夕子ちゃんの近道

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著者 : 長嶋有
  • 新潮社 (2006年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103022510

夕子ちゃんの近道の感想・レビュー・書評

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  • 夕子ちゃん、朝子さん、瑞枝さん、店長、八木さん、フランソワーヌ、バイク屋の店員、みんな愛想がいいわけじゃなくて、だけど離れてなくて、やっぱりこの距離感好きだなあ。ずっとこういう感じに書いててください。

  • 流れるような文章。でもどこか単調で日常的過ぎるのでなかなか思うように手が進みません(笑)外枠から固めるタイプの文章ですよね。
    過去に、自分とこの方の文章に似ているといわれたことがあります。言ったのは大学の卒論講師だったのですが、なんとなく理解できました。人物直結じゃなくて、周りからわやわやと攻めて行く感じ。

    ゆるやかにおだやかに、といったイメージが強いですが、でもどこか心に残る作品です。明確な答えがないっていうのも魅力なのかもしれない。日常の中の一コマ一コマに何かが絶対ある!というわけでもなく、ただある日常が、愛おしいと思える瞬間を切り取っている。のんびりしたときに読むのがいいと思います。なんとなくね。

  • 僕は西洋アンティーク(古道具、骨董)を扱うフラココ屋の二階で住み込みのバイトをすることになった。

    フラココ屋の店長、
    近所に住む、買わない常連の一人、瑞枝さん。
    大家さん、大家さんの孫の、朝子さんと夕子ちゃん。
    店長の昔からの知り合いのフランス人のフランソワーズ。

    のんびりしたどこかにありそうな日常。

    駅やらフラココ屋周辺の地形が細かく書かれている。
    とにかくいちいち細かい。

    会話文も話の流れも著者らしいゆるゆるな感じ。
    登場人物みんなが愛しく微笑ましい光景。

    川上弘美の古道具、中野商店を思い出させる一冊)^o^(

  • 何作か長嶋氏の小説を読んでいるけれど、どれも、語り手は作者本人に見えてしまう(だから『祝福』でいきなりひっかけられたりする)。

    p.41「買わないファンなんて」…すみません。
    p.44「なんと呼ぶかわからないが、靴下やパンツを干せるプラスチック製のもの」…陣野さんが授業で言っていたから、おぉこれか、と注目したが、大江賞の選評で言ってたんだね。
    p.46「物は古びることで価値をまとうけど、ヒトはナマモノなんだから」実はこの本はひとから譲ってもらったんだけど、ここに鉛筆で傍線引っぱってあった。紛うことなく名言だが、チョイスとしてはベタ!
    p.108「ガラスクリーナー」のくだり。「シュッて霧吹きになっているのと、シューてスプレーになっているの」あるよねあるよね。よく伸ばす、など、一番身を以てうんうん頷き読んだシーン。
    p.118~119「正しい鑑賞」「そうじゃなくて、作業の連続を見続けた君と店長が、朝子さんの作品なんじゃないかな」…なんでしょアーにはうれしい表現でもある。
    p.139「部室だと気付く。…だべっている空気」『僕は落ち着きがない』再読したくなる!そうそう、彼女らもコース―、飲んでた!

  • 古道具店のフラココ屋の2階に住む主人公と、近所の人たちの日常。

    期待せずに手にした本でしたが、思いの外好みでした。
    世界観がとても好きでした。

    実際に身近にいたらどうかなとは思いますが、物語の主人公としては好きなタイプ。
    彼の名前や、何故そこで暮らしているのか、どこに帰るのかなど、主人公については何もわからないまま。
    でも、彼のことはとても良くわかった気がしています。
    周りの人たちもとても魅力的。いい出逢いでした。

  • 2017/02/17

  • なかなか読み進められないし、続きが気になって夢中で読むという事もないのだけれど、なんだかとても好き。
    長嶋さんの小説はいつも、いつまでもこの人達の会話を聞いていたいな、と思う。
    みんなそれぞれに生きていて、でも確かに繋がっている。それが心地よくて、羨ましい。

  • こういう空気の本、好きだなぁ。
    結局、主人公の名前もどこに帰ったのかもわからないけど、なんか、いいなーって思う。

    フラココ屋、近くにあるといいのに。
    みんなの仲間に入りたいなぁ。
    一緒にぐだぐだしたい。

  • 仕事に疲れた主人公の小休止。骨董品屋の近所で起こる日常茶飯事。

  • エッセイが面白かったので。
    ゆったりとした気分にさせてくれますが(エッセイじゃあんなに爆笑させられたのに)、続きが気になるっていう展開がなかったので読むのに2週間もかかってしまった。

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