累犯障害者

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著者 : 山本譲司
  • 新潮社 (2006年9月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103029311

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累犯障害者の感想・レビュー・書評

  • 再読
    2012年5月31日レビュー

    強烈なのは、第三章・・・ 売春する知的障害女性の箇所だろう。知的障害の80%以上が軽度の知的障害者であり、一見見た目では判断できないのだとか。その子が同じ知的障害者と結婚し出産すると、軽度をはじめ中度または重度の知的障害者児童を産むことになる。そして負の連鎖がはじまる。彼らに周囲の助けがなければ職にもつけず犯罪に巻き込まれ、最後には刑務所が安住の地となるのである。刑務所にいる受刑者の3割の人が、知的障害者なのだという現実が哀しすぎる。
    ________________________

     聾学校の高等部を卒業しても9歳レベルの学力しか身につかないとある(P245参照)小学4年生程度の学力って・・・さらに驚くのは彼らは、健常者との関わりが希薄なため社会常識が著しく欠如してしまうことらしい。聾社会だけの独特の文化を彼らだけで共有している。聾者との意思疎通をはかる手話とは健常者のためのものであって、聾者同士の会話は手以外の動作が大きな役割をはたす。手話が出来る人でも聾者同士の会話の半分も理解できないという。再読して更に関心がます。

  • どうしようもなく気分が落ち込んでしまう
    目をそらせてはいけない事実だとはわかっているのですが…
    でも この現代という時代に生きている私たちこそ
    知っておかなくてはいけない事実でもある

    全てが「善」であるものは この世に存在しない
    全てが「悪」であるものも この世に存在しない

    私たちが 今 考えなくてはならないこと
    私たちが 今 意識しておかなくてはならないこと
    私たちは 今 こんな時代に生きているのだということを

  • 山本譲司氏(菅直人の元公設秘書・元衆議院議員)

    内容が重々しく、読書中も読破後もやり切れない思いで
    いっぱいになった。

    軽度の知的障害者には療育手帳はメリットが少なく
    むしろレッテルや不利になりやすい。貧困と障害の関連性と
    子供の親も実は障害を持っているという事も多く判明された。

    下関駅放火事件・レッサーパンダ事件
    宇都宮誤認逮捕事件・売春する知的障害者たち
    浜松ろうあ者不倫事件・ろうあ者暴力団
    福祉、刑務所、裁判所の問題点

    内容すべてが衝撃的だった。
    不自然な内容の報道、あんなに大騒ぎしていたのに
    突然沈静化する報道はこういうことが背後にあるから
    なのか…とあらためて知った。

    高齢者や知的障害者、ろうあ者の犯罪者に福祉の
    手は差し伸べられないし、服役中も矯正プログラムなどは
    皆無に近い状態で、出所後も家族からも見放され
    行き場がなく、結局また犯罪を起こして刑務所に戻ってくる。

    障害者は品行方正を求められる、犯罪に手を染めた
    障害者はタブー視され、福祉関係者から背を向けられる。
    ホームレスか暴力団か閉鎖病棟か自殺しているか…。

    PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)方式の
    刑務所=福祉スキルを持った専門家による生活訓練を
    受けることができる刑務所

    これが増えても現実的には難しい事がたくさん待ち受けて
    いることだろう…。

    追いつめられて事件を起こし、刑務所に入る前に
    社会的弱者に手が差し伸べられますように願わずにいられない。

  • 五体不満足だのリアルだの読む前に
    こっちを読んだ方が100倍いい。

    福祉というセーフティネットから漏れた
    障害者たちの行き着く先。

    ヤクザに飼われるろうあ者(耳と口が不自由な人)、
    売春にしか生きがいを感じられない知的障害者、
    障害者だけの暴力団、ろうあ者同士の不倫殺人…

    マスコミが絶対報道しない、日本社会の暗部。
    障害者とは、人権とは、そもそも人間とは。

    作者の視点には異論と疑問が残るものの、
    歴史に残る屈指のノンフィクションルポ。

    知らずに生きるか、知って悩むか。
    見つめて進む勇気はあるか。

  • 文章がうまい。毎晩寝る前に読み進めていたが、寝る前に読むにはあまりに合わない本だった。障害者の起こした事件は報道されない。

  • よかった。次のネタか?
    @@@
     この国の司法はいま、彼ら知的障害者の内面を伺う術(すべ)を持ち合わせていない。結果的に彼らは、反省なき人間として社会から排除され、行き着く果てが刑務所となる。こうした現実に、社会はどう向き合えばいいのだろうか。山口被告のような人間は、社会の中でどう生きればいいのか。また社会は、彼のような存在をどう受け入れればいいのか。
    @@@

