夕子ちゃんの近道

著者 :
  • 新潮社
3.59
  • (45)
  • (75)
  • (118)
  • (11)
  • (3)
本棚登録 : 474
感想 : 102
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103022510

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こういう空気の本、好きだなぁ。
    結局、主人公の名前もどこに帰ったのかもわからないけど、なんか、いいなーって思う。

    フラココ屋、近くにあるといいのに。
    みんなの仲間に入りたいなぁ。
    一緒にぐだぐだしたい。

  • 仕事に疲れた主人公の小休止。骨董品屋の近所で起こる日常茶飯事。

  • エッセイが面白かったので。
    ゆったりとした気分にさせてくれますが(エッセイじゃあんなに爆笑させられたのに)、続きが気になるっていう展開がなかったので読むのに2週間もかかってしまった。

  • 期待した以上の良さだった。あんなおっさんがこんなせんさいな(あ、ちょっとちゃうかも)話をかくなんて惚れるわ。

  • 2015/9/23

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。

    当時「世界の中心で愛を叫ぶ」等、恋愛小説がブームだった時で、
    絶対に恋愛小説は書くか!と思って書いた連載作品。

    主人公の周りで恋愛が進んでいくけれども、主人公はぽつーんとしている。
    そういう色気のない書き方をしていたら、大江健三郎先生に褒められたという。笑(長嶋有さん)


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

  • ゆるゆるとした感じが好き☆またパリに行きたいなぁ。

  • それぞれが違うことをしているのに近くにいる。
    その距離感が好きです。
    休日をぎゅっと集めたような心地良さでした。

  • 好き。

    ゆったりとした感じの中に、
    ふいに、泣きたくなるような空気。

    こういう雰囲気を書くの、うまいなーと、思う。
    長嶋有の、こういう空気の本、好きだ。


    『夕子ちゃんはインスタントコーヒーをインシタンスコースーという。
    アイスコーヒーはアイシコースーだ。』
    お気に入り。

  • まぁまぁ。かなぁ。
    描写を頭の中で描くと、なんか、ほのぼの?

全102件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

小説家、俳人。「猛スピードで母は」で芥川賞(文春文庫)、『夕子ちゃんの近道』(講談社文庫)で大江健三郎賞、『三の隣は五号室』(中央公論新社)で谷崎潤一郎賞を受賞。近作に『ルーティーンズ』(講談社)。句集に『新装版・ 春のお辞儀』(書肆侃侃房)。その他の著作に『俳句は入門できる』(朝日新書)、『フキンシンちゃん』(エデンコミックス)など。
自選一句「素麺や磔のウルトラセブン」

「2021年 『東京マッハ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長嶋有の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×