キケン

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著者 : 有川浩
  • 新潮社 (2010年1月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103018728

キケンの感想・レビュー・書評

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  • タイトルのキケンとは
    機研と書いて
    成南電気工科大学
    機械制御研究部の略称。


    火薬に精通し爆弾マニアの機研の部長、
    上野直也。

    そして泣く子も黙る
    いかつい容姿の
    大魔神こと
    大神宏明。

    そんな二人に誘われ入部した、
    「お店の子」元山高彦と

    多少のことでは動揺しない
    クールな大器
    池谷悟。


    4人が機研で起こす
    数々の事件や冒険を描いた
    ハチャメチャ青春学園ストーリーです(笑)


    いやぁ〜面白かった♪

    自分は大卒ではなく高卒だけど
    工業やったし、
    普通高とは違うマニアックな考え方や
    変な奴らには
    かなり共感できたし(笑)、

    学生時代に
    やんちゃした人であればあるほど
    楽しめる小説じゃないかなって思います。


    個人的には
    ウェイトレスの粗相にも
    心広くフォローするすことで
    少女漫画的展開が訪れることを教えてくれた(笑)
    副部長・大(魔)神の胸キュンな恋を描いた話と、


    不確定にしか出せなかった「奇跡の味」が
    自宅が喫茶店の
    元山が調理を任されたことによって
    全日「奇跡の味」として昇華する、
    学祭でのラーメン対決の話は
    かなり読み応えありでした。



    元山や池谷の一回生たちが
    責任を任されたことによって
    ハラハラさせつつも
    逞しく育っていく様がまた、
    身近な後輩たちの成長を見てるようで
    なんともまぶしいのであります(^_^)


    つか、
    「上野の代筆」ソフト
    欲しいしぃ〜(笑)




    しかしこの怒涛のエネルギーと
    圧倒的リアリティと
    ほとばしる熱量は
    なんなんやろ(笑)


    有川さんは実は昔は男で(笑)
    ラーメン屋を仕切る仕事に以前就いてたんじゃないかと
    マジに勘ぐりたくなるくらい
    真に迫る描写が
    堂に入ってます♪



    男はいつ如何なる時も
    本気でないとアカンのです。


    遊び心を忘れず
    且つ、引き際を理解してること。


    それを誰より解って
    章と章の間での装画でも
    やんちゃ心を爆発させた有川さん。


    やっぱアンタ、
    男の子だよ(笑)




    読後すべての男子は
    自分だけの「機研」話を
    誰かに語りたくなるハズ〜(笑)

    大人な女子は
    あんたバカ〜と内心思いながらも
    どうか耳傾けてあげてくださいね〜(^_^;)

  • 成南電気工科大学 機械制御研究部、通称【キケン】。

    全国レベルのロボット選手権でも上位の成績をおさめる【機研】には今日も濃いキャラばかりが集まっている…

    成南のユナ・ボマーこと爆発物マニアの上野、強面大魔神 大神、意外に熱いお店の子 元山、常に動じない池谷、ハード技術に長けた臼井、ソフトに図抜けた入枝…。

    ぶっとんだ新入部員勧誘や、学祭でのらぁめん本気対決、しょぼいロボコンへの強制参加、即席空気銃ブーム…ちらりと恋愛ネタも絡めつつの、理系男子の理系男子による理系男子のための部活の楽しそうなこと!

    元々少々ラノベっぽい書き味の有川氏の作品の中でもこれは特にライト。
    上野さんはハチクロの森田さんにイメージ被るなー。

  •  ああー、まぶしい。大学っていいな。クラブっていいな。男の子っていいなー。
     私は理系でもなかったし、男の子でもない。ゆえに、あんなにまぶしく輝く彼ら男の子たちに首ったけになったー。

     学園祭とか、楽しすぎる。機研のみんなが、心をひとつに必死で働く。働きすぎて、疲れすぎて、植え込みに頭から突っ込んで寝てるって言うのは笑えた。
     大神さんの女の子と付き合う話も笑える。消滅した際にはキケンのみんなが部室に集まって、呑んで呑んで呑みまくるっていう。

     あー、いいな。仲間っていいな、若いっていいな、男の子っていいなー。いいなーって思う要素満載の作品でした。

  • ブグログ大賞を取っていたので、図書館で借りたが文句なしに面白い。

    成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。

    って、書いてあるが表紙から凄い(笑)漫画かと・・・。

    でも、内容はすごくいい。最後の黒板のシーンは、ジーンときました。
    男の人っていいなあ・・・、と少し羨ましく感じたかな・・・(笑)


    理系男子かっこいい!!

  • 楽しかった!
    そして、ラストの黒板で、まさかの号泣!!

