僕僕先生

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 247
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030515

感想・レビュー・書評

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  • 最初の王弁がニートを極めすぎててワロタwwでも僕僕のためにどんどん成長(というか仙人っぽくなっとるww)するのはよかったと思います。
    六部とか蝗とか彩雲国物語を思い出しました(私の中国の知識なんて所詮そんなものよ…)。
    しかし、中国の思想とか政治とかがしっかりと書かれていて、僕僕の飄々とした台詞にハッと考えさせられたりして、とても面白く読めました。
    最初はニート青年と可愛い少女(?)仙人がほのぼのと旅をしてるだけの話かなと思ったのですが、どんどんさらに面白くなっていきました。
    続編も出ているようなので楽しみです。とても好みの本でした。

  • ■時は唐代。若き王弁は父の財産に寄りかかり、学ばず、働かず、娶らず、ひたすら安逸を貪っていた。そんなある日、父の命で黄土山へと出かけた王弁は、そこでひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、なんと何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、五色の雲と駿馬を走らせ天地陰陽を大冒険。第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

    ■■美少女仙人に手玉に取られつつ冒険をする主人公のお話。それなりに危機的状況に陥ったりシリアスめいた場面もあるんですが、文章の雰囲気なのかキャラの雰囲気なのかほのぼのと読めた。二人の関係がとにかく可愛かった。

  • 中国の歴史(?)を知らない私には、途中「???」って部分があったけど、僕僕と王弁が、だんだん近い存在になっていく流れが、すごく感じられた。
    続きが楽しみ。

  • 軽くて、暖かい気持ちになる小説

  • 2011/6/23読了。

  • 青年・王弁は父のため、仙人の教えを請いに山を登った。出会ったのは僕僕という名の少女。れっきとした仙人である。王弁は彼女と旅をすることになって…。
    金持ちの父を持つ王弁くん。最初は「主人公はお坊ちゃんかよ。けっ」と最悪な印象でしたが、だんだん愛着を感じるようになりました。
    僕僕に貶されて、こき下ろされて、それでもヒヨコのように後を着いていく様子がたまりません。

  • 僕僕先生シリーズ第1弾。僕僕先生という美少女の姿をした仙人とぼんやりなぼっちゃん王弁のお話。僕僕先生のツンS時々デレ具合がいいかんじ。

  • 最初は、親のすねを齧っているくせに、親に批判的なニートの主人公に共感できなかったけれど、僕僕先生と出会い、変っていくあたりから、面白くなる。
    純情な王弁と、飄々とした僕僕先生の、絶妙な距離感。
    会話が楽しく、キャラがいい。
    楽しい中華ファンタジー。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-2a4a.html

  • チャイナ版GOSIC・・という訳でもないが、
    常人離れした美少女&(それに比べると)凡庸な青年 というコンビという設定は通ずるものがあるかも。

    おっとりと自由におおらかな雰囲気に包まれていて、読んでいてほっこり癒される。
    僕僕先生はもとより、ニートな青年、王弁もとても魅力的。
    二人が惹かれ合う様は、とても自然で、こちらも優しい気分になれる。

    シリーズ物みたい。
    次も楽しみだ。

  • 新聞の広告欄でしばしば見る
    僕僕先生シリーズ
    気になっていた本がやっと読めました

    仙人僕僕と弟子の王弁のお話
    僕僕は男だと思っていたのに可愛らしい女の子の姿でビックリ
    (仙人なので本当にその姿かはナゾです)
    そして弟子の王弁は先生に恋しちゃってます
    カテゴリー的には恋愛に入るのか入らないのか微妙ですが
    恋愛小説が苦手な私でも楽しく読めました
    普通の恋愛小説は苦手ですが
    美女と野獣は王子になってからより野獣の時の方が断然好きだったので
    人間同士じゃないほうが燃えますね

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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