鋼の魂 僕僕先生

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 404
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030560

作品紹介・あらすじ

ここは三つの大国が支配を狙う雲南の国境地帯……。唐の玄宗皇帝は、吐蕃と南詔の対立を煽るため、暗殺集団「胡蝶」を送り込む。見えない敵に苛立つ人々、押し寄せてくる大軍勢。もはや村を救うには、神仙の力も及ばぬ不思議な湖底で、太古の「鋼人」を目覚めさせるしかないのだ! 第6弾はシリーズ史上最高のワクワク感!!

感想・レビュー・書評

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  • 僕僕先生シリーズで読んでいなかった「鋼の魂」をやっと読む事ができた。今回は湖に眠る宝の話。劉欣や蒼芽香が活躍する。王弁は相変わらずのダメっぷりだ。
    宝を元々追っていた宋格之は胡蝶であるにもかかわらず案外あっさりと別の生活をしているし、鋼人が出てきてからの展開も少し物足りなかったかな。
    僕僕先生の過去を交えた、神仙達がたくさん出てくる話が読みたいな~。

  • シリーズ6作目。
    僕僕先生一行が次に訪れたのは雲南地方。
    ここは唐、吐蕃、南詔の3つの国が勢力争いを繰り広げており、治安が不安定な地域です。
    さらに大昔の神が眠る地でもあるとのこと。
    さまざまな思惑の絡み合う土地で、僕僕先生たちが果たす役割とは…。

    神仙の持つ特別な力はすごいけれど、人間の力だってすごいんだ、と感じさせてくれるストーリーでした。
    中盤からの盛り上がりがおもしろかっただけに、最後がなんだかあっけなく終わってしまい残念。

    舞台となる雲南地方の空気が緊迫しているせいか、なんだか王弁くんがいつも以上のヘタレに見えてしまう…

  • 僕僕先生シリーズ第6弾!今回は暗殺集団胡蝶の話がメインで僕僕先生と王弁はあんまり活躍なし(-_-)でも、湖の底の旅は面白そうだから行ってみたい♪

  • 周囲の国々に、攻め入られようとする、五詔。
    伝説の鋼人を呼び出し、国を守ることができるのか。
    今回は、元胡蝶の二人が、強く印象に残る。
    冷徹であるはずの胡蝶だからこそ、その変化は、胸を打つ。
    今回は、劉欣や宋格之らがメインで、王弁は傍観者だったように思う。
    次回はまた、王弁たちが活躍する、ファンタジー色の強い展開を読みたい。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-17b2.html

  • 初回作の次に好きだった。

    段々と政の臭いが強くなってきたけど、それはそれで大人は楽しめる。
    相変わらずメルヘンな部分もありつつ、現実的人間の機微描写が素敵。
    王弁君はあいかわらず鈍いままだけど笑

    鋼人を探すため捜宝人が出張る。
    胡蝶の人達は血の通った人は少ないと思っていたけど、意外と熱い人が多いのかもしれない。

  • 今回も楽しみました。中国南西の国境地帯での争いごとと湖底にいるという綱人の話。

  • 王弁はホントに最初に比べたら頑張るようになったよね。
    胡蝶の頭は一体何者なんだろう。

  • 彼はすでに宝を見つけていました。
    とか、陳腐な感想かもしれないね。

  • 既にレビューが70件超えているのでメモ程度に。
    ・毎回のことだが中盤まで設定の展開で、ちょっと疲れる...
    ・周辺キャラの1人が大きく進化する。小さな変化と共に。
    ・今回も、最終盤での一気呵成の怒涛の展開!
    ・旅の道連れがどんどん増える...
    ・これまでに出て来た神仙が再登場したり、何かと人間臭い。
    ・今回は、ちょっと戦記物。残念ながらあまり好きでない。

  • 若干のパターン化??
    唐&胡蝶が攻めてきて防いで守る、的な??

    王弁くんじゃなく、劉欣が活躍したのがよかったけど


    もうそろそろ、旅の仲間が誰か卒業するくらいの
    出来事があってもいいような…
    それか、日常の短編集がいいなぁ

    次巻はちょっと趣が違うのが読みたい


    にしても、王弁くんが鈍過ぎていらつく笑

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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