童子の輪舞曲(ロンド)僕僕先生

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 306
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030577

作品紹介・あらすじ

僕僕先生が現代日本に降誕!? シリーズ第7弾は驚天動地の短編集&ナビゲートブック。約束して欲しい。ボクがどうなっても、待っていて欲しいんだ――。美少女仙人・僕僕先生の秘密に迫る「福毛」を始め、変幻自在な生き物・第狸奴の生態や孤独なスナイパー劉欣の苦悶までもが明らかになる短編6編に加え、可愛い童子・那那と這這によるキャラクター&物語紹介がついた初心者も楽しめるナビゲートブック仕様!

感想・レビュー・書評

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  • 僕僕先生シリーズ7冊目。実は6冊目の「鋼の魂」をまだ読めていないが、新刊がどうしても読みたくて買ってしまった。
    今回は短編集で脇役がメインの話。気になってたあのキャラのその後や、僕僕先生達とは行動を共にしていないあのキャラの話などがコミカルに語られている。今まで見ることのなかった姿を見れたりして面白く読んだ。最後の話は色々大変だ…。

  • 僕僕先生の短編集は好きだ。疲れないし、キャラクター達もイキイキしているし。劉欣が好きなので余計に嬉しい。最後に入っている「福毛」は、タイトルページの挿絵が「??あ??ぇ?」ときて、あのお話し、あの結末。報われねぇ。いや、そうと決まったわけでもないのか?むー?ん?
    と順繰りを繰り返す。
    結末が解答ってわけではない・んだよね?先生?

  • 短編集。最後の話に幻鍛錬らしき日本舞台の僕僕王弁の結婚生活がありどうも許せなかった。

  • 久しぶりの僕僕先生。

    相変わらず不思議で煙に巻かれつつ、楽しく読み終えた。

  • シリーズ7作目の本作は、これまでの旅の中で本編には出てこなかったエピソードを綴った短篇集です。
    薄妃や劉欣が旅の一行に加わった直後のお話もあって懐かしいと思いつつ、最初のころの本編の内容を結構忘れてしまっているのが残念でした。

    6篇の短篇の中で一番印象に残ったのは「競漕曲」。
    仲間になりたての劉欣が、ダメダメな王弁くんにイラつきつつも、つい気になってしまう様子がなんだか微笑ましかったです。
    最後の「福毛」は、私には「…」な感じでした。
    舞台は現代日本で、セーラー服姿の僕僕先生が出てくるのですが、一読者としては古代中国の世界観を貫いていてほしかった…というのが正直なところです。

    ここ3作くらい、ちょっと重いテーマの長編が続いていたせいか、短篇に物足りなさを感じてしまいました。
    次は長編を期待しています。

  • 番外編的位置づけの短編集。

    今までに刊行された巻の間の話やメインではない登場人物のその後など、僕僕先生ファンにはこたえられない一冊。

    最後の「福毛」にはちょっとびっくり。
    現代が舞台だし、今までの僕僕先生とは全く違うテイスト。
    でも、やはり僕僕先生は王弁のことを憎からず思っていてくれたのだということがわかって、少ししみじみしてしまった。

  •  僕僕先生シリーズ7作目の短編集。
     中国の唐代を舞台に、素直なだけが取り柄の王弁、お顔は若くてかわいいけど実はものすごく優秀な仙人の僕僕先生、その他、旅のなかでであった殺し屋劉欣などが活躍するスピンオフストーリー。
     本編の僕僕先生シリーズを読んでいるともちろん楽しめますが、これが初めての僕僕先生シリーズだとしても、中国の仙人たちの摩訶不思議な世界を堪能できると思います。
     大人でも充分読めるファンタジー小説です。

  • 僕僕先生シリーズの7冊目。
    今までの旅で出会った人達などのスピンオフ短編集。

    忘れていたキャラクターとかの、その後など読みやすかった。
    最後の話はどうとらえればよかったのかなー?

  •  シリーズ第7弾。短編集。キャラクターやこれまでのシリーズの本の紹介も書かれていてナビゲートブックの要素もあります。
     ラストの現代版はやはり王弁は変わらないなぁと苦笑してしまいました。期待を裏切らない。そこが僕僕もいいのかな。
     このシリーズ、イラストがなければ脱落しそうです…

  • シリーズものをレビューするのは厄介だ。

    A型な俺的に、するなら全部するのがスジに思う。
    だから・・
    基本はワンシリーズに、いちレビュー*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

    ●しゃばけや●図書館戦争を全レビューとかしたら、とんでも無い事になるよね(´・Д・)」
    (その辺踏まえて、こちらは七冊中の三レビュー目す!)

    シリーズ七作目で、二冊目以降やっと僕僕先生が帰って来たのかな?て印象を、俺は強く受けた。
    ④の●寂しい女神はシリーズいちの傑作だ。
    だが・・その長編の系譜たる⑤●先生の隠し事と⑥●鋼の魂は、少しだけガッカリした。

    本作七作目はまさに原作回帰!
    ライトで/ファンタジーで/おとぎ噺テイストで/読み易く/軽快な一冊になってます。


    いつの間にか?
    シリーズで出てくる王弁の刀の話。
    今回出てくるのかな?と思ったら・・なんと!出て来ません。

    その話は、また後日!て事みたいです。

    本作六話全部大好きです♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
    仁木さん!次も期待してますよ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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