闇鏡

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著者 : 堀川アサコ
  • 新潮社 (2006年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030713

闇鏡の感想・レビュー・書評

  • 南北朝の争いから十年、平安を取り戻しつつある京の都。奇怪な歌に予言されるように京随一の遊女が惨殺された。現場には半月前に死んだ女と素性を明かさぬ美貌の貴人がいたという。真相を追う検非違使・龍雪の前に現れる数々の謎。

  • どんでん返しというか、そうきたかー!と素直になりました。
    悪そうに見えてほんとはいい人……と見せかけて、ほんとは……っていう常套手段。

  • 室町時代の設定って珍しいと思うけど、近藤史恵の猿若町ものとダブる・・・
    特にいい味出している兼平判官夫人の詮子が「ほおずき地獄」のおろく(玉島千蔭の見合い相手)にキャラがかぶる・・・・
    これ、面白かったです。
    びしっびしっと平仄が合っていくラストスパートが
    凄かった!ひょっとすると「本格」じゃないの??
    こんなに登場人物の少ないシンプルな話だったのに
    びっくり。しかしこの「犯人」の凄まじいこと・・・^^;;

  • ファンタジーということで賞をもらっているようですが、これだけ謎ときに重点があればミステリーかな、とも思いました。室町時代に入り込むまでに些か時間がかかったように思います。平安時代を思わせるキーワードが続きましたからね。南北朝のワードが出てきて、おっ室町時代!と思いました。そして室町時代がうまく収まっていく。収まっていくときは爽快です。
    ただ、伏線が多くて、その回収が大変。かなり頭がぐるぐるしました。
    あと、「〇〇の足を枷の様に羽交い締めにしたのは」という表現が出てきて、その技を想像してもしきれなかったです。足の羽交い絞めって?
    物語を綴る視点が動きすぎた感じがするので、私の星は3つということで。

  • 話が繋がるまでがちょっともたついた印象。
    だが謎解きが始まる後半は楽しかった。
    あと誰が主役ってこともないんだろうけど、誰の視点でいけばいいのかちょっと迷った。
    人の業という恐ろしさをうまく調理した作品。

  • うーん。いまいち世界観に入り込めなかった。雰囲気としては乾ルカの『蜜姫村』や恒川光太郎氏の作品のような感じ。『幻想郵便局』のがっかり感も先にこの本を読んでたら薄れたかなぁ。ラストでは全ての謎が解けるのですっきりした終わり方ではある。2012/298

  • ファンタジーで大賞をとっているけれど、ミステリー色の方が強いかな。
    室町時代の京都が舞台。
    あやかし、とか、陰陽とかは無関係。
    主要な人たちは、少しずつ、狂気を含んでいる感じ。
    強く執着する心がそうさせるのか。。。
    とても人間臭いかんじ。

  • ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞とのことですがホラーチックなミステリーでした。

    登場人物は個性的で話の展開も面白かったのだけれど人物同士が絡むと個性が消えてしまうような弱さがあって複数人が登場すると説明臭さが感じられてしまったのが残念でした。

    薄幸の美人、着草の幽霊がそれとなく匂わされることを思うとミステリーよりもホラー寄りなのでしょうか。

  • 第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作(ただし、大幅改訂)。ファンタジーノベル大賞ではありますがほとんどミステリーで、それもなかなかの出来映えです。ただ、室町時代という珍しい時代設定なので現代では聞き慣れない単語がたくさん出てくるのにルビは最初の1回のみなのでとにかく読みづらいのが残念で★一つ減点(著者の責任ではないのかもしれないけど)。仁木英之の「李嗣源」みたく、ページ見開きごとにルビが欲しかった。あぁ、最初はかなりつらいです(笑。

  • ぞわっと怖くて面白かったけど、登場人物がパラパラしてるイメージがちょっとあった。ひとりひとり面白そうなので、シリーズ物ならいいかも。

  • 雰囲気を楽しみつつ頁をパラパラと流し読み…。
    雰囲気は好きです。
    カテゴライズに迷いましたが、時代小説にします。

  • 時間がかかったがなんとか読了。読み終えてみればまずまず面白かった。進行が行きつ戻りつしたりまどろこしいところもあったが、水準以上の出来で、新人賞は納得。将来に期待。

  • 室町時代が舞台のミステリ。設定的には面白いんだろうけど、人物の描き方が浅いからかな?あまり入り込めないというか。もっと妖が跳梁跋扈する話かと思ったんだけど、そうではなく…途中で眠くなってきて、久々に流し読みしてしまった^^;

  • 南北朝の争いから十年、平安を取り戻しつつある京の都。奇怪な歌に予言されるように京随一の遊女が惨殺された。現場には半月前に死んだ女と素性を明かさぬ美貌の貴人がいたという。真相を追う検非違使・龍雪の前に現れる数々の謎。第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

  • 以前借りて読んでいた本をまた2009年11月に借りて呼んでしまった。
    で今思い出して感想文を書こうとしたら思い出せない!!
    結局そういう印象の本だった。

  • 【第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞】
     ファンタジーというより、ホラー。ホラーというよりミステリー。ミステリーはやや苦手。この内容なら、ページ数半分でもよかったんじゃないかなぁ。いろんな人のいろんな正体を引っ張りすぎ。ビックリな種明かしもなかったし・・・。

  • 寒露の夜、京で人気の遊女が惨殺された。
    美女の首を掻き切ったのは、都に住む魍魎か。。。
    人の心に住む鬼か。。。
    腕っ節は強いが、大の幽霊嫌いである、
    検非違使・龍雪が、事件の謎に挑む。

    華やかな都の雰囲気と、怪異に満ちた数々の出来事、
    怪しげな雰囲気の漂う物語が、ドキドキ感を煽りたて、
    ファンタジーというよりも怪談っぽくて、私好み。

    登場人物が暗くなくて、楽しい性格なのも面白い。
    そして、思いもよらない結末に、どうして?!
    と、ショックを受けつつ、ちょっと切なくもあり。。。

  • 時は室町時代のはじまり。
    後醍醐天皇が敗れ、足利尊氏の権力が増している京の都で、ひとりの女が行き倒れた。恋しい夫を追って、長年の旅を続けての果てのことだった。
    また、それからしばらく後、悪所で美貌が評判の遊女が殺されるという事件が起こる。
    どちらにも「着草」という変わった女の名前が登場する。
    女が追っていた夫はどこにいるのか、遊女はなぜ殺されたのか、「着草」とは結局誰なのか・・・。
    不思議な謎を、室町というちょっと題材に珍しい時代を舞台に描いているのがおもしろい。
    室町時代の住人が「もう平安(時代)じゃないんだから」と言うところがユーモラス。(平成の世の人間がもう昭和じゃない、という感じ?)物語は見事に最後にからくりが解き明かされ、すっきりする。すっきりするけど、ちょっと切ない。

  • 室町時代の推理小説。登場人物が魅力的。特に清輔。ほんとはいい男の兼平さまが一番だけど…一生思い続けられるって憧れる。そんな出会いはどこに☆

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