- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103014720
作品紹介・あらすじ
ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。
感想・レビュー・書評
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バベルの会で繋がる短編集。
雰囲気は好きだったけど、小難しい言葉や単語がたくさん出てくるから、いちいち調べてたらストーリーに入り込めなかった。何となくわかるから調べず読めば良かったかなー。
ホラーでもないし、グロさもないけど、人間の本性がじわじわ出てくる怖さがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全編を通して暗くて不気味な話
なにかおかしいと違和感を持ちつつ読み進めると、最後でなるほど…となる
驚愕というよりはそっちにいったかあと言った感じ
特に最終話の儚い羊たちの晩餐はおどろおどろしい -
痺れる。ゾクっとする一行がたまらない短編集。
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バベルの会で繋がる短編集
全編を貫く暗さと重さよ
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おもしろかった。
もう少し王道の読書もしておくと楽しめたかもしれない。。それでも適度な謎と、それに迫っていくペースは流石だなあと思った。 -
ちゃんと理解できているか分からないけど、面白かった。
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最後の1行で「大どんでん返し」という触れ込みだったので、ミステリーファンとしてはがぜん気になって読んでみた。
最後の1行で真相が分かる、というよりは、ラスト数ページでじわじわ、「こうかな」と思わせて、すこしズラしたオチがあるホラー、という感じ。
五篇中三篇目の「山荘秘聞」が1番後味がよかった。
次いで、「玉野五十鈴の誉れ」かな。 -
全編に読書会「バベルの会」が出てくるのが物語の設定を引き立てる。私の好きな江戸川乱歩の世界が令和で生まれている事にちょっと感動する。ホラー推理小説と言われているのはどうかな?ホラーと言うには怖くないし推理小説と言うには難しくない。この美意識と世界観は独特のもの。
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図書館から借りてきて、急いで読んでしまったのでもう少しじっくり考察しながら読めたら良かったとは思いました。
しかしずっと持っていた小さな違和感が、最後に伏線回収されておお〜となり、面白かったです。ひとつひとつのお話もラストにびっくりさせられることが多く、大満足の作品でした。