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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
昭和初期のようなゴシックの雰囲気が漂うなか、精神が壊れかけた。
前評判と帯の文句に期待をしすぎて一話目が肩すかし。
煽りすぎの惹句も考えものです。
気にいった順に
玉野五十鈴の誉れ
山荘秘聞
北の館の罪人
儚い羊たちの祝宴
身内に不幸がありまして
ラスト1行で落ちるというには大袈裟で、帯の惹句が煽りすぎなのが惜しい。背筋がぞっと寒くなるようなブラック感は悪くないです。
昭和初期の推理小説雑誌によくある奇譚モノの雰囲気ぷんぷんなので、そういうの好きな人(私は大好きだ!)は気に入るかと。
ただ、そこらへんの時代の作品を読み慣れてる人からすれば、様式美、パターンに則りすぎているので、お話が想定の範囲内と言いますか、新鮮味は無いと言いますか…。(こういうクラシカルでラストに鋭い切れ味を持ってくる類の話が好きな人は小酒井不木とかオススメです)
作品1編、1編を丁寧に仕上げている米澤穂信先生の引き出しの多さには素直に感心しました。この人の描く世界ってとても「丁寧で綺麗」で好きです。
一気に1冊読みきるのではなく、毎晩寝る前に1編ずつ読んで、余韻を味わいながら眠りに落ちる…みたいな楽しみ方がオススメの短編集でした。
そうそう。申し訳ないけど帯の文句はちょっと煽りすぎ、という印象かも…。(あんなに煽っちゃうと読者の期待値、必要以上に上がっちゃいますから…)
著者の短編集は初めて読みました。全編面白いですが、「北の館の罪人」がお気に入りです。最初に読んだインシテミルのイメージが強かったのですが、この本を読んで他の作品ももっと読んでみたくなりました。
黒米澤炸裂! 「ラスト一行の衝撃」の惹句は正直煽りすぎ せっかくの好短篇集がミスリードされているような気がする
ミステリーの短編集ですが全てが繋がっている連作集。「やっぱりな…」と思ったのも束の間、最後の一行で覆されます。「やっぱりな…」から「まじでか…」になります。まじです。
ミステリーは押さえつつもそれに依らない世界観で
ぐいぐいと読ませる。
3編目「北の館の罪人」はとても美しい情景が浮かんだ
気になっていた作家、米澤穂信さん。1冊目にはシリーズもの以外をと思って選んだけれど。。。
装丁そのままに、くろぐろと狂気が渦巻くダークな作品でした。。。
博識に裏打ちされた(建物の描写など、知識のない私は辞典を駆使しないとわからなかった;;)端整な文体も、人や家が崩壊していくさまを冷え冷えと描く筆致もすばらしい。
何が怖いって、表題作「儚い羊たちの祝宴」で、あの背筋も凍るような日記を読んだにもかかわらず、「ここはわたしの場所になるだろう」と、バベルの会の後継者になろうとしている、あの女学生が怖い!!!
とても完成度が高い作品だと思うけど、本棚に置いておくと闇に飲み込まれそうなので、可及的速やかに、ブックオフに持っていこう。。。
か弱い夢想家の羊たちが集うバベルの会。
旧家や裕福な家の娘たちにふりかかる凄惨な事件は、ラスト一行で反転する。
古風な令嬢風の語り口で紡がれる惨劇は、結局は全てが幻想だったのだろうか?
第一話の「身内に不幸がありまして」の反転が一番怖かった。
大学の読書会バベルの会に関わった女達に起こった、5つの怪奇ミステリー。大きな屋敷が舞台となりポーのアッシャー家の崩壊のようでもある。この作者は、ほのぼのミステリーの作家だと思っていたら、こう言う毒のあるものも書くんだ。
丁寧な言葉だったり、綺麗な言葉で書かれてるのにこのブラック感がすごい。
短編集を最後でまとめて終わらせるのは初めてで読み終えたあとの驚きは誰かに伝えたくなるものだった。
ストーリーセラーの中で一番面白いと思った『玉野五十鈴の誉れ』で米澤穂信さんに興味をもって借りてみたけど、博識だし本当に本が好きなんだなあと感じる。
帯の煽り文に不足なし、といった感じです。
特に一編目の『身内に不幸がありまして』は衝撃でした。
文自体も読みやすく、すいすい読み進められますね。
ラストの日記の途切れ方が、個人的には絶妙でした。
5つの短編から成っていたので読みやすく、あきることなく読み進めることができた。
どの話もじわじわと恐ろしさがやってきてそれが病み付きになりそうな感じ。
だだ、『玉野五十鈴の誉れ』は最後にはほっとするような、感動するような、ほかの短編とはちょっと違う後味でよかった。
初めて読んだ米澤穂信。
単行本を図書館で借りたが、その後、文庫が出るのを待って買った。
何の気なしに読んだのだが、すべての短編に毒がある。ミステリというよりは、変わった読み味の短編集といった感じ。
『玉野五十鈴の誉れ』が出色の出来。『身内に不幸がありまして』も、最後に忘れていたタイトルを思い出させてくれた。
古典部シリーズの後に読んだので、とても衝撃的でした。
「身内に不幸がありまして」と「玉野五十鈴の誉れ」
が特に気に入りました。
文章がとてもきれいで、その優しい雰囲気とラスト一行の衝撃とのギャップにゾクッとします。
収録されているすべての話が、ラスト1行でどんでん返し、というミステリの醍醐味を突き詰めたような短編集。
そのとおり、確かに見事な伏線回収やトリックの妙、どんでん返しが楽しめるのだが、この作品の肝は何と言っても「玉野五十鈴の誉れ」という一編だと思う。正直、この一編だけでも価値があると思う。この話に流れる雰囲気、そして寂しさと悲しさ。ラストの見事かつ、含みを残した読後感。どれをとっても秀逸だと思う。
この短編集はどれもブラックなオチが用意されていてこの「玉野五十鈴の誉れ」も、アッと驚くブラックなオチが用意されているのだけど、そんなことよりも五十鈴と純香という二人の物語に感動した。
最後に野暮だとは分かりつつ、この作品を読んだ人にわかることを書くと、僕は五十鈴が純香のためにあの行動を起こしたと信じている。どこにも答えはないけれど、そう思う。
「身内に不幸がありまして」は既読だったけど、「バベルの会」つながりで話が続いていくのは面白かった。「山荘秘聞」の召使さんがかなりホラーで好きです。
暗黒ミステリと自称するだけあってかなり暗いです。たしかにラストは見せ場なのですが、無理があるような作品も中には

図書館にて。