    もしまた生まれ変わることがあったとしても
    やっぱり女の子として生まれてきたいと思ってるけれど、
    万が一、男の子として生まれてしまったら。。。

    砂場で爆発実験して、
    導火線に火を点けるやいなや猛ダッシュしたり
    学祭のラーメンのためにおか持ち付き自転車を製作したり
    ロボット相撲大会で相討ち用のギミックで観客の度肝をぬいたり
    ボールペンの軸とビスで下級生とエアガンの精度合戦をしたり

    理系男子になって、おばかに暴れまわりたい!!!
    と思ってしまうくらい、全力で楽しめる本でした。

    「一体あんな時代を人生の中でどれほど過ごせるだろう?」
    この言葉を、切なさと懐かしさの両方を抱えながら
    しみじみ実感できる年齢になった読者のほうが
    より深く楽しめる作品かもしれません。

    そしてこの破天荒な仲間たちの破天荒な日々の物語を
    表紙、扉絵、見開きの挿画を通して、
    担当さん、編集さんを含め「関わった人たちみんなで遊ぶ」
    というかたちで完成させた有川浩さんに
    「キケン」の幽霊部員として、全力で拍手!!!

  • 有川さんらしい軽妙な1冊。

    『機研』こと成南工科大学機械制御研究部。
    2回生の破天荒な上野クンとど迫力の大神クンによって勧誘された新入生の元山クンと池谷クン。
    他の入部した1年生も加わって、キケンの活動がスタート。

    上野クンからの理不尽あり。乱暴な理屈も、部員一丸となっての学祭も。そして、恋愛も少し。

    確かに理系の男子にはこんな雰囲気を持っていそうだと読んでいて想像する。真面目で、純粋で、嘘が苦手で、少しばかりシャイだけど、実はユーモアが大好き。

    学祭で130万を売り上げるラーメン店の話を読んだときは、あまりの忙しさで疲れを超越してハイになっていく様子に大いに懐かしくなった。

    以前雑誌の記事に女子と男子にありがちな気質の違いが載っていて、確かに!と思ったのは、女子は横並びでいるときは仲良くしているが、誰か1人が得になるのを許せない。男子は仲間内で自分がいかにとんでもなくやらかしているかを自慢するものだというものだった。
    若干お遊びが過ぎるかなとも思うが、本書はその男子の突き抜けた感じがよく表れている。
    読んでいて、時折 ふふっ、と笑っていたようで、周りからの視線を感じた。

    最近の有川さんは、おもしろさと心のゆとりとでもいうべき『あそび』があって、その後にグッと来たり、じーんとしたりするバランスが絶妙な話が多いように思う。
    できれば、まだまだ充分に理解されているとは言い難い理系の人々のおもしろさと悲哀みたいなものを、くすっ、ニヤリもありつつ、もう少し抑え目なトーンで、もちろん後からじんわり来るようなお話、書いてくれないかな。

    有川さんが自衛隊を応援していたように、是非とも理系にもスポットライトをあててもらえたらうれしいなあ・・・。

    なかなか直接見聞きすることのできない世界やその中で誠実に努力する人たちの姿を知ることができるのも、本読みの楽しみです。

  • 読みやすく面白かった。
    男子学生って こんな感じで楽しかったんだろうなあ~と羨ましく思う。
    まさに青春!!
    最後の黒板がよかった。

  • なるほど~理系男子ってこうなのかぁ。
    自分達のスキルを最大限活用して無茶をやる。……無茶をやれるってのが素晴らしいと思います。
    きっと、今の日本に必要なのは、若いトキ、無茶をやってた人材なのではないでしょうか。

  • 最後の数ページで、それまでの二百何十ページがこんなに輝くとは!

    やっぱり学生時代っていいな。
    こんなに誰もが過ぎてから気付くことってないと思う。
    毎日毎日友達と会えることが、
    ただそれだけでスゴく楽しいことだったんだ。

    私も部活やってて、
    それなりにみんなで下らないことばーっかりやってて、
    その先に求めるものなんてなんもなくて、
    ただただ、なんでも全力で楽しんでた。
    そのときは全力で楽しんでる自覚なんてなかったんだけど。
    今でも集まると昨日のことのように話してるから、
    「自分たちのものであり、でも違う」
    ってギャップというか切なさも、よくわかる。

    自分の中の、でもどう表現していいのかわからない気持ちを言葉にしてもらったような気分です!

  • うーん、青春ですなー。青春思い出しますなー。
    私の一番の青春は、中学高校時代の学園祭かなぁ。らぁめんキケンの話みてるとほんと思い出す。
    最後のとこはもーウルウルきちゃったわー、不覚にも。
    男のコっていいねぇ…うちの旦那クンもそうだけど、学校卒業しても疎遠にならずに仲良くしてられるのって、男のコ特有のことだと思うなぁ。
    女のコはなかなかそうもいかないっていうか、けっこう薄情なとこある気がする。
    でも、母の話だと、還暦すぎると仲良く集まれたりするらしい!まぁ、仕事忙しかったりするし、結婚すれば家事もあるし、女のコは年中無休だしねぇ。
    はぁ、男のコに生まれたかったかも。
    そんな風に思っちゃいましたー。

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キケンの作品紹介

成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。

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