  • 無知は罪である。
    レッサーパンダ帽の男、
    確かに捕まるまでのメディアの過熱ぶりは覚えてるけど
    犯人がどんな人でどうして捕まったから知らなかった。
    難しい。
    私の元彼のお兄さんも後天的知的障害者、
    身近にもダウンの子がいる。
    わからないだけで、道筋が変わってしまうのはとても辛い。
    服役中に母親が亡くなって、
    それがわからずに元家に入って住居侵入罪に問われた四十代男性、
    おかーたーん
    という泣き声が辛い。

  • 非常に考えさせられる。

  • これは衝撃的な作品だった。世の中知らないことが多かったが、これは自分だけではなくいろんな人に知ってもらいたい事実だ、軽度の障害者が行き着く先が福祉の代わりに、刑務所、やくざ、風俗という日本の実態が5つの事件をテーマとして描かれている。山本譲二さんいい仕事したよ!

  • 「刑務所に戻りたかったから、火をつけた」
     2006年1月に下関駅を全焼させた74歳の放火犯は、逮捕後にそう語ったと言う。彼は過去10度にわたて刑務所に服役、放火する8日前まで塀の中にいた元受刑者であった。実刑判決を受けた罪名はすべて「放火罪」。そして、彼は「知能指数66、精神遅滞あり」の知的障害者であった。

     序章で著者は、衝撃的ともいえる数字を明らかにする。矯正統計年報によると、現在、年間3万人くらい新たな受刑者が入ってきているが、そのうち4人に1人が「知的障害者」として認定されるIQ69以下の受刑者だというのだ。
     本書は、障害者、なかでもとくに知能障害者の犯罪をとりあげ、「知的障害者は病院か刑務所に閉じこめておけ」という意識&実態に鋭く切り込んでいる。
     著者・山本譲司はもと衆議院議員。政策秘書給与流用事件で実刑判決を受け、実際に1年半を刑務所で過ごした体験を持っている。塀の中で知的障害者、ろうあ者の受刑囚と過ごした著者の経験が見事に作品に結実していると感じるし、著者でなくては書けない角度をもった作品だと思う。

     紹介される事例は、関係者へのインタビューなど一次情報が豊富に盛り込まれていて、迫力がある。
     知的障害を持つ人を誤認逮捕し、犯罪をおしつけようとした警察。さらに、その被害者を食い物にして損害賠償をとろうとか、年金をかすめとろうとするヤクザ。「生き甲斐はセックス」という親子2代で知能障害かつ売春婦という女性。ろうあ者夫婦の夫と、ろうあ者夫婦の妻が、不倫の末に女性のほうが殺されるにいたったという事件。ろうあ者が裁判を受けるときの、「手話」に問題があるゆえのコミュニケーション不全。ろうあ者の狭いネットワークと、そのろうあ者を食い物にするろうあ者の暴力団員……。まったく知らなかった障害者と司法・刑務所などのかかわりが、抑えた筆致でつぎつぎと明らかにされる。

     近年、さかんに報道されるイメージ。「再犯を繰り返す犯罪者」「理解不能な犯罪」「怪物」「更正不能」……。そんな「凶悪犯罪玉手箱」のふたを開けてみたら、地域からも福祉からも見放された知的障害者と、彼らが最後に行き着く「刑務所」という名の「福祉施設」が出てきましたとさ。
    「そして犯罪者は野に放たれる」というイメージの危うさ、「そして障害者は塀のうちに閉じこめられる」という不条理……答えの出にくい問題をいろいろ考えさせられる「衝撃の問題作」なので、この「感想文」にもとてもオチらしいオチが浮かばない。ただ、今後の著者の取り組みにも、引き続き注目していきたい。

  • NHKの知的障害者の性風俗を取り上げた番組にコメンテーターとして出演していた著者に興味を持ち本書を読了。
    今までタブー視されてきたテーマに触れられている。
    とても読みやすかった。

  • たいていのドキュメントに言えることかもしれないけれども
    この本も最初に「あとがき」と「終章」を読むべきかもしれない
    何故ならば著者の山本さんが最も伝えたい内容が
    ここに凝縮されているからだ

    ある種の治外法権となる隔離世界の獄中における不条理については
    誰でも少しなりとも想像することがでると思う
    知的障害者や精神的な障害者あるいは身体的な障害者が
    どれだけの理不尽な環境に追い込まれているかを思うことも
    ある程度可能だと思う

