- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103030553
感想・レビュー・書評
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人が人であることと、人が好きになることと、人の不思議さと、教訓をふくめて、相変わらずの面白さ。なんか、昔みた、まんが日本昔ばなしを思い出します。
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僕僕先生シリーズ第5巻です。
蚕嬢の結婚式を見届けた旅の一行は、漢人の賊によって焼き滅ぼされた村に辿り着きます。
そこで出会った少女を仲間に加え、一行は諸人の王・ラクスが治めるという楽園に向かうことに。
その楽園は、民族の隔てもなく、身分も金銭的な格差もない、まさに理想の国…なのですが、王弁くんや劉欣は胡散臭さを感じている様子。
そんな中、なんと僕僕はラクスのプロポーズを受けてしまい…
前作での魃との戦いに続き、本作でも僕僕の過去が垣間見えます。
いつもは飄々としている僕僕ですが、思い出や情に揺らいでしまう女性としての一面もあるようです。
何もかも達観した仙人ではなく、こんな人間くさい一面もあるから、余計に王弁くんはほうっておけないのでしょう。 -
僕僕先生 5
長編。理想の国実現を目指すラクス王の話。
陰陽。というか光があれば影がある。
悲しいこと・つらいことがあるから
楽しいことやうれしいことが感じられる。
光のみの世界は、どこか歪んでみえる。
王弁が、どんどん成長していく。
劉欣と王弁が少しずつ歩み寄って、薄妃も少しずつ元気になってきた。
なんか、今までは僕僕は全知全能の存在、みたいなイメージがあった。
けど前巻あたりから、そうではなく、
間違ったり悩んだりする”僕僕という人物”を感じるようになった。 -
僕僕先生シリーズ。
今回の僕僕先生は、見目麗しき王からプロポーズされ、結婚しちゃう。王弁というかわゆい弟子がありながら。
大昔に愛した人と見目麗しき王を重ね合わせる、僕僕先生のせつない想い。でも、仙人だからのめりこむことなく、しっかり冷静なんだな。
王弁が僕僕先生の力を借りずに、大活躍するのも拍手喝采!
毎回少しずつ成長するんだね。 -
光の国へたどり着いた一行だか、僕僕が何やら隠し事がある様で思わぬ展開へ。西遊記の様な雰囲気を感じられる点で貴重なシリーズ。
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先生でも揺らぐんですね
王弁くんが、また一つ
世の濁り、重みをのみこんだ…
この子はどこまでも大きく深い男になる気がする
やっぱり寄り添いたいと願う相手が
大きすぎる存在だから、かなぁ
次巻もたのしみ~♪♪ -
長いこと生きていれば、思い出に振り回されることもあるよね。