コーヒーもう一杯

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著者 : 平安寿子
  • 新潮社 (2011年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103017523

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コーヒーもう一杯の感想・レビュー・書評

  • タイトルにひかれて借りてみました♪。
    1人の女性が思い切ってカフェを開き、その後・・・。

    昔カフェでアルバイトをしていたことがあり、この本ではカフェを経営するための手順などが記載されていて、「ふむふむ」とあれこれ想像すると面白かったです。

    資金の調達や衛星関係の講習、売り上げ目標など、自分がカフェを経営するみたいな感覚になってわくわくしながら読み進みました。

    最近漫画などで、お料理について事細かく記載されている物を呼んでしまった私的には、「もっと魅力的なカフェメニューについてのレシピなどが記載されていたらなぁ」と思えてちょっぴり残念でした。

  • 1人の女性が、カフェ経営を思い立って奮闘する話…です。

    主人公がカフェをやろうとし始めたときから、私は「おいおい、大丈夫か?」と思わずにいられなかった。
    だって、ろくに出すメニューも決めてないうちからやろうと思うなんて!
    普通「カフェやってみたい」なんて人は、コーヒーがすごく好きだとか、料理やスイーツを作るのが好きな人とかが、始めるものじゃないのかな?

    あーでも、お金と、食品衛生責任者だっけ?あれさえ取ればお店が持てるっていうんだから、主人公みたいな考えで飛びつく人もいるんだろねえ。
    でも、個人経営のカフェって、ちょっと入るのに勇気いる…。よっぽど流行ってない限り。
    だったら、スタバ行っちゃえって、なるもんね…。

    展開がスピーディで、でも教えられることはいっぱいで、これからカフェやってみたいなんて思ってる人は必読かも!?

  • さすがだなぁ平さん、いつも安定感あるというか、飽きさせないストーリー運び。特に今回はカフェがテーマってことで、私も趣味がカフェ巡りなもので、ワクワクしながら読んだ。
    結婚の夢破れたアラサー女子が、成り行きで着手したカフェ経営。とんとん拍子に進む話にうわうわ…と思ったけど、店舗内装デザインの仕事で、思い入れたっぷりすぎるカフェ経営者の失敗を沢山見てきたヒロイン未紀が、どれだけ地に足つけた経営っぷりを見せることが出来るか。期待して読んだ。
    オープン準備のしんどさを上回る、新鮮な興奮。
    「未紀が決めたものが決めたように配置され、空間ができあがる。」ピカピカの真新しい店。こりゃたまらんだろうなと。
    でもまあ~現実は厳しいやね。理想と現実のギャップに、軌道修正していかざるを得ない日々。これってカフェ経営に限らずだろうけど、意に沿わない妥協を繰り返し、日々に忙殺され、どうにもできない負のスパイラルに陥ってしまう。そんなところは、ああ、わかる…と思ってしまった。
    彼女の対比として面白く読んだのが、未紀の友人の加容子。料理居酒屋の従業員だった彼女もまた、雇われではあるがカフェ運営に携わることになる。同業者ということで、一時は微妙な関係となる未紀と加容子だが、意外な形で二転三転する加容子のカフェがどうなっていくかもまた読み応えあった。
    それにしても、個人経営のカフェって本当に大変だなと改めて思った。飲食業は厳しいと以前から話には聞いていたが、オープンした店の9割は1年と持たずに閉店する世界とは。現在の居住地は個人経営カフェがとても多いところである。それでも、ひっそり撤退する店あり、その後居抜きで新たに開店するカフェありとなかなかに目まぐるしい。そんな事情の裏側も知ることが出来た。
    苦い経験をする未紀だが、ラストの方で彼女の母が歌うボブ・ディランの「コーヒーもう一杯」の一節。そのシーンに、なんだか目頭が熱くなった。未紀をとりまく人々、すべてが善意だけで協力しているわけではない。そんな中、お母さんの愛情がものすごく胸にしみた。
    なかなかにシビアな世界ではあるけれど、これまで以上に、お気に入りカフェをささやかながら支えていけたら、なんて思いました。

  • もとはレストランやカフェなどの飲食店をプロデュースするお手伝いをするお仕事をしていたのに、どこのお店の店主も自分勝手で夢見がちなことばかり言っているのに腹が立ってきて、ついに「あなた、甘いんだよ!」と言ってしまい、「じゃああなたは自分のお店を持てるの?!」と言われて「持てるわよ!」と売り言葉に買い言葉状態に。
    あれよあれよという間に自分のお店を持つことになって…
    という展開のストーリー。

    私はこのヒロインの言動に反発するばかりで自分の芯がない性格が最初から最後まで好きになれませんでした。
    自分の芯がないから何が一番大事なのか、自分は何をするべきななのか、本当に困った時に頼れる人がいるのかいないのか、全然把握できていなくてイライラ…。
    カフェを自分で作る話ということで、ほのぼのしたものを期待して読んだけれど、イライラするばかりで終わってしまいました。
    しかも、お店、持ち直すと思ったのに…。
    このヒロインは何を始めようとしてもだめだろうな。

