氷壁

  • 131人登録
  • 3.60評価
    • (10)
    • (26)
    • (20)
    • (6)
    • (1)
  • 25レビュー
著者 : 井上靖
  • 新潮社 (2005年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103025122

氷壁の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 山岳文学の結晶であることは分かるが古い道徳観で読みづらい。後半飛ばし読み。展開も、描写も陳腐と感じたが、これはこの本が山岳文学の方向性を決定づけたということなのだろう。

  • デュブラの詩で涙。

    単なる登山家の愛と友情の物語ではなく、当時、本当にザイルが切れる事件があり、製造者責任の法整備に繋がる社会問題を扱った小説と知り、感動も倍増。

  • ちょっと前読んだのですが、ハラハラドキドキしながら読んだのを覚えています。

  • 昔読んだことがあるけど記憶に無いのと、山登りを始めた今だからこそ、と思い再読。
    冒頭から山をやる人にとって、お!と思う描写。奥穂高、涸沢、徳沢と、馴染みの知名オンパレードで、山から帰ってきたばかりだったのに、胸がワクワクします。
    ナイロンザイル事件が思いのほか早く起こって、そこからは、ドラマが展開するのだけど、山をやってる人には物足りないかも。
    そう、もっと山のこと書いて欲しいと思ったのです。

  • ミステリーなんだけど、人間ドラマ。

    ナイロンザイルが切れたのは事件なのか自殺なのか…

    山に関して無知なので、冬山登山に関する描写は「へぇ〜」と思う事が多く面白かった。

    時代背景は古い。

  • 期待した分、あっけなく、まあまあという感想。
    結局、小坂の死は自殺なのか?事故なのか?
    故意に切った後がないのだから、自殺ではないのだろう。
    話の展開からして、魚津があっけなく死んでしまったのには驚いた。
    もう一捻りを期待していたので、おいおい、死んじゃうのかよ?!という感じ。
    時代が時代だし、私は登山家でないし、山に連れてくなら美那子!って言われたところで、魚津がどんだけ美那子を好きだったのか?伝わらなかった。(笑)
    金持の後妻の若妻(和服)が、みんなの憧れの的で、主人公と惹かれあっちゃって。。。脇役の小坂兄妹がまとめて撃沈で。。。って最初の何ページかで内容予測できちゃう作品。

  • 樋口明雄を皮切りに山岳小説に興味を持ち始めて、一度読んでみたいと思っていた本。山岳小説の傑作らしく、数年前はNHKでドラマ化されたのを見た。これは新装版で、初出は1957年。読めば一目瞭然。文体が古く、昭和臭の香り。といっても若干固いと思うだけで読む分には師匠はない。むしろこれも一つの味に見える。
    結果的にはうーんというような小説だった。期待が大きすぎたか、全体的に冗長に感じた。また年代からして仕方ないかもしれないが、登場人物の価値観が理解しにくかった。主要人物の行動、思考が皆芝居がかったような印象を受ける。それでも何だかんだ言って最後まで読んでしまった。その意味では悪い作品ではない。でも結局ザイルは何で切れたんだろうか。置き去りなのが気になる。でも常盤大作は好き。

  • ナイロンザイル事件、松濤明の遭難など複数のモチーフがある小説。ナイロンザイル事件のことは知らなかったが、20年近くも危険性が黙殺され続けた上に今のPL法成立につながったこと、小説からそれほど間を開けず公開された映画のメガホンを取ったのが故・新藤兼人監督だったということに感じるものがあった。
    山の話は最初と最後だけなので山岳小説という趣ではないし、松濤明という登山家の人生に触れるには「風雪のビヴァーク」のほうがいいけど、主人公とその上司「常盤大作」との関係性が魅力的で惹きつけられた。この時代の「カイシャ」全般がそうだったのか、小説のための脚色なのか。時代が違う、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど、羨ましくもある。

  • 山岳小説としてとても面白かった。穂高岳の地図を片手に読んでしまった。是非訪れてみたい。
    ストーリーは冬山登攀と、その冬山登攀で起こった事件、その山男たちのを取り巻く人間模様。
    グイグイと引き込まれていったが、登場人物の心理などとても昭和感じがした。昭和30年代?が舞台なんだから当たり前だが、少し理解できない部分もありそのような時代だったんだなと感じた。
    山への憧れ畏怖は今も昔も変わらないもののように心に響いた。

  • おもしろい。すぐに引き込まれて、すいすい読めた。本を読んで寝不足になるのも久しぶり。もっと井上作品を読みたくなった。

全25件中 1 - 10件を表示

氷壁のその他の作品

氷壁 (新潮文庫) Kindle版 氷壁 (新潮文庫) 井上靖
氷壁の詳細を見る 単行本 氷壁 井上靖

井上靖の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

氷壁はこんな本です

氷壁を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

氷壁を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

氷壁を本棚に「積読」で登録しているひと

氷壁の作品紹介

滑落事故はなぜ起こったのか?人妻との恋に悩む男はなぜ死んだのか?甦る名作長篇。

ツイートする