    しかし音を持たない故に言葉も言語も持てない人達の問題を
    想像することがいかに難しいかをここで知ることができた
    多分光を持たない視覚障害者に付いても同じことが言えるのだろう
    ろうあ者の精神構造や倫理観の発達状況と根本的な違いなどについて
    計り知れないものがあるだろうことに触れて
    私個人は新たに大きな研究課題を抱えることになった
    現状の法律や社会的な常識や価値観は彼らを差別すること以前に
    完璧な無視の状態に晒していることに気付かされた

    言葉と思考あるいは創造性とそれに伴う倫理観における根本の違い
    意識や視野や価値観や知能や常識あるいは抽象的発想などに付いて
    言葉が持つ影響力を根本から考え直さなければならない
    またインスピレーションやテレパシーにおける情報伝達と
    言葉のあるなしにおける違いを考察しなければならない
    ここで手話という道具と言語が相容れない関係にあるらしいことも
    突き止め近なければならない重要な問題だろう

    例えば恥・不安・恐怖・嫉妬などのついて・・・
    損得感情について・依存心について・勝ち負けについて・
    具象と抽象について・部分と全体について・
    感情面と精神面と物質面について・
    あるいは空間と時間の捉え方の違いについて・・・

    このことで人間の心そのものを
    解剖的に垣間見てより具体的に理解できるかもしれない

    現状の福祉には条件付けが多く
    刑事被告人となった者には福祉の適用がないという事実にも
    この本で直面した

    手話には聴者が使う日本語対応手話というものがある一方で
    ろうあ者同士が使う日本語とは文法からして独自の手話があるのだそうだ
    ろう者にとって対応手話を翻訳しながら聞いていられるのは
    非常に疲れることで20分を限度とするという
    ノーマライゼイションを唱える現代社会はろう者を同化させるべく
    口話や日本語対応手話という無理難題を押し付けて
    教育の現場では一般常識や倫理観や学問の習得を阻害してまでも
    個性と文化の違いを無視して順応化を強いてきた
    その結果高校を出ても「9歳の壁」という揶揄を生み出しているという

  • カバー写真:前田せいめい
    装幀:新潮社装幀室

    実刑判決を受け、獄中生活をした著者が出所後、「触法障害者」と呼ばれる罪を犯した障害者たちの聞き取り調査をして見えてきた日本社会の抱える課題とは。
    取り上げた6件の事件ごとに章立てしてあり、実体験を元にした共感とルポとしての客観性があり、読みやすい。
    塀の中、精神病院の中のほうが居心地がよい、というのは受け入れる社会整備がまだまだ足りていない、ということであるので、出所後のフォローシステムを協働して整えなくてはいけないと感じる。ただ、福祉への財源もどんどん削られていく中で、法を犯した人への手厚い援助というのがどこまで出来るのか、許されるのかも難しい課題であるのだと思う。

  •  テレビや新聞でほとんど伝えられない、障害者の犯罪に関するルポ。障害者の性を扱った「セックス・ボランティア」という本を読んだことがあるが、それ以上の衝撃の一冊だった。

     刑務所には多くの知的障害者がおり、所内では何ら矯正教育など行われていない。罪の意識すらない受刑者も多い。複数の障害者と養子縁組して障害者年金を搾取する悪人、売春に喜びを感じる知的障害者、被害者も加害者も家族全体が障害者という事件.....。

     大きく報道された事件でも、当事者が知的障害者や精神障害者であることが明かされることは少ない。

     まして、身寄りのない高齢の知的障害者が微罪で実刑判決を繰り返し、人生の大半を獄中ですごしたり、手話を解さないろうあ者の被告人が取調べも裁判も満足にできないまま刑務所に行くという現実は、ほとんど世間に知られていないと思う。

     善悪の判断、責任能力、福祉、障害者を「裁く」こと、矯正、人権.....いろんなことを考えさせられた。

     著者は、秘書給与流用事件で実刑判決を受けた元民主党代議士。獄中で障害者たちと出会ったことが、執筆のきっかけになったそうだ。

     2007年1月15日読了。

  • ○衝撃的な内容。自分の身近にありそうで、全く知ることの無かった世界。
    ○そもそも「人権」とは何なのか。
    ○自らが被害者になることもありえるものであり、人ごとではない。見えない「壁」を取り除くことが必要であり、自分と異なるものに蓋をしてしまうという風潮を是正しなければ。
    ○マスメディアによる「情報の制限」「バイアス」は、このような場面でも課題となる。

  • 衝撃的なノンフィクション。例えば、第一報がセンセーショナルに報道されながらある時急にパタッと止んでしまう事件。皆が目を逸らしてしまう暗部に向き合った作品。

  • 障害者が累犯に及んでしまう社会的背景について書かれています。
    一番大きな問題は福祉の不備ですが、検挙率を上げる為の強引で不当な逮捕や杜撰な裁判にも驚かされます。
    彼等(彼女等)が犯罪に及ばざるない実状は切実で衝撃的でした。
    特に「おれの人生で刑務所生活が一番幸せだった」の言葉には胸が痛みます。