  • 30代OLが会社を辞めて起業、カフェを開いてつぶすまでのお話。
    この主人公のカフェ、理想のビオカフェとは程遠い冷凍食品、レトルトを使った食事、コーヒーマシンお任せで淹れたコーヒー、何の特徴もないお店。
    巷にこんなカフェが多いこと。
    本当は個性のある個人経営のお店が増えるといいのに、はずれを引きそうで大手チェーン店に入っちゃうんだろうな~。あたりは出なくても大きく外れない感じで。
    きれいごとだけでは済まさない話に好感が持てました。

  • 友達と集まると雑貨屋さんをやりたいな、カフェをやりたいって話になるのでこの本はとても面白く読めました。33才のヒロインが会社をやめてカフェをひらくストーリー。甘くないです。でも読むとやる気が出るお仕事小説です。

  • 32歳で彼氏にふられて仕事やめてカフェ始めるなんて。作者が年配の人でびっくり。抵抗なく読めた。挑戦も失敗も出来るうちにしとけってことかな。

  • 行き当たりばったりでカフェ経営。
    業者として馬鹿にしていた素人と同じ苦を味わう。
    1年間の経営は読んでいても、胃がしくしくとする感じ。
    自己嫌悪と自己肯定の間で揺れ動いているよう。
    失敗して次につながって良かった。
    主人公の魅力も増したように思った。

  • 結婚を考えていた彼氏に振られたアラサー営業ウーマンが結婚資金を注ぎ込んで心機一転、カフェ経営に挑む話。OLから個人事業主になり、自分の理想を実現しようと奮闘するが一筋縄にはいかず…。”お洒落なカフェを営む女性”のように夢物語ではなく、現実の厳しさを描いた作品で好感が持てました。最終的に主人公は自分の役割に気づくわけですがこんな良いご縁ってあるのかなと疑問に思い、評価は低めにしました。

  • 飲食業はやってみたいと思う人が多いようだ。
    自分もそう。
    だけど、参入の多い業界ほど競争は厳しいはずで、そんなところをクールに描いたお話かな?
    だけど夢を少してくれたのはお情けでしょうか?

  • この表紙につられ、ゆったりと和むような話かな〜と思って読み始めたけど、良い意味で裏切られて面白かった。^ ^ 最後にこの絵を見たとき最初との印象と違い、怖さを感じてしまったのは僕だけだろうか?

    主人公の未紀は店舗内装デザイン会社に勤めている。あるクライアントのせい?でカフェを自分で経営することになる。これだけだとよくある話だが、実際に日本政策金融公庫への創業計画書の書き方から融資の通りやすい方法、親戚が保証人になってくれた経緯や投資までした流れがすごくリアルに描かれていて、お店を営業している時の気持ちや状況もそうだよな〜と共感してしまう臨場感があった。

    最終的にカフェは…!となるが、主人公が次のステップに踏み出し自分らしく生きているのを見ているとチャレンジすることは大事だと改めて感じた作品だった。

  • 最初はカフェにまつわる物語だったのに、だんだん細かすぎるお金のはなし----経営のはなし----になった。どうでも良くなった。ずれ過ぎ感あり。

  • 失恋して、勢いでカフェを開くことになった32歳の女主人公。
    小説なので、どこまで事実に近いのかはわからない。
    が、私の中になんとなくあったカフェ経営という甘い夢をズバッと切り捨ててくれた。
    当たり前だが、どんな世界でも基本は大事。

  • 終わり間際になって、飲食業の肝は味だと
    わかるとは。。
    レトルト使ってる時点で気付くように。

  • 結婚の夢も、仕事も失った主人公が、勢いでカフェを開く。
    正直、主人公の甘さにはあきれるところも。
    カフェのオープンは、意外と敷居が低いとか。
    店舗の開設から経営の難しさとか。
    切り口は新鮮。
    読後感は、さわやか。

  • 2015.4.13 読了

    店舗内装会社で そろそろベテランの域になる
    32歳の女子 未紀(みき)。

    彼氏に振られ、結婚という目標も失い、
    仕事でも トラブル。

    ほとんど勢いで 辞めることになり、
    人が新店舗をオープンしてゆくところを
    散々 見てきて、自分にもできるかも。。。
    どうせ結婚も 遠のいたし。と
    一念発起して 自分のカフェを開く。

