たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖

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著者 : 堀川アサコ
  • 新潮社 (2009年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030720

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たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖の感想・レビュー・書評

  • 図書館で見つけた一冊になります。

    昭和初期、青森を舞台にしたイタコさんのお話し。
    当時の東北の日常を垣間見るようで、貧農への視座も興味深く。

    これは雪に包まれている原風景、でもあるのでしょうか。
    まつろわぬ「東北」の物語、松岡さんの言葉を思いつつ、しんなりと。

    そのせいか、現世と常世の境界がどこか曖昧に霞むような、
    そんな不思議な雰囲気も醸し出していました。。

    といっても、生身の人間の悪意がトリガーではありますが。

    なお、この昭和初期は、祖父の生きた時代でもあります。
    続編が続くのであれば、そのうち大戦という「死」とも向き合うのでしょうか。

    その描かれように、ちょっと興味が残ります。。

  • イタコの千歳が事件を解決に導く短編集。実際に霊を口寄せするわけではなく、霊の存在が糸口を見つけさせてくれるという展開。助手役は訳ありで東京から来た幸代。昭和初期という時代設定なのでたまに出てくる古い言い回しがしっくりくる。
    この時代における人々の格差から生まれる事柄を根底に置いているけれど、盲目というハンデを負ってはいるものの名家のお嬢さんである千歳の脳天気さがそれを見えにくくしているように思う。
    反面、それ故に穏やかな雰囲気を纏わせているので浮き足立つことなく読める。

  • 津軽弁分っかんねえ……
    堀川先生のミステリはミステリらしいミステリで謎解きで「へあー!」ってなる……

  •  昭和初期の頃のお話。始めはなかなか読み進められなかったが途中からなんとか先が気になるような感じに。
     イタコの千歳はそれほどイタコの力を使わないので、そちらのファンタジー?を期待しているとちょっと期待外れな気になりそうです。

  • どんなものかと手にとってみましたが、最後まで楽しめました。続編も楽しみます。

  • タイトルに「あやかし事件帖」とあるので、イタコの口寄せで事件を解明するようなものを想像していたのですが、ちょっと違った。
    イタコである千歳は極めて論理的に推理を展開していき、逆に心霊現象嫌いの幸代が霊の声を聞いてしまうという、良い意味で期待を裏切ってくれた設定です。
    昭和初期の青森・弘前という舞台設定や作中で使われる津軽弁が雪国の薄暗さや風情、閉塞感を醸し出していて、時代ならではの口減らしや身売りといった女性の身に降りかかる痛ましさが良く描かれているように思います。
    表紙とタイトルで損してる感が否めない。

  • 方言が難しくて、多分そのせいだけでもなく、物語に入り込むことも難しかった。
    ラストだけはちょっとすき。

  • 千歳(=イタコ)の活躍があるのかと期待していたのに、
    想像をはるかに下回っていたので、残念。
    どちらかというと、幸代の登場の方が多いような。。。?
    そう妖しい感じもない。
    もうちょっと、だなぁ。
    ストーリーは悪くない。

  • イタコが口寄せをして殺人事件を解決?と思って読み始めましたがあまりイタコの役割は無かったような…。
    時々コンタクトを取っていたような感じですがイタコの千歳よりも一般人の幸代の方が霊的なものと関わりが深かったように感じました。

    幸代を巡る本家と分家の男二人の鞘当が次巻でどうなるのか楽しみです。

  • イタコの謎解き!

    時代背景はちょっと古いですが、なかなか面白いかも。
    シリーズ2巻も楽しみ♪

  • 「イタコ」の千歳と、霊の声が聞こえる家事手伝い・幸代が、次々と起こる猟奇事件に挑む。

    イタコらしい場面はない。
    やんわりと霊とコンタクトは取っている様子だけどその場面はない。むしろ幸代のほうがコンタクト取りすぎている感じ・・・。

  • この人の本大好き。

  • 【愛人と無理心中を遂げた双子の姉。残された姪を預けるために弘前にやってきた幸代は、死者の声を聞く「イタコ」の千歳と出会う。姉の死の真相を探ろうと、幸代は千歳に協力を頼むが…超常現象をごく論理的に解明する千歳と、おばけ・幽霊の類が大嫌いなのに霊の声を聞いてしまう家事手伝い・幸代の美女探偵コンビが、次々と起こる猟奇事件に挑む。】

  • 姉の忘れ形見の姪を他所に預けるために弘前にやってきた幸代は、死者の声を聞くイタコの千歳と出会う。姉の不審な死の真相を探ろうと、幸代は千歳に協力を頼むが…。


    旧家、雪国を題材としているわりにはライトな読み口です。幸代と千歳のコンビがよかったです。

  • イタコはあまり関係なかった?って感じでした

  • イタコが、
    死者の声を聞きながら謎を解決していく…
    ミステリー小説なのかなぁ~と思いましたが…、
    そのあたりの要素は、あまり強くはなかったかなぁ…。

