- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103014720
感想・レビュー・書評
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読み終わった後のゾクゾク感とそういうことか!!と思わせるオチに気持ち良さを感じた。
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ちょっとイヤミス的な感がありました。
アミルスタン羊…まさかと思いましたがやはりそうなんですね。 -
短編も悪くないと思わせてくれる
ラスト一行の衝撃にこだわったというミステリ短編集。それぞれ異なる主従関係を軸にしつつ、その独立した物語をバベルの会というキーワードが繋ぐ。バベルの会とは!?中でも山荘秘聞と玉野五十鈴の誉れが面白かった。 -
五篇の短編からなるミステリーというかホラー色の強い作品。主に上流階級とその使用人達のお話だが、その狂気たるや、うん、面白い。
最後の方はグロめの話もあるが、じっくり読むと「ああ、そういう事なのか!」と本当の解釈がわかったりして後味に唸らされる。
読みやすいし、いつかもう一度読んでもいいかなという作品。 -
138:米澤節! ラストのどんでん返しというか、暗闇にスポットを当てるというか、この手法はけっこう好きです。六綱の色の話とか。後味が悪いようで、きちんとオチをつけている作風、物語の雰囲気もとても好き。
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孤児院育ちの夕日は、五歳にして大富豪・丹山因陽に引き取られ、年の近い吹子お嬢さまの世話係となった。ある日、お嬢さまに秘密の書棚を作ってほしいと頼まれた夕日は、そこに置かれた小説をこっそり盗み読むようになるのだが……(『身内に不幸がありまして』)
大学の読書会「バベルの会」をキーワードに繋がる、5編の傑作短編ミステリ集。
最後の描き下ろしが蛇足感否めなかったけれど、ほか4編はすべて楽しく読み進めた。こんなにドキドキハラハラしながら本を読むのは久しぶりで、いささか興奮した。
これぞミステリ。読み進めるゾクゾク感がたまらない。
<収録作品>
身内に不幸がありまして/北の館の罪人/山荘秘聞/玉野五十鈴の誉れ/儚い羊たちの晩餐 -
無垢なのと怖いのが混じってる。
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名家の子女が集う読書会「バベルの会」に関わる人物が主人公の連作短編。「身内に不幸がありまして」「北の館の罪人」「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」「儚い羊たちの晩餐」の5編が収められている。両家の子女という時代がかった設定とホラーテイストのブラックなプロットで独特の世界観を作り、よく練られた構成で驚きのラストを演出するのが特徴。
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米澤穂信の世界がよくわからない。ホラーなのかミステリーなのか「バベル会」はどう繋がっているのか、自分には理解できなかった。ん〜残念。