    一生懸命 日々 頑張ってる姿
    応援しちゃいました。

    どうなるんだろう。。。と 気になり
    どんどん読めました。

    最後は救われた。

  • 主人公が若い割には落ち着いて読めると思っていたら作者さん同い年。納得だわ。若い内は人生やり直すことに臆病になってはダメだなと思わされた。自分の事じゃないヨ。

  • 内装会社に勤める女性が、思い付きでカフェを開くことにしてうまくいかなくて・・・という話。レトルト食品を出すだけのお店が人気が出るはずもないのですが、開業してうまくいかず借金を残して廃業しても、次にお店を開店させるために一度おしまいにするという前向きな考えはいいなと思った。
    廃業し飲食店のアルバイト店員になった後で、そのつてでオーナーではなくお金の心配も借金もしなくてよいのに自由に采配のできるカフェのような事につけるのは、できすぎでご都合主義だと思う。
    最後でしらけた。

  • コーヒーが好き、という理由だけで手にとった1冊。

    人生はままならない、という感じ。
    出来すぎ感が溢れているストーリーもどこか落ち着かないけれど、
    上手くいかない現実をひしひしと感じさせられるストーリーも、ちょっと辛い。

  • めでたく成功、じゃないところに好感を持てた。
    お店やりたい、と誰もが一度は考えそうなこと、
    ぐっと踏み込んで書かれている。
    思わず未紀に「がんばれ」と声をかけたくなる。

  • カフェ経営は憧れるが、この本を読むと簡単なことではないんだと現実を知った。
    店を開くのは簡単だが、潰れるのも簡単。
    とても現実的に物語は進み、私がカフェを開いたらこの主人公のようになるかも、とイメージをオーバーラップさせながら読んだ。
    でも失敗を恐れず思いきって自分の好きなことにチャレンジする勇気も持たなければ、成し遂げることの充実感を味わうことがないんだなぁ。

  • 恋人にふられて会社でお客に口を滑らし本音を言ってしまい、ヤケになってカフェ経営を始めた話。
    カフェ経営がいかに難しいかわかった。
    8割くらいは重苦しい気持ちで読んでいた。現実って厳しい。だけど、この本を読み切れてよかった。
    現実は厳しくて嫌になってしまうけど、厳しいものって頭の隅に置けるだけで随分違うと思うから。
    それに、読み終えた今は、最後の締めくくりが自分に合っていたからか、スッキリしている。

  • 勝手ながら、起業の学校の課題図書に推薦したいと思った!

    主人公未紀は、恋人にふられ、会社では大失敗をして、その勢い?で、カフェを開くことになる。
    街にあるような素敵な、おしゃれなカフェが開きたい、人は失敗するけど、自分は大丈夫!
    そう思って始めるものの、夢だけがあれば、うまくいくものではなく・・
    店は閑古鳥がなく有様に。ボロボロになっていく主人公を見ているのは辛かったが、きっと誰もが陥りがちなケースを書いているのだろな~と思った。

    起業はしていないけど、非営利団体を主宰はしていて、
    その活動は私にとっては仕事にも値する。
    そうした目線で見てみると学ぶところは多かった。

    店を開店するまでの過程で、未紀が冷静な判断力を失い、自分が何をしたいのかと自分の頭で考えることができなくなっていった。それが、うまくいかなくさせているのだと思った。

    創業計画を出し、お金を借りることができる、人が応援してくれる。それで、なんだかできてしまう気になる。
    =お店が経営できる、お客さんが来るわけではない。
    でも、大きなお金を動かし、色々な人が応援してくれることで、舞い上がってしまうんだなぁと思った。

    見た目の大きさではなく、本当に自分は何がしたいか、何を大切にしたいかを考えることが大事。

    自分の足で感じながら、歩いていくことが大事だと思った。

  • 2014.3.27久しぶりに読んだ平安寿子。
    以前は読んでいたけど、そのうち自分の中で何か合わなくて読んでなかった。

    なんやかんやで、カフェを開く事になり後にも引けずひたすら走り続けるけど、ある日突然ストップ。経営するって難しい。でも、そこで得た経験は後にも繋がる。
    失敗したくないなら何もしない、でも、それでは何も出来ないまま。
    小説内の、フジコ社長の、
    「失敗したからってそれが何?経験値が増えて、語りぐさもできて、人生が豊かになる。それのどこが悪いの?」という言葉が印象に残った。
    いつも思考がグルグルしてる自分には、びっくり。なるほど〜と感心した。

  •  カフェははやりだけれど、うまくいかない人の方が多いですよね。って分かっていたので、主人公のお店の行方も分かりながら読んでいたのですが、やっぱりハッピーエンドの方がすきなので、なんとなく物足りないかな〜。

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コーヒーもう一杯の作品紹介

結婚するつもりだった恋人にふられ、会社では大失敗。人生のピンチに陥った32歳の未紀は、勢いでカフェを開くことになった。経験もスキルもなし、地道に働いて貯めたお金を全部はたき、借金までして資金繰りに奔走。食品衛生責任者の養成講習会を受け、物件を探して改装し、食器や椅子や備品を集めて、メニュー作り。次々難題を片づけて、なんとかオープンしたけれど…。失敗したって大丈夫!この本を読めばあなたも自分のお店を持ちたくなります!お店経営の実用情報も有り。お役立ち小説。

コーヒーもう一杯のKindle版

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