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- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103023340
作品紹介・あらすじ
「ことば」が「せりふ」になると、哀しみは希望に変えられる――。演劇の力を、日本語の逞しさを信じて、生涯70作にも及ぶ戯曲を書いた井上ひさし。処女作から遺作「組曲虐殺」まで、心に残り続ける名せりふを、30周年を迎えるこまつ座が自ら、107つ厳選しました。「泣く・笑う」「生きる」「ことば・芝居」「人間」といった七つのジャンルに分けて収録した、ファン待望の一冊。
感想・レビュー・書評
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まあ含蓄のある言葉は多いなと思うんだけど、その言葉が発せられた文脈を知らないと、いまいち感動はしない。
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「赤ん坊は泣かすも怒らすも実に簡単、が、笑わすのは実に難しい。人の頬を緩めさせるのは極めつけの難事業。」「なあに言葉の一言や二言ぐらいと考えるのは禁物。」「毎日が辛いのは当たり前。けれどその辛い毎日を支えてくれる息杖としてお客様の笑顔がある。」「働いて、ご飯を食べて眠ってまた働く。」「花は黙って咲いている。人が見ていなくても平気。人に褒められたからといって奢らない。」「戦争は自然現象ではない。一から十まで人間の行為。」自らを深く省察させてくれる含蓄ある言葉が並ぶ。
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