    メインキャストも一通り出揃ったし、
    メインキャストがらみの謎解きも終わって
    新たに続編が出てきましたので…、
    もう一度、読んでみようかと思います…。

  • ■愛人と無理心中を遂げた双子の姉。残された姪を預けるために弘前にやってきた幸代は、死者の声を聞く「イタコ」の千歳と出会う。姉の死の真相を探ろうと、幸代は千歳に協力を頼むが…超常現象をごく論理的に解明する千歳と、おばけ・幽霊の類が大嫌いなのに霊の声を聞いてしまう家事手伝い・幸代の美女探偵コンビが、次々と起こる猟奇事件に挑む。

    ■■昭和初期の青森県弘前を舞台にしたお話。心霊物を少し含んだミステリ。主人公はイラストの女の子ではありません。千歳のイラストから浮かんでくるイメージを、いい意味で裏切られた。タイトルには少々偽りあり。実際謎解きの助言はしているんだろうけど、千歳がメインに来ることはなく終始語り手の主人公が頑張ってます。話し一つ一つは面白かったのですが、ミステリ色はそれほど強くなく、この時代を生きる人たちの人間模様のほうに焦点を当てている感じ。
    方言に時々苦戦しました。

  • 女衒だ口減らしだと昭和初期の風俗をしっかり描いているのに、ジュヴナイルっぽいイラストの表紙は合わない。と思ったら文庫版はいい感じじゃないの。~事件帖と軽い感じの副題がついているが、中身は決して軽くない。女郎屋育ちの娘に、貧しく養えないために生まれてすぐ殺された女児と、生まれ育ちに翻弄される女性の姿が目立つ。ほのぼのとした気分にはなれない。

  • いやーおもしろかった。イタコ、とゆーからもっとおどろおどろしい感じかとおもったけどそうでもない。まあのっけから血文字だけど・・・。千歳さんより幸代さんの方が主人公っぽい。事件なんで結構人死んでるけど、もう既にいなくなってる人なんで結構からりとしている。いや、からりとしているのは千歳さんの人柄かしら?なまりのある話し方がかわいらしい。人は死んでも関わりは消えない、とゆーことか。銘仙の着物とか、洋髪できこなす幸代さんすてきだ〜。高雄さんふぁいとーって望みは薄そうだけど・・・。

  • 表紙の雰囲気とタイトルから『心霊探偵八雲』的なノリの作品かと思いきや、思った以上に重たく暗めな話でびっくりしました。

    舞台が昭和初期の青森であり、なんとなく陰鬱な雰囲気。
    表紙の少女が、探偵役でイタコの千歳なのですが、まだ19歳でありながら夫に先立たれた未亡人というヘビーな設定。
    あと、ワトソン役の幸代の抱える事情や生い立ちも重い。
    重たい尽くしな設定の中で、千歳のちゃきちゃきした津軽弁や性格に和みます。それにこういう暗めの設定は嫌いじゃないかも。

    昭和初期の青森が舞台ということで、「イタコ」という職業がまだ当たり前のものとして土地に根付いていた様子が新鮮です。
    目の見えない人がなる職業だったとは知りませんでした。

    ただこの作品世界での「霊」のポジションがいまいち掴めなかったです。
    というか千歳にはもっとイタコっぽい仕事をしてほしかったなぁ。

  • 盲目の口寄せ少女・千歳。
    なかなか魅力あるキャラです。

  • 津軽弁をニュアンスそのままに文章化している作品。地元の人間としては「おぉ!」と感嘆するばかり。

  • オカルト系統はあまり読まない方だけど。これは好き。
    第三話が私には難しい。もう少し読み込んだら理解出来るだろうか。
    千歳ではなく幸代の方の名前を題に出した方がいいのでは?と思い一つ減点。

  • 昭和初期、青森を舞台に起こる連続した事件を
    追う事になる一人の女性とイタコ。4つの短編から
    構成され、そのラストで終始登場しなかった
    行方不明の女性の謎が解き明かされる流れは
    読ませてくれます。

    個人的には、何故か日本の土着質な雰囲気の
    作品が苦手(三津田作品のあのシリーズとか)
    なのですが、今作はさほど重たさや、土着かつ
    粘着な感じもなく読み易かったなぁ。

    ミステリ部分の真相としてはさほど目新しい
    という事ではないですがそこに今回の事件の
    背景や人間の心情的な折り込みがしっかりと
    書かれている為、ストーリーの世界に入り込んで
    読めますねー。(表紙的に)誤解していた分
    アタリ感のあるメッけもの作品w。

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たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖の作品紹介

愛人と無理心中を遂げた双子の姉。残された姪を預けるために弘前にやってきた幸代は、死者の声を聞く「イタコ」の千歳と出会う。姉の死の真相を探ろうと、幸代は千歳に協力を頼むが…超常現象をごく論理的に解明する千歳と、おばけ・幽霊の類が大嫌いなのに霊の声を聞いてしまう家事手伝い・幸代の美女探偵コンビが、次々と起こる猟奇事件に挑む。

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