本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103015079
感想・レビュー・書評
-
結局は、退屈か悔悟 (略) 退屈の主たる原因の一つは、今三島氏が不在であること、
三島氏の死は、あきらかに、この日本社会に退屈をもたらした。
いくら頭が良くても、あんなに無理して生きていれば、そりゃあ若死にしますよね。 (深沢七郎)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三島由紀夫の肉体信仰を三島由紀夫のボクシングスパーリング、剣道乱どりなどを通して、最初から最後までバカにしている。でも三島由紀夫への愛情に満ちあふれています。久々に三島由紀夫を読みたくなりました。
-
三島由紀夫がいかに運動神経がなくて、見せ掛けの肉体であるかをひたすら語っている。三島由紀夫の中にある矛盾を見ることによって分裂した最期を説明している。交流が深かっただけあってあまり一般的に知られていない三島由紀夫の稚拙ともいえる人間性が語られていておもしろい。
三島由紀夫という人は知性は天才的で文才もあるが、とにかく人間的にはどこか子供っぽさのある純粋な人だったんだろうな、という印象を受けた。