最愛

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103035510

感想・レビュー・書評

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  • げろげろな作品だった。父母の他界と親族の確執で離れ離れになった姉弟。人とぶつかり合う生き方をする姉が事件を起こし、脳死に近い重体に陥ったため15年の音信不通を経ての再会。小児科医である弟が数日にうちに見つけ出していく捨て鉢のような姉の生き方と、それに熱く共鳴する弟が不気味。そして丁寧にヘドロを上塗りにしてくれる結末。あー、げろげろ。

  • 後味悪い。
    何で苦情言いに言っただけで撃たれたんだ。

  • なんじゃ、こりゃ・・・
    まず主人公や周りが崇拝する「姉」に全く感情移入できない。
    ガソリンを持って町金に乗り込んで、撃たれて瀕死になった姉。
    36歳。
    主人公は多分32歳。(大学を卒業して10年と記載あり)
    なんというかこの姉って人が、私にはただの巻き込まれ好きというか無鉄砲にしか思えない。
    やくざにむかっていったとか・・・
    手荒い刑事を戒めたとか・・・
    会社の人達が恋人に冷たくしたとその会社に怒鳴り込みにいったり・・・
    なんでそれが素晴らしいのかがわからない。
    恋人のために体を売っていたことまで美談にしてしまう始末。
    挙句の果てにあの衝撃(?)の事実w←いや、笑うしかないです
    なんでそのことが周囲にバレバレなのかも全く読み取れない。記述もないし。
    なんかほんとどうしちゃったの?って本でした。
    読後不快感の残るミステリーが好きですが、別の意味で不快感が残る本でした。

  • どうにも入り込めず、最初から最後までなんだかな~・・・という感じ。

  • 真保さんは一時はまって新刊が出るのを待ちかねて読んでいた時期がありました。
    でも「奇跡の人」がどうにもあと味が悪くてそれ以来ほとんど読んでいませんでした。

    久しぶりに図書館で手に取り読んでみたのですが・・・。
    「奇跡の人」でも感じたのですが主人公の粘着質的なところがどうにも苦手で最後の終わり方も納得できませんでした。

    「ホワイトアウト」がおもしろいのは言うまでもありませんが、私の中の真保さんのNO1はやはり「奪取」ですね。

    これ未読の方はぜひぜひお薦めいたします。
    ほんとにおもしろいですから!

  • 結構最初にネタばれしてしまい、このテーマのものは他でいいのを読んでしまったので(それを書くとネタばれになるのであえて書きませんが)

    曲がった事が嫌い、芯の強い女性の生き様、ってことで貫いてよかったんじゃないかな〜。
    ラスト・・いただけん。

  •  長い間音信不通だった姉が意識不明の重態で入院した、しかも何らかの事件に関わっているらしい。 「姉に何があったのか?なぜ結婚相手は姿を現さないのか?」 姉との間に横たわる空白の時間を埋める主人公の旅が始まる。 姉の人生の足跡を辿るために何らかの関係があった人から姉の人となりを聞いていく訳なんだけど、姉という人物に次から次へと色んな角度から光が当たって、姉の印象が二転三転する様子が面白い。と同時に、姉が巻き込まれた事件と夫の失踪の謎についても少しづつ明らかになっていく。 そんなところはぐいぐい読ませるし、続きが気になってページをめくる手が止まらないのだけど、登場する人物がステレオタイプなのが気になった。 重要な役回りの刑事だって、ヘンに書き割り的だし、主人公の姉だって、こんなの単なる困ったちゃんじゃないか!それも、与えられた役割だから渋々演じてるような無理やり感さえ、感じてしまった(汗)。 で、最後の最後にタイトルの意味が知れるのですが。絶句。う゛ーん。確かにそういう意味では恋愛小説だったのかも(汗)。 そうだとすると腑に落ちる点が多々あるものの、私には、困った挙句に力技でそう落したとしか思えなかった(汗)。

  • 主人公は自分勝手だと思う。

著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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