と聞いて読んだけど、まさにそう。思春期で悩む気持ちが痛いほどわかる。そして巻末のセリフの鋭さ…
    だけども、自分はこうじゃない!と読む点ではいいのかな。

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