    マスコミは「配慮」という名の下の報道規制によってあらゆる事を「なかった」事にしてしまってます。
    しかし、世の中を変えるには、しっかり根部まで掘り下げ事件の本質をもっと伝えるべきかもしれません。

  • 世間の障害者への対応が犯罪となって反射されていっている現実。加害者にさせられている現実…

  • 身体障害よりも知的障害者の累犯者が
    生まれる実態を塀の中と外からルポ、という感じ。
    軽い気持ちで読むと、かなり衝撃的。

  • 非常に示唆に富む内容。
    レッサーパンダ帽男の事件については、それについての本を読んだことがあってより詳細な内容を知ってはいたが、改めてあまりに不幸な犯人とその家族の境遇に哀しくなってしまった。その他、いくつかの実際の事件が取り上げられているが、そのどれもが、彼らをきちんと受け止めて道筋を示してくれる身近な人や福祉とのつながりが不足していたことが、犯罪へ結びついた原因であったといってもいい。
    犯罪によって命を奪われたり、理不尽な目に遭わされた方たちが一番の被害者であることは間違いないのだが、ここで著者が取り上げたような、思いがけず犯罪に手を染めてしまった障害者たちも、ある意味社会の被害者であるような気がしてならない。
    裁くだけではなく、本当の罪の償いをこそさせるための更生、矯正プログラムの整備が、こういう不幸な被害者と加害者を生まないための絶対条件なのだ。

    本著書で一番目からうろこだったのが、聴覚障害者の実態。
    聴覚障害者と聴者との文化の違い、思考をつかさどる言語の体系が違うことによる文化の違い、という視点にははっとさせられた。
    確かに、聴覚障害の方は、聴覚障害者同士で結婚されているケースをよく見聞きする。それは同じ「言語」同じ「文化」で生きる者同士、よりよくわかりあえるからであろうと推測されているのだ。
    手話を理解する聴覚障害の方でも、聴者の視点でつくられた日本語対応手話はわかりにくく、お互いに齟齬を生みやすいのだそうだ。
    著者の、聴覚障害の方との実際のエピソードを読んでも、確かに何かが違っていると考えるのが一番しっくりくると思える。

    知的障害者であれ精神障害者であれ聴覚障害者であれ、社会のしくみが健常者の立場からばかりつくられていることが、彼らを生きにくくしているのだろう。福祉の現場ですら、そういう実態が見てとれるのだそうだ。それはある意味優生思想と言われても仕方ないかもしれない。
    健常者だからいいとか障害があるからだめだとか、そんな短絡的な発想から社会もわれわれも抜け出さなければ、いつまでたっても、社会の狭間に突き落とされた人々は救われない。

  • 獄窓記に続いて二冊目の山本譲司さんの本。
    福祉と結びつくことがなく、何度も犯罪を犯し刑務所に戻ってくる障害者たち。本当に難しい。
    地域や家族の在り方が大きく変化した今の世の中では福祉は高齢者、障害者、子供、など縦割りではもう機能しない。
    刑務所での生活をきっかけに世の中の在り方を少しでも変えようと苦しみながらも動き出している著者はすごいと思う。

  • そういえば、あったかもみたいな事件の詳細(障害者が起こした)が書いてあって興味深く読んだ。
    ろう者についてもあまり知らなかったので、知識が得られた。

    犯罪を起こす障害者というのは、福祉とつながっていないというのが、一番心に残った。

    これからは、発達や精神が増えていくんじゃないだろうか。

  • 世の中知らずに過してることが多いことを実感した。

  • 宮部みゆきの現代小説のような話ばかりあるが、現実である。
    発生当時には大きく報道されて記憶にある事件もある。
    が、その背景に障害者たちが関わっていたなんて、全く頭になかった。
    わたしの知っている日本社会と全く別の社会の姿が見えてくる。どこでどうやってつながっているのかわからないくらい違っているけれど、同じ空の下にこの本の登場人物たちもいるはずで、他人事と思ってはいけない。

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累犯障害者の作品紹介

「これまで生きてきたなかで、ここが一番暮らしやすかった…」逮捕された元国会議員は、刑務所でそうつぶやく障害者の姿に衝撃を受けた。獄中での経験を胸に、「障害者が起こした事件」の現場を訪ね歩く著者は、「ろうあ者だけの暴力団」「親子で売春婦の知的障害者」「障害者一家による障害者の監禁致死事件」など、驚くべき事実を次々とあぶり出す。現代日本の「究極の不条理」を描く問題作。

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